既報のとおり、私は6月9日から12日東京都美術館で開催中の「視点」を見に行く。本件について、当ブログをはじめ、メール、手紙でもご案内した。どうも夜の部のスライド&トークの企画はどなたからもお声がかからないので、今回は個人的な再会に限ることにしたい。
先着で、お会いできる時間をお約束したい。5月末まで。旧交を温めつつ、前を向くために。6月22日から参議院選挙の時間が始まる。このままいけば、改憲派が3分の2を超えてしまうだろう。何としても押しとどめたいが、私は選挙という短期決戦だけでは、如何ともしがたいと思っている。
写真・美術・芸術は、生きることを価値としている。こうしたことは、決して戦意高揚に振り向けるものではないはずだ。確かに描く技術は両方につかえる。だからこそ危機の時代は、芸術の翼賛会ができる。金が飛び交う。
私は、人間を殺戮に向かわせない、生きることの喜びを打ち出したいのだ。暮らしの中からということも改めて意識したいと思う。所詮、不平不満をいうだけでは、権力にとりこまれてしまう。一人一人の想像力と創造力がものをいうはずだ。命の営みから芸術と政治を柔らかく結びつけていきたい。
ともかくお会いしましょう。5月末日までご予約を。