ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

島酒飲んで、シャワーも浴びずに寝てしまった(20230924)

2023年09月24日 | 沖縄暮らし

おはようございます。今日は、2023年9月24日(日)今日も晴れ 暑い 

 ともかく、昨日は何本かブログに揚げましたが、夜は県外からの客人3人と飲みました。珍しく、島酒まで飲んだので、帰宅後ダウン。室内灯の一部まで付けっぱなしだった。朝、シャワーを浴びる羽目に。

 今朝は9月19日の倉敷ダムへの記録の整理。弾薬庫に囲まれたダムを正面に見、うるま市側上空を飛ぶ、軍用機。嘉手納基地は南西側にある。キャンプ・ハンセンもですが、見えないところだらけ、何も知らされないまま、基地再編が進む沖縄。

 9月17日からのNさんとのお付き合いも今日で終わり。私の予想どうり積極的な問題意識をもち、取り組まれている。感謝したいし、可能な限り今後もお手伝いしていきたい。本日は、彼女の運転で沖縄市民会館で行なわれた『沖縄を再び戦場にさせない県民の会』9・24設立・キックオフ集会に行ってきた。沖縄を戦場にさせないのは、沖縄に住んでいれば、当然のことだろう。78年前の沖縄戦の体験もあるのだから。しかしまだまだ広がりが足りない。若者世代が元気に立ち上がっているのは、大いに心強いことだ。世代を超えて、地域を越えて、戦争反対の声をまとめていきたいものだ。

 米国による中国との戦争が始まれば、琉球弧はとんでもないことになる。米国によると書いたが、米国は悪賢い。米国はさっさとひいてしまい、日中戦争になりかねないのだ。ミサイル戦争と言うが、それに留まらないだろう。電子戦争もサイバー戦争も目に見えないところで始まる。ミサイル戦争の廃墟の中に肉弾戦が始まる。「国民保護」とは名ばかりで、シマンチュの暮らしを破壊していくだろう。どこに避難できるのだろうか。幸運にも避難できたとすれば、確実に先制攻撃をやらかすからだろう。撃たれてから、避難では逃げられない。港や空港が真っ先に攻撃されることが必至だからだ。実際の戦争とはあれこれの攻防が同時に行なわれる。島での戦争は狭い場所であり、住民保護する余地はあるまい。

 軍拡(5年で43兆円)を推し進めるためには、私たちの生活費を切り下げることなしに始まらない。昔から大砲かバターかと言うが、これは歴史貫通的なことだ。大砲(ミサイル)を増やせば増やすほど、私たちが生きる民生費等に回らなくなる。医療費も教育費も切り下げられていく。大砲が増えていけば増えていくほど、大波になっていく。軍拡競争になっていくからだ。

 ブラインドをかけられたまま、上から「台湾有事」だ、「拡大抑止力」だ、対中戦争だとの流れで進む自滅への道。私は、事細かな事実を繋いで分析していく必要を痛感している。空軍や海軍を観える範囲は点でしかなく、陸軍もブラインドの中だ。これは米軍だけではなく、「自衛隊」も同様だ。しかも「専守防衛の自衛隊」から侵略・攻撃部隊に再編されてきたのだ。

 沖縄は、日本の0.6パーセントの面積に70%の米軍基地(専用施設)があると言われているが、そんな単純な話しではない。実態が隠されているのだ。底の闇が深すぎる。米日地位協定の条文にない裏側の闇も大きいようだ。私は、現場を歩きながら、一つ一つの闇を暴き出していきたい。何しろこの10年余りの間に、対テロ戦争の時代から対中戦争へと構える国・社会に、激変してきた。島の位置が変わったわけでもないのに、中国を睨む拠点を造り上げ、緊張を強化する国。政権が考えていることは、対米従属による利権のみだ。

 浅ましすぎるのだ。また「国民」は、自らの生か死かという問題に向き合おうとしていないようだ。ナショナリズムという大きなブラインドを取り外さない限り見えてこないだろう。この国の過去に於いて、人の命は「鴻毛の如く」かるんじられてきた上に、国家(天皇)のために死ねば、「神」になるのだとの教育がまかり通っていた。

 今は形は違うが、人間軽視、蔑視はかわらず。自ら考える力が破壊されてきた。だから自ら無力感に捕らわれる。諦めたら、流される。自滅への道であり、戦への道となるだろう。

 昨夜の飲み会でも、本日の集会でも私たちが戦争に反対し、生きる希望を創り出していくほかにない。沖縄を戦場にしない、台湾を戦場にしない、アジアを戦場にしないことは、人間が生き延びる道だ。

 私たちは頑張るしかないのだ。



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