富山市八木小児科医院ブログです

受付時間診療時間終了10分前ですが、診療時間については学会出張や外部への出務のために臨時変更になる場合はあります。

 秋の話題

2021年09月07日 | Weblog

 

※ 新型コロナ感染が全国的に拡大しておりますが、都市部ではやや減少傾向にあります。

しかしながら今後2週間この状況がさらにすすむことでひと段落できるのではないかと予想できます。

小児のほとんどが家族内感染です(小学生、中学生まで)したがって社会の感染者が増えれば当然、小児の陽性例も増えますが、こども社会の中で拡大、蔓延していくことはほとんどないようです。(未満時の保育施設 幼稚園では全国で一部施設内発生で園児同士で感染拡大も指摘されてますが、総数のなかでの割合としては多くないと思います)

ここがインフルエンザや、RS感染と異なるところです。未就学児のRS感染は現在、全国でここ数年来にない大流行です。昨年流行しなかったので、今年は2年分の流行が一機にきたようですが富山県では終息傾向です。溶連菌、胃腸炎などは横ばいです。普通風邪症候群がやや増えてきてます

手洗い、手指消毒、正しいマスクの着用(学童では熱中症に注意して必要な状況に応じて)、

近距離でマスクなしの会話が行わないなど留意してください。

☆小児の感染については、社会全体(成人の)のワクチン接種がすすむにつれれ減少してくると予想されます。

※ インフルエンザの流行については南半球の流行状況が参考になりますが、今年は南半球でもインフルエンザの流行が

  今のところみられておりません。 昨年同様に今年も大流行には至らない可能性もあります。

  しかしながら、昨年もインフルエンザは流行しておりませんのでいずれかの時期に流行が拡大すると

  かなりの感染拡大が懸念されます。 インフルエンザについてはこれで通りのワクチン接種を今年もお願いしたいと

  思います。

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コロナワクチン接種後の反応について 米国より

2021年08月13日 | Weblog

☆社会での生活としてはコロナワクチン接種後であってもマスク、密をさける、人との距離を保つ、換気の徹底は最低限の感染対策です。また、ワクチン接種の効果持続期間もまだ正確にはわかりません。

3月、㋃に優先接種した医療従事者がそろそろ接種後半月経過してくる時期になりますので、秋以後の医療従事者の感染

率、また高齢者の接種後の場合、11月頃から接種後半年経過しますので、この時期での高齢者の感染者数に注意すべきかと思います。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

米国CDCでの 12歳以上へのコロナワクチン接種後の調査について 2021 6月現在の

報告です。  接種後以下の割合で一定数の症状が確認されます。

いずれも数日で回復します。  

1)12-15歳 2540名

2)16-25歳  12759名

・・・・・・・・・・・・

12-15歳    16-25歳

めまい24.3%    22.2%

失神 17.6%   9.9%

吐き気12.1%   15.3%

頭痛 11.1%   17.2%

嘔吐 8.7%    7.2%

蒼白 8.6%    

意識消失8.5%

発熱8.5%     15.3%

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*日本でのワクチン接種後の心筋炎については現在、100万人あたり1.1人の報告です。

 英国での調査では自然発生の心筋炎・心膜炎の頻度は 10万人あたり1人~10人(厚生労働省HPより)とされております。

ワクチン接種については厚生労働省のHPからも副反応疑い事例など随時更新されますので、

参考にしてワクチン接種についての情報を確認ください。

以下 現状での厚生労働省HPから一部抜粋です。

 

ファイザー社  コロナワクチン  

接種後死亡として報告  828件(159日間の期間中) 74,137,343回接種中

  100万人当たり 19件    いずれもコロナワクチンとの因果関係と結論づけるに

  いたっていない。

                                                                                                                                       

アナフィラキシー疑い 報告

  100万人当たり  25件    7月25日まで

 

