徳田虎雄 73歳
筋萎縮性側策硬化症 別名 ALS
めったに週刊誌などは購入はしない。しかし、新聞の広告でその顔を見たとき
どこかで覚えてる記憶が。。。
そんな興味から週刊誌を開いたときに、昔の記憶がよみがえった。
鹿児島県、徳之島出身の国会議員、医療法人徳州会理事長
10年前に病院の世界から政治の世界に顔を出し、その個性でにぎわした人物である。
久し振りに見た顔が週刊誌上でおまけにALSを発症してる。
10年前からの闘病生活。
時間の経過につれ、手足、のど、舌の筋肉や、呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて
力がなくなっていく病気である。
やがて全身の筋肉がおかされ最後は呼吸の筋肉も働なくなりほとんどの人が
呼吸不全で死亡する。
筋肉の力が無いので痛みを和らげるために両腕を支える。
ただし、病状が悪化しても脳細胞は正常である。
呼吸筋が動かなくなっても人工呼吸器をつけることにより命を永らえることが出来る。
そして、眼を動かす筋肉だけは最後まで残るため、も文字盤を使ってのコミニュケーションが可能である。
どんな気持ちで文字盤を見つめるのだろうか。
まさしく彼は今がそのような状況である。
10年ぶりの彼の顔を見たとき、先ずはその眼光の厳しさ、生きる力、生死を越えたその
風貌にただただ脱帽である。
その病状の中で、全国徳州会280の責任社として病院から日常の指示を発令してる。
当然、人工呼吸器、指示は目の前の透明文字盤を彼の眼球の動きにあわせて秘書が
解読して伝える。
不屈の魂が彼の中に宿っている。
今回の東北震災でもいち早く医師団を被災地へ派遣、又被災地の方5000人を
病院で受け入れている。