ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】国会議員・国土交通大臣・公明党(20210820)

2021年08月20日 | 暮らしと政治

私は去る8月9日にこう書いている。

 

【拡散してください】憲法と国会法と内閣法に書いてあること(20210809) - ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

日本国憲法第41条「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関」であり、また憲法第53条「内閣は、国会の臨時会の招集を決定することがで...

【拡散してください】憲法と国会法と内閣法に書いてあること(20210809) - ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

 

 

 そうしたら、「飛んで火に入る夏の虫」の輩が出た。「臨時国会の開催については、国会が決めることでして、内閣には何の権限のございません。ただし閉会中の今も(後略)」とのツイートを私はみかけたのだ。(2021年8月16日) 驚いたけど、どうせ、国会議員には右翼は多いしと思い、(アホだな)ぐらいにしか考えなかった。

 そしたらこの男、赤羽一嘉(あかば・かずよし)というらしい。なんと国土交通大臣だ。ということは公明党だ。恐れ入りました。

 彼は、菅内閣の一員だから、当然、日本国憲法第53条を無視しているのか、無視するという政治信条なのか、ツイッターで嘘を堂々とつき、世論を攪乱してくれた罪は重いです。軽い冗談はありえない。

 しかたなく私はこの人の経歴を調べた。首相官邸のHPとご本人のHP。だから正当な資料でしょう。

 この人は1993年に衆議院議員に当選している。2005年に財務副大臣、2012年経済産業副大臣兼内閣府副大臣、2013年、公明党中央幹事、2014年公明党政務調査会会長代理、2019年9月国土交通大臣、2020年9月国土交通大臣だ。公明党で言えば、兵庫県本部代表(現職)ですぞ。

 要するにただの国会議員だからと見過ごせない。副大臣を含めば、それなりにこの国の行政を司る内閣に属してきた。「内閣は(中略。)いづれかの議員の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣はその招集を決定しなければならない」(mustなのだ)。日本国憲法第53条。同第66条「内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣およびその他の国務大臣でこれを組織する。(②項は略)「③内閣は、行政権の行使について、国会に対して連帯して責任を負う」のだ。

 彼は国務大臣であり、内閣の一員として国会に対して連帯して責任を負う立場にある。こうした公人がツイッターででたらめを書いているのだ。国会を開かないということは、日本国憲法第73条[内閣の事務]一 法律を誠実に執行し、国務を総理すること。五 予算を作成して、国会に提出すること」をさぼるということだ。このコロナ禍が広がる中でだ。

 嘘偽りを自分の立場を顧みず、軽くツイート。人々がコロナ禍の中で、入院できない、酸素供給も得られない人までいる中で、こうした人々の声を、怨嗟を聞かず、平然としている輩。

 ところで彼の履歴にこうある。慶應義塾大法学部卒だと。もっとも、法学部といっても政治学科。しかし一般教養で、「法学」や「憲法学」を受講しただろう。私だって経済学部ですが、両方受講しています(赤点とってません)。まして彼は成績優秀だったと書いていますね。ですから日本国憲法第98条の[憲法の最高法規性]や同第99条[憲法尊重擁護義務]を知らないとは言わせません。

 これは国会議員たる者、国務大臣たる者がわきまえておくべき最低限度のことですぞ。

 ではなぜ彼らは憲法を無視できるのか? ここが重要だ。内閣総理大臣が無視する。他の国務大臣も同調する。官僚も上しか向いていない。国会の野党は絶対的少数。提訴しても今の裁判官は、行政の長に忖度して、これを批判することは出来ない。だからよ。安泰なのだ。

 そうだったのだ。国土交通大臣は、防衛省からの行政不服審査請求に即応じて、沖縄県の自治権を踏みにじっているのも同じことか。菅内閣が下している基地建設の判断を内閣の一員として了承し、県の意向を踏み潰す。裁判官は内閣に従うし、3権の長全部を握る内閣総理大臣。こんな美味しい仕事はないよね。忖度しているだけの国務大臣も同様だろう。

 私たちが変わらなければ何も変えられない。野党もしっかりしろ。このままではなめられるだけだぞ。犬にペロペロならばともかく、こんな連中にぺろぺろは、たまったもんじゃない。わたしたちの生が奪い尽くされる前にこういう大臣をたたき出そう。地元の兵庫2区の皆さん、どうぞよろしく願います。公明党は日本国憲法を無視するのか?! 公明党としての政治責任も重いのだ。



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