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新潟市にある山田コンサルティング事務所

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後継者の悩み

2016年05月02日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

信金さんからの案件で、あるお店の相談対応に出かけました。
業界そのものがなかなか(かなり?)厳しい業種でした。とても真面目にがんばっている経営者&後継者さんなので、何とかお力になりたいのですが、そう簡単にいいアイデアは浮かびません。そもそも「アイデア」でどうにかできるレベルではありませんでした。

その日の夜、昼間お会いした前述の後継者さんからメールが届きました。今まで「どうしよう、どうしよう」と気が焦るばかりで、考える時間を持つこともできずにいたとのことで、きょうの相談がいいきっかけになったと言っていただきました。初回で時間も短く、たいしたアドバイスもできませんでしたが、少しはお役に立てたようです。これからは信金さんにも相談に乗ってもらいながら、きょう私が提案した「後継者として考えるべきこと」を考えていくと書いてありました。

だいたい大きくは2つですね。1つは考える時間をつくれない。もう1つはどのように考えたらいいかわからない。

考える時間をつくるという意味では、ペースメーカーとしての役割もコンサルタントにはあると思っています。私と会う予定を入れれば、少なくとも前日には何かしら考えますよね。そして、会っている間は、そのことしか考えない。

あとは、考え方について、できるだけお伝えするようにしています。私が答え(正解)を持っているわけではないので、経営者さんが自分の答えを見つけられるように…。

著作権:山田まり子

丁寧に仕事をするために。2016年正月

2016年01月03日 | コンサル日記
あけましておめでとうございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

旧年中はお世話になり、ありがとうございました。
昨年は、仕事に恵まれ、仲間に恵まれ、お客さん(ご支援先)に恵まれた1年でした。自分なりに精いっぱい活動しましたが、少し仕事を詰め込み過ぎて、対応が不十分な面もあったと反省しています。今年は一つひとつを丁寧に、余裕を持って臨みたいと思います。

忙しさにかまけて仕事の書類を溜めてしまいました。それを片づけようとテプラを持ち出し、ファイルの背表紙に貼るタイトルを印刷…するつもりが、あまりにも久しぶりだったので、なかなか思うように印刷できず。マニュアルを見ながらいろいろ試し、ようやく印刷できました。イライラし、時間がもったいない!なんて思いましたが、終わってみると大した時間ではありません。ほんの10分か15分。でも、気持ちに余裕がないときは、この時間をつくれず後まわし。そして、溜まった書類の山…となります。

すべてがそんな感じで過ぎた昨年でした。ほんのちょっとの時間をかければ終わるのに、その余裕がなくて仕事や家事を溜めてしまい、いざ片づけようとすると、どこから手をつければいいかわからない。仕方ないので、また後まわしという悪循環。

「シゴトの渋滞学」という本(西成活裕著)に書いてあるとおり、今年は詰め込み過ぎをやめて、適度な車間距離を保って日程を入れたいと思います。…実は「シゴトの渋滞学」読んでないのですが。(笑)今年は時間をつくって、この本も読みたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

著作権:山田まり子

来年のスケジュール手帳

2015年11月03日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

悩みに悩んで、来年のスケジュール手帳を大きく&厚くしました。ミドリカンパニーの同じシリーズなんですけどね。新しいのは見開き1ヵ月の他に、週間のページもあります。大きく&厚くなったのでハンドバッグに入れるのは、ちときつい。



1年前、今年の手帳を買うときにもさんざん迷って、結局、いつもどおりの薄い手帳にしたのだけれど、使いながら、ずーっと「やっぱ、書くとこ小さい(少ない)よな~」って。とにかく一度、大きく&厚くしてみましょう、と。ダメだったら、再来年はまた小さいのに戻せばいいもんね。

どうして、たった手帳1冊にここまでぐだぐだ言うかね~?(笑)
私、とっても保守的なので、使い慣れたものを変えるのがと~っても苦手なんです。お客さんには「変わらなきゃ!」なんて言ってるんですけど(お客さん、ごめんなさい)。

「手帳を大きくすると仕事も大きくなります。」と、先輩診断士に言われました。でも、手帳を大きくしたのは目が厳しくなってきたから。だから、文字が大きくなります。だから、仕事は大きくなりません。(キッパリ!)

