「社長、俺、手術する事になったんだ」
突然の言葉に頭の中が混乱
「エッ、何でだよ」
「実は、 肝臓を半分切るんだ、、肝臓ガンと言われて、レントゲンを見ると
半分ぐらい白いガンの影がみつかんたんだ」
相手は以前の会社の同期である。今は早期退職して、技術を生かして、同じ会社で再採用で働いてる。年に3回ほど彼と旧交を温めてる。
同年代の為、、子供のこと、女房のこと、体のこと、そして仕事をやめた老後の生活。
いわゆる、同期のさくらである。・
色々な思いが頭の中を動き回り次の言葉がなかなか出てこない。
彼のがっしりした体格、病気の方で逃げていくような健康的な生活を送ってた彼がなぜ
なぜ、 なぜ、、、
ガンの文字が頭の中をぐるりぐるり、
なんて言葉を言っていいのだろうか
こちらの気持ちを心配したのか、「いい先生にめぐり合えたから大丈夫だよ」と明るい声が電話口の中から聞こえてきた。
本人は先生から告知されて、気持ちの整理を終えての連絡だが、突然聞かされた小生は
頭と心が動揺するばかり。
電話口の向こうの彼のさわやかな顔を思い出しながら、手術の前に彼に会うことに決めたが、、、
どんなお見舞いの言葉をかけたらいいのか、、、、、
神様、教えてください。