ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

病み上がりの旅だったけれど(20231009)

2023年10月09日 | ヤマヒデの歩み

 2023年9月29日~10月8日の10日間、神戸空港ー徳島県ー香川県ー岡山県ー香川県ー愛媛県ー広島県ー山口県ー松山空港と行ってきました。病み上がりの企画のせいか、取材旅で、前例のないメチャクチャぶりでした。今回のコースで初めて行くところは殆どなかったから、慌てず騒がず、済みましたが、やばいやばい。ただ2,020年以降の旅では、体調不良になり悪戦を強いられてきましたが、今回はオーケイ。何人かの友から無理するな・しないでのお声を掛けていただきました。やはりありがたいことです。

 何故メチャクチャになったかというと、交通情報のミスは1.2カ所だけでしたが、私の詰めの甘さ。お陰でここでどうするかが現場判断になってしまい、修正・方針変更を繰り返しました。メインとした善通寺(陸上自衛隊第14旅団ー第15即応機動連隊)、呉(海上自衛隊)、岩国(米国海兵隊・海軍・海上自衛隊)は、時間の少ない中で、頑張った。もっともっと時間が欲しかった。

 遊びすぎかも知れません。瀬戸内海を跨いで、友に会いに行ったり、船に乗ったり(10月4日ー松山-呉、広島県呉市-江田島・小用往復、10月5日、呉ー広島市宇品、10月8日ー山口県柳井港ー松山)、瀬戸内の海を堪能。また徳島空港(2度目)、髙松空港(多分2度目)を見てきました。10日間、雨に打たれなかったのは、ラッキーでした。

 10月5日の夜、広島(ピースリンク広島・呉・岩国)の仲間が交流会(講演会)を企画してくださり、90分(50分話し、40分討論)話してきました。私は、取材時には写真をつけた話しをいたしておりませんので、お話しだけ。この国が沖縄を戦場にする動きを準備している中で、沖縄と広島の人々の連携が、核問題や、呉・岩国との関係から、特に重要になっていることを話してきました。「恐ろしい」「おぞましい」話しをすることは、私も嫌ですが、今やそんなことを言ってられる時代ではありません。少しでもご理解いただきたいのです。

 会場には30名ほどがお出でになりました(ありがたいことです)。ピースリンクと私の付き合いは、1,990年からですから33年に及びます。湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争。対中戦争もかな。米日の戦争の歴史と共に歩んできたのか。

 また一部を撮り鉄してきました。JR四国は、分割民営化以降、ぼろぼろですが、今回の私は、徳島-髙松間に愕然とさせられました。各駅列車で行こうとしたら、ある駅で、次の各駅列車が来るのは4時間先だとか。1.2時間ならともかく。やむなく特急(+特急料金1,200円)に乗ったら、次の駅に各駅列車が居る。一部区間の各駅の運行を止めており、それはないだろうでした。

 既に時代は鉄道の時代ではなく、道路・自動車の時代。駅を中心に考えていては、食事にもありつけないのです。日本の国鉄は、戦争の軍事輸送のために造られたそうですが、新たな戦争に向けて、陸路・海路・空路が開かれていきます。民間施設の軍事利用が進んでいく。軍港・軍事空港と民間の港・空港が繋げられています。10月から始まる米日共同演習レゾリュート・ドラゴン23は、こうした動きを示唆しています。兵站とは、人員と軍事物資の統合・集結の方策ですが、これがなければ、国家は勝ちようがありません。だからこそ、私たちの暮らしを踏み倒して、戦争にまっしぐら。

 冗談をいっちゃいけません。コンビニ生活は、輸入と流通に頼るあり方であり、交通機関が止ったら、私たちが飢えて死ぬ時代がやってきます。今お便利な都会暮らしこそが、最弱な環(棺)になるのです。

 海がきれいだ、花がきれいだと言っていられない時代が目の前に迫ってきています。そうはいっても今回の余録は彼岸花。丁度開花期であり、稲穂と彼岸花+オリーブの木、枯れ葉と彼岸花、赤い花と白い花。戦闘機動車や、おおすみ型ドック型揚陸艦(この国は「輸送艦」と称してきました)、F-35B戦闘機を撮るより、俄然健康的です。近頃、子どもの乗り物図鑑に軍事車両が掲載されていますが、目的が違いすぎます。

 各論を順次揚げていきます。お待ちください。



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