山口建設

社長の独り言

職人が道具を引き上げる

2009年11月21日 07時49分09秒 | 日記
第2回
2階の施工の内容は2部屋の床の張替えと収納の造作です。

問題は収納の造作で起こりました。90センチ幅に高さ2400センチの物いれを作る事です。
中は5段ほどの棚を作り、側板の両端で棚を止める金具があり、その金具が自由に上下にとめることができます。
それにより棚の高さを自由に変えられます。

このような収納の造作は難しい仕事ではありません
背板、側板を作り、扉を作ればOKです。

お客様が完成した収納の扉を開け、目にした物は棚の両端のバランスが少し狂い、高さが左右違った棚でした。

そんなときは金具の調整で収めます。

「ちょっと、棚が斜めになってるね」
期待を持って扉を開けたとき、一番めに飛び込んできたのです。

「いや、お客さん、建物の壁が少し斜めになってるから、どうしようもないんです」と大工の言葉

それがきっかけで事態は飛んでもない方向に飛んでいきました。

明日 続く