<以下の文を復刻します。たしか2015年2月ごろに書いた記事だと思います>
ピラミッド、スフィンクス、クレオパトラ、アラビアンナイト、アリババにシンドバッド、開け胡麻~~、スエズ運河、アラビアのロレンス・・・
中東にはまったく縁のない私だが、中東と聞くとさまざまなロマンや幻想が湧きあがる。それほど中東は不思議な所らしく、何が起きるか分からないのだろう。このところ「イスラム国」の話題が盛んに取り上げられるが、あの卑劣・非道な処刑シーンを見ていると、アリババの物語に出てくるバラバラ殺人など残酷なシーンを思い出してしまう。
このように中東は夢が多い所だが、一方で残酷な“悪夢”に満ちた所でもあるようだ。それを、われわれ日本人はほとんど知らない。そこに危険が一杯あるのだ。だから「君子 危うきに近寄らず」で、そんな危険な中東には近づかない方がいい。本当に何が起きるか分からないのだ。
そうは言っても世界が緊密になり、石油などの商売や交流が広がると、日本も中東地域と関係を深めざるを得ない。しかし、それは最低限 必要な範囲に止めるべきで、いたずらに“深入り”することは避けるべきだ。そうでないと、いつ危険がわが身に及ぶか分からないのだ。
欧米諸国は中東に熱心であり、日本も「イスラム国」対策で人道支援などに踏み切った。欧米諸国は歴史的な繋がりがあるからまだ分かるが、日本は“新参者”に近い存在である。できるだけ控え目な対応が必要ではないのか。
安部首相はよく「国際社会」との協力を口にするが、国際社会とはこの場合アメリカなど「欧米諸国」のことである。中国やロシア、インドなどその他の国は含まれていない。私が見る限り、これらの国は中東での事態の推移を冷静に見守っている感じだ。その方が賢明ではないのか。
日本も欧米諸国との付き合いは必要だが、できるだけ深入りはせず、控え目な対応が求められる。中東地域というのは夢が多いが、悪夢も一杯だと思った方がいい。非常に複雑で“怪奇”な所だと思う。
はじめにアラビアンナイトなどの話をしたが、これにちなんである歌を思い出した。日本は平和である。最後に支離滅裂だが、ピンク・レディーの『渚のシンドバッド』をリンクしておこう! hahahahaha