ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

もう12月29日か(20231229)

2023年12月29日 | 沖縄暮らし

 2023年12月23日から原稿に取り組んできましたが、漸く書き上げました。26日まで迷走し、前に進まず。タイトルは「『代執行判決』ー歴史を振り返り、「負担軽減」論の欺瞞を考える(上)」。約9000字。1996年から2006年までの推移を追いながら、再整理しました。まだ2006年だからこの後17年もあり、頭がクラクラしてきます。

 それにしても、沖縄は地道に闘い続けてきたものですね。頭が下がります。私はこの続きも引き続き調べて書いていかないとなりません。安保という重圧はなんなのでしょうか。たまたま日本列島が琉球諸島が中国やロシアの前にあるだけで、米国から防波堤になれ、特攻になれといわれる不条理。沖縄を何だと思っているんだという怒りがふつふつと湧いてくる。

 こんな国の政権交代がどうしても必要ですが、全く展望が見えてこない。野党がだらしなさ過ぎる。これほど自民党の支持率が低下しているのに、何をやっているんだろう。もっとはっきりとした発想でもの申すべきだ。そう考えると、山本太郎ぐらいしかいない。彼らの名前が悪すぎて、私は「れいわ」を応援してと言えないのです。ただ覇気のある、頭脳明晰な、頭と行動力をもつのは、彼らだけでしょう。共産党に名前を変えろとは言いませんが、「れいわ」には是非とも名前を変えて欲しい。

 私の場合、社会に目覚めたのは、先日書いた通り、自然との関係でした。自然破壊と公害があちこちに溢れていた時代。おかしいだろうと思ったのが始まりです。原点はここにある。そういう時代はベトナム戦争の時代でもあり、学生運動の時代でもあった。時代の波にのまれつつ繋がっていった。しかし時代の波が去った後も、私はこの原点を忘れていなかった。だから沖縄に繋がることができたのです。一過性に終わらなかったのは、自分の足下をみてきたからです。

 今年もあと3日。原稿が押したので正月の詳細計画もまだ未定。地図を見ながら、少々検討しただけです。恒例の大掃除もまだ、何もできていない。資料に使った本や新聞があたりに散乱している。

 本日の沖縄タイムスは国の代執行への怒りが溢れています。私は怒りというよりも、やっぱりきたか。あの沖縄戦は何故起きたのか? 私はいつも、辺野古テント村で、こう語ってきました。大日本帝国は、天皇をまもるため、連合国は大日本帝国を潰すために沖縄を出撃基地にするために沖縄を奪いに来た。だから激突したのです。沖縄を蹂躙したのはこの二つの「大義」が激突したからです。米国は軍事力を国是とし、大日本帝国は天皇を国是としてきた愚図ばかり。

 そしてつくづく嫌になるのは、この両国が日米同盟とか、米日同盟とか言って、睦まじい。78年前の敗者は、勝者にすり寄りながら。これが日本の常識なのか?! 絶対に否です。こうした歴史教育がされていないから、日本人民は歴史を振り返る筋道を知らない。知ろうとしていないことが最悪です。

 ここで一点だけ書いておこう。あの民主党の鳩山首相が、官僚に騙されたとよく言っていますが、これは間違っている。いいわけです。日米政府は何度も沖縄の中での移設だと確認してきた。その心は飛行隊の運用に、様々な関連部隊があり、一体でなければ機能しないとの約束を繰り返してきています。要するに彼は沖縄に変化の兆しを与えたけれど、無理だと窓を閉じてしまったのです。きちんとした釈明を求めます。

 今日は昼飯を食べてから、写真を選んで送ります。大掃除をどうしよう。エネルギーが頭にいっているので、身体が動かない。

 



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