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日本共産党・宇田たか子です

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一般質問「大項目4 子育て支援のさらなる充実のために」 3月13日

2024年03月20日 | 日記

大項目4 子育て支援のさらなる充実のために           質問と答弁  未定稿

(1)ブックスタート事業について

 現在本市は、ブックスタート事業として、「あかちゃん絵本」目録の作成やヘルスケアセンターでの配布を行っていますが、本来のブックスタート事業とは、自治体が赤ちゃんと保護者に絵本をプレゼントする事業です。多くの自治体では,絵本1~2冊と読み聞かせのための絵本リストなどの資料をかわいらしい手提げ袋に入れてプレゼントしています。多くの場合、6か月検診などのときに、読み聞かせボランティアの方などが赤ちゃんに読み聞かせをしてあげ、その時の赤ちゃんの様子を保護者の方にも見ていただき、絵本の楽しさを一緒に体験してもらうのが特徴です。

 赤ちゃんをつれて書店に行くのがまだ難しかったり、絵本を買う習慣がなかったり、絵本を買うお金がなかったり、図書館で借りた本では赤ちゃんが舐めてしまったり破いてしまうのが心配だったりする保護者に、早い段階から家庭に絵本のある子育て環境を提供すること、そして絵本にかかわること以外にもさまざまな困難や心配を抱えて子育てを開始したすべての保護者に寄り添い、ともに子どもの健やかな成長を願う、そのスタートとしての事業です。

 県内では44自治体中,NPOブックスタートを利用して実施しているのが39自治体,独自に絵本を配布しているのが3自治体で、実施していないのは本市とつくば市のみという状況です。今ではブックスタート事業は、子育て支援のための標準的な行政サービスと言ってもよく、本市がいまだに取り組まないことについて、なぜなのかが問われる段階にきていると考えます。そこで、本市の見解を伺います。

 

答弁 岩崎教育部長

  • ブックスタート事業について

 絵本は乳幼児と保護者が心触れ合うきっかけをつくり、絆を深め楽しむことができる重要なツールであると認識しています。市では乳幼児期から身近な場所での読書機会を提供するため、乳幼児向けの読み聞かせのイベントを毎月開催するほか、保育所や幼稚園、子育て支援施設などに図書館の絵本を貸し出すお話お届け便事業を実施しています。

 また、保護者がお子さんと読みたい本を選ぶ際の参考にしていただけるよう乳幼児向け絵本を紹介するブックリストを平成18年から作成し、5か月から6か月育児相談で配布しています。

図書館はブックリストで紹介する本も含め40368冊の絵本を所蔵しており、乳幼児を持つ家庭にも多く利用していただいていることから、親子で一緒に絵本を開く楽しさを体感する一助となっているものと考えています。

市としましては、ブックスタートの趣旨を踏まえた様々な取り組みを行い乳幼児期の早い段階から身近に絵本のある環境を整えてきました。引き続き資料の充実や読書の楽しみをお伝えする事業を通して、子どもの読書活動の実施に取り組んでいきます。

 

再質問 宇田

イギリスではじまったブックスタート事業が日本に紹介されたのは、2000年の子ども読書年の時のだというふういわれております。その後20数年で日本中の自治体に広がったということは、驚くべきことだと思います。最初に申し上げましたが、取り組んでいないのは県内では本市とつくば市だけということです。

ブックスタート事業については、2020年ですね、「第2期子ども・子育て支援事業計画」のパブリック・コメントでも、ぜひ取り組んでほしいという声が上がっております。2022年のひたちなか市第3次子ども読書活動推進計画に対するパブリックコメントでも、ぜひ取り組んでほしいという声が上がっておりますが、市はその声に耳を傾けない、というわけなんですね。

 で、最初の答弁にもあったように、市は、リストを作って配布していますと、いうことなんですが、まあ、認識としては一緒だと思っているんです。

 保護者に対して,家庭における読書の重要な役割や読書の有用性などを伝え、子どもの読書習慣の形成に積極的に関わりがもてるように啓発をしています、と。 で、そのためにブックリストを配布していますと、いうことなんですけれども、一歩踏み出して、大事なことだから啓発します、リストを配ります、といことにとどまらず、一歩踏み込んで、それをプレゼントするところまでやる、というところまで今後検討していただきたいと思っています。

ブックスタート事業は、図書館・保健センター・子育て支援担当・図書ボランティアがかかわる事業ですから、読書推進の事業としても、母子保健の事業としても、子育て支援の事業としても、市民と行政の協働の事業としても、本当に相乗効果が期待できる事業ですので、ぜひ今後検討課題に入れていただきたいということを申し上げたいと思います。

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