ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】いつもと違う視線で、二見入り口から瀬嵩へ(20240520)

2024年05月21日 | 辺野古・大浦湾

2024年5月20日(月)晴れ

 朝、辺野古、豊原、瀬嵩(せだけ)に行き、お話しした(既報)。彼らは、本日午後、帰路につく。私は次の約束地が定かでなく、どうしようかと悩んだ末、国道329の合流点まで乗せてもらい、待つことにした。電話しても、Cメールしてもでてくれない(前夜、予定変更を申し入れた私が悪いのだ)。読書の時間にした。ここは大浦湾側と辺野古、名護市街からの三叉路だ。知り合いも通過。座り込んでる私を目撃し、「なにやっているんだろう」と思った人も何名かいたようだ。

立ち上がるとあちこちにイジュが咲いている。11:16

やっと連絡が入ってきた。瀬嵩で昼食をという。集合地が分かれば問題なし。私は戻ります。

11:32 橋を渡りながらイジュを撮る。彼らは、本部町塩川から来るというので、この道を通るはず。撮りながら歩く。

イジュの上の木はヤンバルアワブキだろう。11:33

両側森が広がっているが、むやみに車道を横断しない。植物は動かないが、動物は動くので、要注意。

大分下りてきた。右上は二見入り口から二見に下りる旧道だ。11:34

大浦湾の一端が見える。潮が引いており、スギンダ川の流れが明瞭だ。下の道は旧道。

11:37

大浦湾西端から、左先端(奥)が安部オール島。右側奥が辺野古崎方向(辺野古崎は見えず)。11:38

トンネルの中で彼らと会うと、まずいと思っていた(見落としかねない)が、無事だった。

橋の上から。工事関係物が沢山みえる。わかりにくいが、手前右側がK9護岸。土砂陸揚げ場。その奥が平島。左奥が長島の一端。k8護岸。11:41

橋から地上へ。ほっとした。これが咲いている。グンバイヒルガオ。葉の形が軍配ににているからだ。11:56

大浦で一休みしていた。

米国海兵隊軍用トラック1台。北部演習場から戻るようだ。12:01

12:01 猛然たる走りっぷり。まったく!

大浦川河口。クロサギが1羽。12:02

12:04 大浦川河口。

大浦川を渡ったところで、合流できた。車が止りやすく、乗りやすい所だったので、良かった。ひとまず乗り込んだ。

瀬嵩の浜へ。

浜で昼食。先導するIさんが岩の奥に行く。潮が引いており、案外良い場所になっていた。

食後

私は砂の上に座っている。岩の合間を土砂運搬船が出て行く。13:00

この場所から、こう見えるのか?! 望遠レンズの威力ではあるが、迫力あるな。

私達が座っているこの場所は満潮時、海の中。いつでもこう撮れるわけではない。潮見表をみて、またやってみたい。

13:05 2隻居る。船首がふたつ見える。

ほら2隻。13:10

左側は「まるまさ10号」。丸正工務店。右は見えず。「まるまさ○号」だろうが。

13:20 引き続き出て行く運搬船。これは標準レンズです。

3隻だ。13:21

さてとK-9護岸だ。埋め立て土砂の陸揚げ作業が行なわれている。2隻から陸揚げ中。13:21

13:26 大浦湾遠望。安部オール島。ここから直線距離で約4000m。

埋め立て予定地の反対(北)側だ。

埋め立て予定地側だ。13:26

これが大浦湾工事の第一弾。今やっているのは、左の運搬船から捨て石を台船に移し替えている。それを右の白枠の中に落としていく。

ここはケーソンという巨大なコンクリートと鉄鋼で固めた構造物を置くための土台を造る。ここいらも軟弱地盤であり、沈むだろうと言われている。どうであれ、埋め立ては海底の地形を破壊し、生物の環境を圧殺していく。

13:28 瀬嵩の浜から見ると、こんなふうにみえる。大浦湾西側。

大浦湾東側。13:30

こちら側は工事の跡がないから、安心してみていられる。しかしもしも埋め立てが進めば、海流が変わり、自然環境への影響は既にでているのだ。同じ大浦湾の中だから。その意味でカヌチャリゾート前辺りのアオサンゴ群体への影響も出るだろう。

ここから瀬嵩のおやまに登ってみる。私ひとりならば、問題ないが、Iさんはご高齢。これまで誘ったことはなかった。今日は3人だから、大丈夫だろう。

私達二人が先に上がった。13:52

K9護岸。2カ所から土砂を陸揚げ中。安和や塩川の山(鉱山)を削り、また基地建設のために自然を壊している。2重3重の破壊が繰り返されていく。軍事力こそが自然破壊の先陣を切っているのだ。やめるべし。

捨て石の積み替えが続行中。粉塵が舞う。洗浄はやられていない。13:53

奥は平島と長島。K-8護岸。

船が来たと思ったら、手前は埋め立て作業をやめろの抗議船の「平和丸」だった。フロートの奥は警備会社のゴムボートと沖縄防衛局雇い揚げの監視船。13:58

海上保安庁のGB(ゴムボート)もきていた。

13:54 大浦湾工事現場付近。

大浦湾の自然を壊して壊して、儲ける企業群。利権にぶら下がる。防衛省はお先棒を担ぐ。軍事力強化とは儲けるためだ。儲けるためなら、何でもやるのが軍産複合体だ。他者の死などおかまいなしだ。まして自然破壊など関係ない。公有水面埋立法の趣旨を解さず、地方自治の法理をぶち壊して進めている。

14:01 軟弱地盤で完成する目処は立たず。自然破壊は確実に刻印されていく。同時に基地建設は規模を縮小しながら進むだろう。辺野古埋め立て現場だけで、ヘリやオスプレイならば充分すぎる面積を有しているのだ。問題は、普天間基地の返還はありえないということだ。米国・米軍の論理を辿ればそういうことになる。

14:05 台船も、土砂運搬船もフロートも、護岸もない大浦湾を取り戻そう。

 

 



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