ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

辺野古ゲート前で新基地建設反対大行動(20211204)

2021年12月07日 | 自治・自律

2021年12月4日(土) 曇 新基地建設に反対するオール沖縄会議が呼びかけた大行動がキャンプ・シュワブゲート前で、800名の参加を得て行われた。

 私も3日夜に続き連続参加した。私が第2ゲートから歩いて行くと、

シュワブのゲート内に「自衛官募集」が張られていた。今日の時代性を象徴している。米日同盟ということだろうが、それにしても露骨だ。ただ、ここで、こんな横断幕を見るのは、業者だけだろう。防衛省は、日頃お世話になっている業者さんを死地に誘うつもりなのだろうか? 10:42

歩きながら聞き慣れた音楽が聞こえると思っていたら、オキナワン・ブルースの知念良吉だ。10:50

オール沖縄会議共同代表の高里鈴代さんが開会の挨拶。11:02

そこに現れた玉城デニー知事。前列右から3人目。しばし騒然!参加者から歓呼の声が飛ぶ。11:02

緊張しているような表情を見せる知事。11月25日の「不承認」を改めて、説明し、手を携えて共にと訴えるのだから当然の緊張だろう。11:08

冒頭にマイクを握る

知事は確信に満ちていた。防衛省からの変更承認申請に正当な理由がないことを環境と災害防止の観点から明らかにした。その上で、軟弱地盤だと分かっていながら見切り発車した不法な埋め立てであり、その時点で工事を止め状況を調査し、ジュゴンの水中音についても調べるべきだったと国を批判。

今日も妨害の車列が行き交う。しかし知事は一歩もひるまず、あちらのボリュームに負けない声で訴え続けた。基地のない平和な沖縄をめざし、県民と協力する意思は揺るがない。「国の横暴に負けてはいけない。一致団結して行動していこう」と檄を発した。11:12

 これまで、不承認が出ず、どうなっているのかと思っていた人たちも、この訴えに思わずぐっときたのではないか。

ここで一息入れる。否、別の檄か。ゲート前合唱団(註:こういう名称があるわけではありません)の面々が久しぶりに前に出る。11:17

ここで歌を聴く、否、歌うことが復活したことに(私など)感涙。

「座り込め、ここへ、ここに座り込め! オウ!」11:18

衆議院議員の赤嶺政賢さん。岸田内閣は米国と共に戦争への道を歩んでいるが、「県民の民意は不動であり、絶対に基地を造らせない」と熱く訴えた。11:18

先の衆議院選で初当選した新垣邦男さんも、これから国会議員として頑張っていくと決意表明。11:21

ゲート側歩道にも人々と宣伝物が並ぶ。海上行動のメンバーもきている。11:21

伊波洋一、高良鉄美両参議院議員(上)も挨拶。11:25

 国会の場で、憲法論をもっと闘わしていただきたい。憲法と地位協定について正面から論じて頂きたい(これは私からの注文だ)。

各地の島ぐるみ会議の方々が、それぞれの取り組みを報告。11:30

ゲート前を徐行しながら、がなる街宣車。11:31

ジェット戦闘機ほどではないが、やかましい。

地元名護島ぐるみ会議の稲嶺進さん。もう一つの闘いがあると1月23日に予定されている名護市長選を提起。必ず勝たなければならないし、勝ちましょうと。11:43

そして勝つためにはカンパも訴えた。11:44

赤嶺弁護士。住民の訴訟を県の訴訟と比較しつつ住民の訴訟の可能性をアピール。11:50

沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは県外での講演の成果をあげながら、県外の取り組みに励まされてきたと感謝を述べていた。その上で、知事の不承認の意義を確認しつつ、取り組みを広げていこうと訴えた。11:56

ヘリ基地反対協議会もアピール。

ここで市長選について訴えが続いた。

まず先日勝利した北谷町長の渡久地政志さん。若き候補だったが圧勝した。新基地建設に共に反対していくと訴えた。12:05

 おめでとうございます。

そして来る1月23日の投開票日を迎える名護市長予定候補の岸本洋平さん。12:11

新基地建設を止めるために力を合わせようと強く訴えた。

同じ日に南城市でも市長選が行われる。瑞賢覧長敏予定候補。顔見せで一瞬マスクを外した瞬間。2期目を目指す長敏さん。南城市は南部にあり、遺骨混じりの土砂の混入に強く否の声をあげていた。12:12

オール沖縄勢力の必勝が、沖縄の民意を示し続けることが重要だ。

共に勝つことを堅く決意。声援に応える3人。12:16

山城博治さんが檄を飛ばす。12:17

最後に、否、今後にむけて歌だ。12:22

We shall over come を最後に参加者共々歌う。12:24

歌う力、人が生きる力。そこを信じ、培いながらやっていかなければ、勝てないだろう。

団結、頑張ろーへ。「知事の不承認支持」をお互いに確認する。テントの上に突き出た「支持」がかわいい。12:29

これからが闘いの本番だ。コロナ禍が収まった訳ではないから、注意しながらになるが、全国各地と呼応した闘いができなければ、勝つ見込みは立たないだろう。

 

 

 

 



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