あ、でも、ここのところ、扱ったことのないサイズ(&内容)の仕事の打診があったり、あちこちの支援機関の方から仕事の打診が続いています。手帳を大きくしたからかな~?

みなさんは、どんな来年になりそうですか?

山田まり子

知的資産経営の勉強会

2011年07月10日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

きょうは日曜日(1日早い記事アップです)。
これから新幹線で東京へ。勉強会に参加します。

私の得意分野は2つあり、1つは飲食・サービス・小売業といった、いわゆるお店屋さんのコンサルティングです。そして、もう1つは従業員のモチベーションアップ(業種不問)。

前者のお店屋さんのコンサルティングというのはわかりやすいですが、後者の「従業員のモチベーションアップ」というのは具体的に何をするのか、ちょっとわかりにくいですね。

社員研修とか人材育成といえばわかりやすいかもしれませんが、それだと自分の感覚とはちょっと違うんですよね。従業員の方が仕事に対して、「いっちょ、がんばるか!」という気になってくれるためなら何でもやる…というスタンスです。そうか、スタンスだからわかりにくいんだ~!(…と、今、気がついた私。(笑))

ですから、具体的な「形」とか「型」が必要で、そのための1つとして、『知的資産経営』を勉強しています。知的資産経営については、以前、ブログに書きましたので、興味のある方は以下をご覧ください。
魅力発信レポートと知的資産経営(2011年3月22日)

知的資産経営とは、「強みを伸ばす」ことを通じてお客さまに提供する価値を創造する。そして、業績の向上に結びつけるという考え方です。
あなたの会社の強みは何なのか。1つではありませんよね、いくつもあります。その強みがどんなふうにつながって成果(価値)を生み出しているのか。とくに重要なポイントとなる強みは何なのか。それをもっと強化すればより大きな成果(価値)を生み出せます。

・どんな強みがあるのか
・強みと強みがどのようにつながっているのか
・そして、どのような価値が創造されているのか
・どの強みを強化すればいいのか
・どうすれば、その強みを強化できるのか

こんなことを考えながら、報告書を仕上げていきます。報告書を作成することが目的ではありません。報告書を作成するプロセスが大切です。

実は、以前、私が作成を支援した魅力発信レポートは、ヒアリングと企業さんから提供していただいた資料をもとにほとんどを私がつくり、企業さんにチェックしていただくというプロセスで進めました。これだと「もったいないな~」というのが正直な感想です。

従業員のみなさんからメンバーを選んでもらい、プロジェクトチームをつくって知的資産経営報告書をつくり上げていくというのが、つまり、プロセスを共有することが大事です。大事というよりも、有効、効果的といったほうが当たっているかな。

報告書を作成するための話し合いで、メンバー同士が会社のこと、仕事のこと、お客さまのことをどのように考えているのかが明らかになります。自分とは違う考えに触れることで気づきもありますし、ズレを話し合うことで認識の共有化も図られます。また、自分の部門や自分の仕事が、業務全体のなかでどのような位置づけにあるのかが明確になるので、どう自分が動けばいいのかがわかるようになります。プロセスを共有することで、仕事そのものへの理解、コミュニケーション向上、研修効果もあり、一石二鳥にも三鳥にもなります。

ただ、そうはいっても企業内部の方だけでこれを進めるのは大変です。そこで、「外部の専門家」として支援しようと、この春から本格的に勉強を始めました。従業員のみなさんのモチベーションアップのためなら何でもやるという熱意を持ちながら、必要となるスキルやノウハウを身につけ、磨いていきたいと思っています。

著作権:山田まり子

コンセプトの威力

2010年11月22日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

先日、創業支援を行ったお店がオープンしたというので、様子を見に行きました。店頭には開店を祝うお花や鉢植えなどが所狭しと並べられ、店主の交友関係の広さを物語っています。

しばらくの間、開店前後のお話を聞いたり、お店に並んでいる商品を見せてもらったり。すると、大事なことを思い出したように、突然、『先生、コンセプトのおかげでお金が借りられたんです!』

店主がいうには、自己資金は一定程度あったものの、商品の仕入に予想以上の資金がかかり、また、開店設備(工事)を助成する補助金を申請し、審査は通ったけれど、実際に補助金を受け取れるのは工事などの支払いを済ませたあとになるため、資金繰りが困難になったとのこと。

