新潟市にある山田コンサルティング事務所

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知的資産経営の勉強会

2011年07月10日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

きょうは日曜日(1日早い記事アップです)。
これから新幹線で東京へ。勉強会に参加します。

私の得意分野は2つあり、1つは飲食・サービス・小売業といった、いわゆるお店屋さんのコンサルティングです。そして、もう1つは従業員のモチベーションアップ(業種不問)。

前者のお店屋さんのコンサルティングというのはわかりやすいですが、後者の「従業員のモチベーションアップ」というのは具体的に何をするのか、ちょっとわかりにくいですね。

社員研修とか人材育成といえばわかりやすいかもしれませんが、それだと自分の感覚とはちょっと違うんですよね。従業員の方が仕事に対して、「いっちょ、がんばるか!」という気になってくれるためなら何でもやる…というスタンスです。そうか、スタンスだからわかりにくいんだ~!(…と、今、気がついた私。(笑))

ですから、具体的な「形」とか「型」が必要で、そのための1つとして、『知的資産経営』を勉強しています。知的資産経営については、以前、ブログに書きましたので、興味のある方は以下をご覧ください。
魅力発信レポートと知的資産経営(2011年3月22日)

知的資産経営とは、「強みを伸ばす」ことを通じてお客さまに提供する価値を創造する。そして、業績の向上に結びつけるという考え方です。
あなたの会社の強みは何なのか。1つではありませんよね、いくつもあります。その強みがどんなふうにつながって成果(価値)を生み出しているのか。とくに重要なポイントとなる強みは何なのか。それをもっと強化すればより大きな成果(価値)を生み出せます。

・どんな強みがあるのか
・強みと強みがどのようにつながっているのか
・そして、どのような価値が創造されているのか
・どの強みを強化すればいいのか
・どうすれば、その強みを強化できるのか

こんなことを考えながら、報告書を仕上げていきます。報告書を作成することが目的ではありません。報告書を作成するプロセスが大切です。

実は、以前、私が作成を支援した魅力発信レポートは、ヒアリングと企業さんから提供していただいた資料をもとにほとんどを私がつくり、企業さんにチェックしていただくというプロセスで進めました。これだと「もったいないな~」というのが正直な感想です。

従業員のみなさんからメンバーを選んでもらい、プロジェクトチームをつくって知的資産経営報告書をつくり上げていくというのが、つまり、プロセスを共有することが大事です。大事というよりも、有効、効果的といったほうが当たっているかな。

報告書を作成するための話し合いで、メンバー同士が会社のこと、仕事のこと、お客さまのことをどのように考えているのかが明らかになります。自分とは違う考えに触れることで気づきもありますし、ズレを話し合うことで認識の共有化も図られます。また、自分の部門や自分の仕事が、業務全体のなかでどのような位置づけにあるのかが明確になるので、どう自分が動けばいいのかがわかるようになります。プロセスを共有することで、仕事そのものへの理解、コミュニケーション向上、研修効果もあり、一石二鳥にも三鳥にもなります。

ただ、そうはいっても企業内部の方だけでこれを進めるのは大変です。そこで、「外部の専門家」として支援しようと、この春から本格的に勉強を始めました。従業員のみなさんのモチベーションアップのためなら何でもやるという熱意を持ちながら、必要となるスキルやノウハウを身につけ、磨いていきたいと思っています。

著作権:山田まり子


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