ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】殺すな!殺されるな!反省しよう(20220310)

2022年03月10日 | ヤマヒデの歩み

2022年3月10日(木)晴れ

 石垣島から帰ってきて、落ち込みっぱなしだ。今朝、そこいらに投げてあったプチ額縁を拾い上げたら、私の辺野古の絵はがきが入っていた。辺野古の浜に当たる朝日。まだ美しかった頃の写真である。2007年11月撮影。書棚の脇に飾ってみたら、ほっこりする。自分の部屋に朝日が入ってきたようだ。

 午前中、辺野古に行ってきた。ゲート前での抗議行動を撮ってきた。人数もやや多く、諦めないの意思を感じた。そうだよね。そうだな。いつもの場所ながら、新たな絵をたくさん撮れた。励まされ、励ませる写真を撮っていきたいものだ。

 それにしてもロシアによるウクライナ攻撃は、ますます激しくなり、原発を狙った攻撃が重なっている。チェルノブイリ原発は全電源が喪失という。同原発は4基全部が動いていないが、冷却水が停まれば稼働していなくともアウトになる。核爆発が起きれば、悪影響は周辺に止まるまい。自然災害でも、事故が起きてからの対処は困難を極めるのに、戦争ではなおお手上げとなるだろう。

 そもそも原発を作ったことが、もちろん核兵器を作ったことが、歴史的な汚点だけれども、それが戦争によってもてあそばれるという悲劇。このことは到底ロシアの政治が悪いだけではすまないことではないか。核や独裁を受け入れてきたのは近現代化の「進歩」が生み出してきた文明史的な問題であり、私たち一人一人が問われている問題だろう。

 私はチェルノブイリ原発事故を知っている。福島原発事故も知っている(いや、本当に知っているのか?)。しかし有効な手立てを組めないできてしまった。ロシア問題で言えば、1991年のソ連邦崩壊の時代に生きていた。あのとき、ある人から問われていた。「あなたはソ連崩壊をどう思っているの?」と。社会主義と言われるが、所詮スターリン主義だぐらいにしか考えていなかった浅はかな私だった。

 このときにもっときちんと検証しておくべきだったと反省しきり。後悔先に立たず。当時から私は生産力主義ではアウトだと思ってきたが、権力というものへの研究が欠けていた。権力が人間を悪魔に仕立てていくのだ。しかし一方で、人間が権力を作り上げていく。この縁にあって、私たち人間はダメなものをダメと言えるのか否か。この問題は体制が右か左かという単純な問題ではない。

 私が考えていることは、独裁を抑えるためには、基本的人権を共有し合うことであり、やはり民主主義を確立することだろう。相互に牽制し合えるシステム・関係づくり。また多様性を認め合うこと。これも言うことは簡単だが、実際は簡単にいかないだろう。個性豊かな、バラエティに富む(品揃え)ではなく、私があなたを認められるかいなかだから、あっさりと納得してつきあえるかといえば、難しいこともあるだろう。差別や偏見を払拭することは容易ではない。知らないから毛嫌いしている相手を、なるほどと思える第一歩を如何に踏み出すのか? 

 特に人間は、俺が、私がと思いがち。自己顕示欲がどうしてもつきまとう。まともなにんげんになるためには、反省こそが出発点だが、できるのか。私にはロシア問題はいやでも自分に突き刺さってくる。気が遠くなってくるが、まずは私が変わることから再出発するしかない。

 自分の目(視点)を外に内に、前に後ろに、右に左に置き換えながら、やるしかないのだろう。人間が好きといえる自分になりたいものだ。殺すな!殺されるな!反省しよう。

 ロシア・プーチンは、戦争をやめろ、兵を引け、まともな話し合いに応じろ!ロシア市民への弾圧をやめろ!

 

 

 



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