心筋炎・心膜炎について

  • 自然発症について 我が国では 100万人当たり 38人
  • コロナワクチン接種後      100万人当たり1人

 

*ワクチン接種後の出血性脳卒中の死亡発生   100万人当たり 0.03件(日)

             同 65歳以下死亡発生率  100万人当たり 0.02(日)

             

一般人口での出血性脳卒中の死亡発生    100万人当たり 0.75件 (日)

             同 65歳以下 死亡発生率  100万人当たり 0.22件(日)

 

*ワクチン接種後の虚血性心疾患による死亡発生  100万人当たり 0.04件(日)

  一般人口での虚血性心疾患による死亡発生    100万人当たり 1.46件(日)

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夏かぜが微増してます。

2021年08月03日 | Weblog

現在、日本脳炎ワクチンが全国的に配給不足になっております。

今のところ初回の接種(1回目、2回目)を優先させていただき、

日本脳炎ワクチンについてはお問いあわせください。

現在一定数の接種は当院では可能な範囲で対応します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

市内感染情報

※ 新型コロナ感染が全国的に拡大しております。

小児のほとんどが家族内感染です。したがって社会の感染者が増えれば当然、小児の陽性例も増えますが、

こども社会の中で拡大、蔓延していくことはほとんどありません。ここがインフルエンザや、RS感染と異なるところです。未就学児のRS感染は現在、全国でここ数年来にない大流行です。昨年流行しなかったので、

  今年は2年分の流行が一機にきたようですが富山県では終息傾向で、その後、夏かぜや、その他の呼吸器系ウイルス

  咳、熱のかぜが地域的に流行しております。溶連菌、胃腸炎などは横ばいです。普通風邪症候群がやや増えてきてます

★20代以上の新型コロナウイルス感染症は全国で拡大しております。重症例も増えてますが

軽症例が多く市中感染も多いので、これまで通りの基本的な感染対策をお願いします。

全国でも乳幼児や小児についても感染事例が増えてきてますが、これまで通り家族内感染が70%です。

手洗い、手指消毒、正しいマスクの着用(学童では熱中症に注意して必要な状況に応じて)、

近距離でマスクなしの会話が行わないなど留意してください。

※ コロナワクチンについて、今後12歳以上への接種が承認されますが、接種の時期についてはまだ未定

であるのと、10代から20代について米国で心筋炎など報告例が懸念される、とのことなどの情報を確認しながら、

検討したいと思います。

まず、こどもを取り巻く社会での接種が進むことが第一であり、周囲の感染者が減れば、当然小児の感染者も

減ってくると考えられます。

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NEW最近の市内感染情・日本脳炎ワクチンについて(1期初回、2回目優先予約制)

