ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【補足】作ってみました「三重県を取り巻く自衛隊の配置(概論)」

2024年07月10日 | 自作の資料(無断転載禁止)

8月の写真展に向けて昨夜から作ってみました。何処に何があるか? 参考になれば、幸いです。

 津市には航空自衛隊の2つの基地があるようです。因みに私はこれまでに以下の11カ所を見ています。

 

『資料:三重県を取り巻く自衛隊の配置(概論)』
作成:山本英夫(2024年7月10日)

陸上自衛隊と航空自衛隊
*海上自衛隊の基地は所在していないが、港・岸壁があれば(沖合停泊も)、接続してくる可能性あり
(吃水の深さ、岸壁の長さ、積み荷置き場の広さと、目的地への迅速な手段が整えば、利用されかねない)

◎陸上自衛隊:中部方面隊―第 3師団(京都府、兵庫県、大阪府、滋賀県、和歌山県)
             第10師団(三重県、愛知県、石川県、富山県、福井県)
             他に第13旅団(広島県海田市)、第14旅団(香川県善通寺)などを傘下に収める部隊。
*航空自衛隊:中部方面航空隊

(Ⅰ)三重県:津市―久居(ひさい)駐屯地―第33普通科連隊、
伊勢市―明野駐屯地―航空学校、飛行教導隊、第5対戦車ヘリコプター隊、第10飛行隊、
    *津市―笠取山―第Ⅰ警戒隊
     津市(白山町)中部高射群第14高射隊

(Ⅱ)滋賀県:高島市―今津駐屯地―第3偵察戦闘大隊、中部方面移動監視隊、中部方面無人偵察機隊。
      *高島市―中部高射群第12高射隊

(Ⅲ)京都府:福知山市―福知山駐屯地―第7普通科連隊、 
       宇治市―大久保駐屯地―第4施設団、第7施設群、第3施設大隊、第49普通科連隊(一部) 

      精華町ー祝園(ほうその)分屯地ー関西補給処祝園弾薬支処、中部方面後方支援隊(第303弾薬中隊)

       *京丹後市―第35警戒隊(近くに米軍のXバンドレーダー部隊あり)

(Ⅳ)奈良県 *奈良市―幹部候補生学校

(Ⅴ)和歌山県:和歌山県日高郡美浜町―第304水際障害中隊
       *串本町―第5警戒隊

(Ⅵ)愛知県:名古屋市―守山駐屯地―第10師団司令部付隊、第35普通科連隊、第10通信大隊、第10特殊武器防護隊、第10音楽隊
       春日井市―春日井駐屯地―第10後方支援連隊、第10施設大隊、
       豊川市―豊川駐屯地―第6施設群、第49普通科連隊、中部方面特科連隊(第2特科大隊)第10偵察戦闘大隊、第10高射特科大隊、
                 *小牧市―第Ⅰ輸送航空隊、航空救難団整備群、航空機動衛生隊
                 *春日井市―高蔵寺 第4補給処高蔵寺支処

(Ⅶ)岐阜県 各務原市―岐阜分屯地 第402施設中隊
           *第2補給処、飛行開発実験団、中部高射群

《補記》静岡県 *浜松市―航空教育集団司令部、第1航空団、警戒航空団、高射教導群

註:静岡県内には多数の基地が置かれていますが、三重県の隣県ではないため、除外しました。

《註/感想》
註①―上記部隊名は主な部隊のみです。調べればもっと多くの部隊が駐屯しているでしょう。
註②―自衛隊の組織は、群―連隊―大隊―中隊の序列になっています。
註③―教導隊とは、書いて字の如く、教え導く部隊です。例えば、飛行教導隊はパイロット養成部隊
註④―特殊武器防護隊はNBC(核・生物・化学)兵器対応部隊です。
註⑤―「普通科」は、歩兵部隊、「特科」はミサイル部隊。
註⑥―警戒隊はレーダー部隊、高射隊は対空ミサイル部隊。発見し、打ち落とす、一連の組織です。

感想①―調べたら、こんなにある。ご当地津市にも。
感想②―奈良県は例外的ですね。航空自衛隊の幹部候補生学校のみ。旧都(みやこ)だからですかね。

重要な補足①―自衛隊は、統合軍になっています。陸海空の部隊を上級司令部が一括して動かす。方面隊もその司令部の下で動く。
 ここでは、便宜的に三重県周辺の部隊を揚げましたが、これは形式的な話しで実際の動きとは異なるでしょう。彼らの動きは、私たちが観察し、分析しなければ分かりません。

重要な補足②―この管内に、「即応機動連隊」(中部方面隊傘下は善通寺に置かれている)はありません。琉球諸島などで「有事」と判断されれば、この部隊が駆けつける。「島嶼防衛作戦」が始まれば、島の人々は、自衛隊によっても殺されかねません。



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