実は、私のコンサルティング(創業支援)を受ける前に、銀行に借入の相談をしたのだけれど、店主自身のいろいろな事情も重なって、そのときは断られたのだそうです。

しかし、ようやく開店までこぎつけたのに、ここで諦めるわけにはいかないというので、以前断られた、その銀行にもう一度、借入の申込みに行ったら、「では、面接をしましょう」と。

『先生、コンセプト・シート(=私がお渡しした、コンセプトを考えるための枠組みを記した用紙)にしっかり書いたから、面接で何を聞かれてもちゃんと答えることができて、銀行の担当者もそこまできちんと考えているのなら…ということで、借入ができたんです。』

もちろん、他にも要因はあると思いますが、店主が事業に対して強い熱意をもっていること、そして、それをきちんと他者に説明できることが重要なのだと、コンセプトの威力を再認識した出来事でした。

著作権:山田まり子

知識のメンテナンス

2010年10月31日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

最近(ここ1~2年かな?)、勝手に送りつけられる広告メールがめっきり減りました。怪しい広告メールが減り、たまーに送られてくるのは、広告ではあるけれど、まあまあマトモ。でも、タイトルにつけるべき「未承諾広告※」がついていません。

「未承諾広告※」というのは、この文言をタイトルにつければ、広告メールを送ることの了解を得ていない相手に広告メールを送ることができるというものです。そんなのって変!と思いますが、法律等で決まっています。

まあまあマトモな最近の広告メール。しかし、タイトルに「未承諾広告※」の文字がありません。

なんか、おかしいぞ?

そう思った私はネットで調べました。すると、2年前に法律が改正され、タイトルに「未承諾広告※」をつければ勝手に広告メールを送ってもよい…ということができなくなっていました。

代わりにというわけではないでしょうが、ネット上に公開されているメールアドレスには、勝手に広告メールを送ってもよいとのこと(名刺交換して、その名刺にメールアドレスが記載されている場合も同様)。この場合、タイトルに「未承諾広告※」の文字を入れなくてもいいのだそうです。

危ない、危ない。
こういうことには気をつけなければなりません。

「新しいこと」や「自分の専門でないこと」は、勉強しますし、ちゃんと調べてから話すようにと気をつけます。しかし、自分の専門領域のことで過去に勉強した知識については、今、自分が持っている知識を疑うことがないので、もっとも危ないのです。

とくに、コンサルティングの現場では、話の流れでしゃべってしまってから、心のなかで、「あれ?今でもまだそうなのかな」と気づくこともあります。そんなときは、できるだけ速やかに、そして正直に訂正し、きちんと調べたうえで後ほどお伝えするように心がけています。

著作権:山田まり子

★未承諾広告の法改正について知りたい方は、総務省からガイドラインが発行されていますので、こちらをご覧ください。

特定電子メールの送信等に関するガイドライン(PDFファイル)

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/pdf/081114_4_bs1.pdf

仕事の鞄

2010年09月21日 | コンサル日記
おはようございます! (^O^)/
中小企業診断士の山田まり子です。

きょうから「コンサル日記」というカテゴリーをつくりました。コンサルタントって何やるの? あやしく謎に満ちた(?)経営コンサルタントの仕事の風景を感じていただけたらと思います。

最近、遠方(県内ですが)に伺う仕事が続きました。列車を乗り継ぎ目的地へ。下車駅に到着する前にトイレを済ませておきます。先方に着いていきなり「トイレ貸してください」というのも何ですものね(飲食店のコンサルティングでは、わざとトイレを借りることはありますが)。

ハンドバッグはもちろんトイレに持っていきますが、ここで困るのが書類鞄。資料や冊子が入っていて結構、重たい。「コンサルタントの7つ道具」じゃないけれど、デジカメや電卓(大きめ)なども入っているので、さらに重い。席に置いていきたいのはヤマヤマなれど…。

私がつくった書類には依頼主企業の情報が満載なわけで、これを席に置いていくわけにはいきません。

どこかの列車で、「(席に)置いていきゃいいのに」と思うような重そうな書類鞄を手に提げて、えっちらおっちらトイレに向かうスーツ姿のおばさんを見かけたら、それはきっと私です。

颯爽としたビジネス・ウーマンの姿にはほど遠く。
あ~あ。なる前は、コンサルタントってもっと格好いいと思っていたんだけどな~。

著作権:山田まり子