ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

戦闘機飛ばず、静かな嘉手納に様々な反響?(20230213)

2023年02月13日 | 沖縄島中南部

2023年2月13日(月)晴れ後雨 本日は、嘉手納基地の様子を見に行った。F-15戦闘機の入れ替えが行なわれており、代替機とされているF-22やF-16がどうかなと思いながら、また、マスコミ情報に拠れば、2月6日(月)から24日(金)第18航空団のF-15、12機等がグアムのアンダーセン空軍基地に移転して演習を行なうはずで、嘉手納を飛ぶ機体は少ないだろうと思っていた。戦闘機の他に、KC-135空中給油機3機、E-3空中警戒管制機が2機、C-130輸送機3機、人員は約520人。案の定、静かな嘉手納であった。

 高速バスの池武当(いけんとう)に8時30分着。そこから歩き出す。歩き出せば暑い。

基地内を見ると、根が絡まり合う木が見えた。フェンスの網をかけて、「縛られている木」であるかの如く。8:49

嘉手納基地の森の木にカワウが1羽止まっている。9:04

よくみれば、下に池があるのだった。納得。

街路樹にトックリキワタがあり、実がたくさん。9:10

嘉手納基地のフェンス沿い。葉が赤くなっており、また新芽が出てきている。9:15

種類がわからない木だが、一寸自慢したくなる。

嘉手納基地側を歩いている。

正面にみえるのは、米国海軍P-8対潜哨戒機。「LN」とあるのは嘉手納基地所属機。855番機。9:19

同じ場所からだが、角度が違う。別の機体。341番機。LNがないので、別の基地から来ているのだろう。ここで3機のP-8を確認。滑走路北東先端部格納庫側。9:25

嘉手納道の駅に到着。10時頃。4階に上がる。

P-8が離陸のようだ。10:02

私はまだスタンバっていないのだ。とはいえ、撮る。

上がった。10:02

あっという間に上がる。

暇。静かな時が流れる。

ミリタリー写真系(?)のおじさんがやってきて、「今日はアメリカンフットボールの試合があるので、飛ばないのか」と不満そうだった。そうじゃない。F-15、12機はグアムだし、他もあちこち出ているのだろう(帰宅後調べたら、近海何カ所かで、空対空、空対地攻撃演習をやっている)。そういったが、噛み合わず。

静かなのがいいのだ。私は、軍事写真も撮るが、反戦・非戦・不戦のため。住民は静かな平穏な暮らしを求めているのだ。私も、ここに撮影の根拠を置きたい。

しかしこの展望台は、軍事オタクのメッカなのだ。カメラ機材が並んでいる。今日は若者が多い。県外からの観光客だろう。

奥に見えるのは、オムニ・エア・インターナショナル航空の輸送機だ。2機。米国の民間航空会社だが、軍事輸送にも従事している会社だ。

機体はボーイング777-200(多分)のようだ。10:54

又静かなときが流れた。キル・キル・キルという金属音。大型機がタクシング(地上走行)している音だろう。

現れた誘導路を行く米国空軍KC-135空中給油機。よくみれば、AMC(航空機動軍団)所属。米国本国から来ている。「90094」番機 11:49 

滑走路でターンしたKC-135。11:51

観光客の目が一心に注がれている。確かに民間飛行場では見られない物だが、戦闘機等の航続距離を伸ばすものだ。より遠くでの戦闘をより長く続けるためのものだ。「おう!」と思っているならそれは違う。その戦闘(ミサイル攻撃等)がこちらにも向かってくる時代に入ったことを観光客も知るべきだ。

ともかく離陸する。後方はP-8対潜哨戒機。この付近に8機いた。計11機かな。11:51

標準レンズで撮る。因みにKC-135Rの全長41.53m、全幅39.88m。手前の畑地は基地内の黙認耕作地。

11:52 この後、飛んだ。

しばらくして

嘉手納の滑走路の上を南西に飛び去る小型機。航空自衛隊のT-4ジェット練習機。那覇基地に戻るのだろう。12:03

12:06 オムニ・エア・インターナショナル航空の1機がでてきた。12:06

12:06 誘導路を進む。

12:09 ターンして離陸準備。今日の私は、このパターン。輸送機だが軍事輸送。どこに飛ぶのかもわからない。

今度はC-130輸送機。「YJ」とあり、横田基地(東京都)所属機。戻るのだろう。13:00

あっさり飛んだ。滑走距離500m内外か。13:02

本日2機目のKC-135がでてきた。13:11

目の前を行く。これもAMC。「91462」番機 外来機だ。13:11

KC-135離陸。13:15

これはさすがに滑走距離が長い。重いようだ。文字通り空中給油に行くのだろう。

私はここに15時までいたが、KC-135は2機とも戻ってこなかった。戦闘機へ空中給油訓練を行なったのだろう。この辺りで離発着訓練をやれば、うるせえし、遠方で空中給油すれば戦争準備を感じる嘉手納基地なのだ。

15時過ぎ、私は帰途に就く。8時30分から見たから今日はよしとする。戦闘機はゼロだった。静かな嘉手納であるべきだ。もっともいざ対中戦争となれば、ここは格好のターゲットとなる。破壊されるのだ。

沖縄は戦争を許容できないのだ。否、日本全体がそのはずだ。

イッペーが咲いている。バックは嘉手納基地の防音壁。ツルが覆っており、後方が暗いから黄色が映える。15:15

嘉手納町東区コミュニティセンター前。嘉手納基地に新たに建設が予定されている錆落とし格納庫反対の幟があちこちにたっている。15:27

 



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