おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。
先日、ある飲食店に食事に行き、オーナー夫妻と話が弾んで仲良くなりました。私が飲食業が得意な経営コンサルタントだと自己紹介すると「うちも相談しなきゃ!」と奥さんが。真面目な顔で「悪いところがあったら言ってください。どうしたらいいですか?」とおっしゃいました。
う~ん。悪いところは、……いいですよ。良いところを伸ばしましょう!と私が言うと、ビックリした顔をして「そうなんですか?」と。
はい、そうなんです。
なぜならば、悪いところを直しても売上は伸びないからです。良いところを伸ばしたほうが売上が伸びる可能性が高いのです。
例えば、「トイレが汚い」というのは、悪いところですね。もちろん、トイレはきれいにすべきですが、でも、どんなにトイレをきれいにしても「ねぇねぇ、あの店、トイレがきれいなのよ、今度行ってみない?」と友だちと誘い合って来店するでしょうか。
違いますね。美味しい料理とか、素敵なお店の雰囲気とか、接客の良さとか、「行ってみたい何か」があるとき、人は来店します。だから、「良いところ」が大事なのです。
では、悪いところを放っておいていいのかというと、そういうわけではありません。悪いところは放っておくと「売上を下げる」ほうに作用します。
お店の「強み」「良さ」「魅力」をたっぷり引き出して、伸ばして、そして、それをきちんとお客さんに伝えて(←ここ大事!)、お客さんに喜んでいただきましょう。お客さんが喜んでくださった分だけ、売上が上がります。そして、せっかくお客さんが喜んでくださっているのに、そこに水を差すようなことをしてはいけません。←これが悪いところ。だから、悪いところは直しましょう。…という順番です。
まずは、自分のお店の強み・良さ・魅力を発掘するところから始めましょう。冒頭に紹介したお店も、と~っても個性豊かな素敵なお店でした。でも、案外、自分のことってわからないんですね。あるいは、毎日、当たり前のようにやっているので、強みとか、すごいことだとか思っていない。ですから、友人・親戚・常連さんなど、まわりの聞ける人に聞いてみましょう。あるいは、お客さん同士の会話にちょっと耳を傾けてみましょう。なぜ、他店でなく当店に来てくださったのか。
そして、それがわかったら、その強み・良さ・魅力、つまりは「宝もの」に磨きをかけましょう!
著作権:山田まり子
★「悪いところを直す」というアプローチが、あまりよろしくないと私が思っている理由として、こんなこともあります。よかったら、読んでみてください。
ご参考:【論理的思考】問題と原因
中小企業診断士の山田まり子です。
先日、ある飲食店に食事に行き、オーナー夫妻と話が弾んで仲良くなりました。私が飲食業が得意な経営コンサルタントだと自己紹介すると「うちも相談しなきゃ!」と奥さんが。真面目な顔で「悪いところがあったら言ってください。どうしたらいいですか?」とおっしゃいました。
う~ん。悪いところは、……いいですよ。良いところを伸ばしましょう!と私が言うと、ビックリした顔をして「そうなんですか?」と。
はい、そうなんです。
なぜならば、悪いところを直しても売上は伸びないからです。良いところを伸ばしたほうが売上が伸びる可能性が高いのです。
例えば、「トイレが汚い」というのは、悪いところですね。もちろん、トイレはきれいにすべきですが、でも、どんなにトイレをきれいにしても「ねぇねぇ、あの店、トイレがきれいなのよ、今度行ってみない?」と友だちと誘い合って来店するでしょうか。
違いますね。美味しい料理とか、素敵なお店の雰囲気とか、接客の良さとか、「行ってみたい何か」があるとき、人は来店します。だから、「良いところ」が大事なのです。
では、悪いところを放っておいていいのかというと、そういうわけではありません。悪いところは放っておくと「売上を下げる」ほうに作用します。
お店の「強み」「良さ」「魅力」をたっぷり引き出して、伸ばして、そして、それをきちんとお客さんに伝えて(←ここ大事!)、お客さんに喜んでいただきましょう。お客さんが喜んでくださった分だけ、売上が上がります。そして、せっかくお客さんが喜んでくださっているのに、そこに水を差すようなことをしてはいけません。←これが悪いところ。だから、悪いところは直しましょう。…という順番です。
まずは、自分のお店の強み・良さ・魅力を発掘するところから始めましょう。冒頭に紹介したお店も、と~っても個性豊かな素敵なお店でした。でも、案外、自分のことってわからないんですね。あるいは、毎日、当たり前のようにやっているので、強みとか、すごいことだとか思っていない。ですから、友人・親戚・常連さんなど、まわりの聞ける人に聞いてみましょう。あるいは、お客さん同士の会話にちょっと耳を傾けてみましょう。なぜ、他店でなく当店に来てくださったのか。
そして、それがわかったら、その強み・良さ・魅力、つまりは「宝もの」に磨きをかけましょう!
著作権:山田まり子
★「悪いところを直す」というアプローチが、あまりよろしくないと私が思っている理由として、こんなこともあります。よかったら、読んでみてください。
ご参考:【論理的思考】問題と原因