2021年06月29日 | Weblog

現在日本脳炎ワクチンが全国的に配給不足になっております。

今のところ初回の接種(1回目、2回目)を優先させていただき、

当面、日本脳炎ワクチンについては予約制となります。 電話でお問い合わせください。

1期の追加接種、2期の追加接種については秋以後にお願いする場合があります

よろしくお願いします。ただし、接種期限切れが近くなる場合窓口にて相談

させていただきます。

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市内感染情報

※ 新型コロナ感染が5月の発生は県内での1か月で最多となったようですが、小児のほとんどが

  家族内感染です。したがって社会の感染者が増えれば当然、小児の陽性例も増えますが、

  こども社会の中で拡大、蔓延していくことはほとんどありません。ここがインフルエンザや、

  RS感染と異なるところです。

  未就学児のRS感染は現在、全国でここ数年来にない大流行です。昨年流行しなかったので、

  今年は2年分の流行が一機にきたようです。

溶連菌、胃腸炎などは横ばいです。

普通風邪症候群がやや増えてきてますが、これについては昨年同様少ないです。

★20代以上の新型コロナウイルス感染症は全国で拡大しております。重症例も増えてますが

軽症例が多く市中感染も多いので、これまで通りの基本的な感染対策をお願いします。

全国でも乳幼児や小児についても感染事例が増えてきてますが、これまで通り家族内感染が70%です。

手洗い、手指消毒、正しいマスクの着用(学童では熱中症に注意して必要な状況に応じて)、

近距離でマスクなしの会話が行わないなど留意してください。

※ コロナワクチンについて、今後12歳以上への接種が承認されますが、接種の時期についてはまだ未定

であるのと、10代から20代について米国で心筋炎など報告例が懸念される、とのことなどの情報を確認しながら、

検討したいと思います。

まず、こどもを取り巻く社会での接種が進むことが第一であり、周囲の感染者が減れば、当然小児の感染者も

減ってくると考えられます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  コロナワクチンの話 ↓

※忽那賢志先生 引用 2021 2月14日(news.yahoo.co.jp)

現在承認されるファイザーのワクチン:

①mRNA(メッセンジャーm)メッセンジャーRNAというタンパク質生成するための情報を運ぶ

設計図により、新型コロナウイルスの表面にあるスパイク蛋白(突起のようなものです)を体内で作り、

これのスパイク蛋白に対して、抗体がつくられたり免疫が誘導されることで、新型コロナウイルスに対する

免疫が接種した方にできるというものです。

 

②ワクチンの効果については、接種された方の発症リスクが【20分の1になる】と解釈できるようです。

 (ワクチンを接種した方の発症リスクが、接種しなかったひとよりも95%少ない)

 

③接種後2週間程度から効果がでてくるようなので、さらに効果を継続するために3週間あけて2回目接種を行います

 

④接種後の効果持続期間については、まだわかっていませんので、これから明らかになるとうです。

⑤接種後の副反応については、1)接種部位の痛み67.7~74.8%2)が最も多くその他だるざ、頭痛、倦怠感、接種部位の腫れがみられます。インフルエンザ予防接種よりもやや多いとの報告もあります。

⑥ 米国の調査では、接種後のアレルギー反応のひとつであるアナフィラキシー反応は20万人に一人、

  インフルエンザ接種後のアナフィラキシー反応は100万人に一人なので新型コロナワクチンのほうが頻度が高いと

  いわれてますが、ペニシリンという抗生剤では5000人に一人がアレルギ反応がでると言われてますが、これは

  よく知られていないのでニュースになりませんが、新型コロナワクチンは世界中で注目されているために注目されます。 なお、アナフィラキシー反応は過去に起こしたことがある方、サルファ剤や卵で何らかのアレルギーがありアナフィラキシー反応を起こしたことがある方で多いことがわかってます。

  ☆アナフィラキシー反応は74%の方で15分以内、80%が過去にアレルギーを指摘されている、12%が過去に

   アナフィラキシー反応を起こしたことがあった。

⑦ 筋肉注射:海外では予防接種は筋肉注射のほうが一般的で安全性は確率されてます。皮下注射に比べて、抗体産生が良好である、副反応が少ないこと、なのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一部抜粋  このほかにも情報が掲載されおりますのでまた、ご紹介します。

 

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2月の診療情報

2021年02月16日 | Weblog

 

※ 当院での新型コロナウイルス感染対策: 定期消毒、換気、隔離部屋での検査対応およびかかりつけのお子さんご家族についての新型コロナウイルス感染疑いのある行動歴、家族歴、接触歴で検査診断必要な場合は、クリニックにてPCR検査結果まで対応しております。 

1)年末年始は富山市・医師会急患センターに出向しておりましたが、一般の感染症(インフルエンザ含め)は小児ではほとんど見られず、普通感冒や胃腸炎、溶連菌感染などが例年の半数以下でした。

2)インフルエンザは県内含めて国内一部の地域(山形などで報告あり)以外の流行はないようです。

3) 一部地域で、普通感冒、アデノウイルス、溶連菌がみられます。また、わずかながらRSウイルス感染も

    検出されているようですが、普段の半数以下です。

 

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