自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

南会津の早春に遊ぶ(山菜採り)

2011年05月12日 | 日記
平成23年5月11日(水)当社の定休日  雨のち曇りのち又雨


朝4:00起床、夕べの冷たいカレーを暖かいご飯にかけて、朝飯食べて、4:30出発。
山菜採りの先生宅5:00。

今日のメインは春の味覚、山菜の王様(?)たらの芽採りです。同時に会津の早春を満喫したい。

たらの芽の解説です。

●たらの芽(もち(餅)たら、 め(女)たら)●
山菜の人気者、全国に生地している木で、ほとんどの人がご存知の山菜、初春のたらの芽のてんぷらの味は格別で、長い冬を過ごした雪国の人々に春を告げる山菜の代表的な味としてもっとも親しまれています。

たらの木には何種類かあり、代表的な種類に「もちたら」(女たら)があります。もちのようなほくほく、サクサクとした食感と粘りがあり、表現のしにくい独特のわずかな苦味とかすかな青臭さというか新芽の香とがあいまって、それはとてもとても美味しいたらの芽です。

木にはたらの木特有のとげも少なく、芽も大きく、ボリュウム感もあり、木とハカマのところにカタクリ状のネバネバした粘液を出します。木も巨木になります。大きい木は採るのに一苦労です。

●たらの芽(おに(鬼)たら、おん(男)たら)●
トゲの多いたらの木の事を、「鬼たら」(男たら)とよんでいます。木にはとげが多く、衣服や体に刺さるほどです。

芽にもトゲが多くあるのが普通で、餅たらに比較すると細く、丸みを帯びず、空をめがけて細長く発生します。葉や芽は、赤みをおびており、少しウルシの木に似かよってたりします。

痩せた土地に点々と発生し、木ももろく脆弱です。しかし細いトゲは、茹でたり、てんぷらにしますと全く気になりません。味のほうは、餅たらに比較すれば一歩も二歩も譲ります。でも、旬のものは美味しいです。

我々がかの地で採るのはほとんどが”もちたら(女たら)”です。


7:50ごろ到着。

小生の師匠、名人です。

こんな所で採れるんです。最初のスポットです。

     
   こんな早春の美しい自然の中で過ごす一日は幸せです。


もちたらの芽です。高さは2m50cmぐらいあります。採るのに、そして撮るのに一苦労です。
逆光になってしまいました。シルエットをご覧下さい。

 


”こごみ”です。こごみはもう遅いので、先が丸まっているのを探します。成長すると、先の丸いのがまっすぐに
伸びてしまい、硬くなって食べられません。                                    

  

どうです。鮮やかな緑色が実に美しいでしょう!! 茹でて、ごまあえ、マヨネーズ、てんぷらもいけます。


ふきのとうもまだわずか残っています。


もうほとんどが、大きくなって花が白くなっていますが・・・。


冷たい、清流には、高菜(クレソン)がありました。
おひたしがうまい。



野花も可憐に咲いてます。


日本の春の象徴、すみれ。


ピンクの2輪草、珍しいかな。


エンレイソウ。


清楚なあずまいちげです。


わからない花ですがきれいでしょう。名前を知っている方は教えてください。

極々小さな花です。
 
 木に咲いています。


山桜も満開です。

   

 
柔らかな若葉と白い花びらが象徴的です。飾らない美しさがいい。



新緑の美しさを披露。(自分だけそう感じているだけかな?)


カラマツの鮮やかなみどり。


名前がわからないが、柔らかいきみどりが爽やかだ。


ひなが飛び立ったあとの鳥の巣を発見。



場所を変えて、名人は渓流釣りをする。
  
寒くて、水量も多かったせいか、釣果は、岩魚が2匹。
小生も挑戦したが、戦果はゼロ。



名人が釣っている間、小生は釣りをあきらめて、山菜採り。
  
この道沿いで、太くてふっくらと芽をつけたもちたらの芽が結構採れた。


今日の成果の一部。



この他に、わらび、ふきのとう少々、高菜。

帰りに、猿楽そば(4人の共同経営で自分たちでそば畑を持ち栽培したそばを使用)を味わって帰途に。
おかみさんの心遣いと会津弁が暖かい親しみを感じさせる。
今日は、お昼の時間を過ぎて、暖簾が引き込んであったのに、折角、来てくれたのだからと言って、店を開けてくれた。

感謝! 感謝!!



今日は、雨から曇りそして又雨と天気にはあまり恵まれなかったが、まだ芽吹きまもない会津の早春を楽しみ、
ほんとうに、自然の中に居るだけでうれしくなってきます。


暖かい人間の機微に出会い、そしてそのうえ、山菜にも出会えて幸せな一日でした。

帰ってからの、てんぷら、それと名人がくれた岩魚(表現できないうまさ!)を焼いての熱燗の酒は最高です。


今回は、これにておしまい。

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