大項目4 高齢世帯の住環境の充実について 未定稿
一人暮らしの高齢者が年々増加するなか、安心して暮らし続けられる住環境の充実は本人の自己責任とするのではなく、政治の課題として行政が積極的に支援することが必要だと考えます。そこで、市の取り組みについて伺います。
(1)市営住宅での取り組みについて
市営住宅への高齢単身者の入居希望が増えているなか、市はトイレの洋式化や手すりの設置など部屋のリフォームを行い、安心して暮らせる住宅の提供を増やす努力を行っています。しかし、一方、現在の市営住宅には原則風呂釜と給湯設備、エアコンなどの空調設備が整っていないことから、入居の際に多額の初期費用がかかり、入居したくても市営住宅を選択肢から外さざるを得ないという声を多く伺います。
これでは、低所得者への住宅の提供が使命でありながら、その役割を果たせているとは思えません。そこで、
1点目 風呂釜と給湯設備、エアコンなどの空調設備の設置と費用について
2点目 お風呂のない部屋を提供するなどということは、今の世の中では普通には考えられないことです。低所得者の入居が前提の市営住宅でありながら、そして特に高齢者にその費用を負担させるということについて、どうお考えか伺います。
(2)エアコンの設置補助について
年々暑さが厳しくなり、室内での熱中症を予防するために、適切なエアコンの利用が呼びかけられています。高齢者の命を守るためには、エアコンの設置、省エネタイプへの買い替え等に対する補助制度が必要と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 佐藤建設部長
(1) 市営住宅での取り組みについて
1点目 風呂釜と給湯設備、エアコンなどの空調設備の設置と費用について
現在多くの市営住宅においてはこれらの設備はなく、契約後に入居者のご負担により設置をお願いしているところです。設置にかかる費用については、風呂釜と給湯設備の設置にはおおむね25万円程度、エアコンについては居室の大きさや機能により異なりますがおおむね10万円程度をご負担していただいています。
2点目 風呂釜等のない部屋を提供していることについて
市営住宅においては、その目的にもありますように住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸することが重要であると考えています。現在高齢世帯の住環境の整備として、新規入居者の部屋についてはトイレの洋式化や手すりの設置などを行っており、さらに市で風呂釜やエアコンなどの設備を設置した場合、維持管理費も含め家賃の増額が懸念されます。
このことから市営住宅においては、初期費用のご負担をお願いするものの低廉な家賃を維持するため最低限の設備としています。市といたしましては、高齢者に限らず風呂釜やエアコンなどの設備については入居者の負担で設置をお願いしたいと考えています。
(2)エアコンの設置補助について
高齢者の熱中症予防にはエアコンの使用が効果的ですが、中にはエアコンの風が苦手という理由で扇風機だけで過ごしている方もいます。このため高齢者に対してはエアコンの利用のほか、こまめな水分補給や暑さに備えた体作りなど効果的な予防策について地域包括支援センターの職員が高齢者宅への訪問時に声掛けを行うほか、各地域で開催される体操教室などにおいて熱中症を含む保険指導を実施しているところです。
また一人暮らし高齢者の見守りサービスの一つである緊急通報システムには、熱中症の危険を知らせる警告機能が備えられており、熱中症予防の強化を図っています。エアコンの設置補助については財源の確保や公平性などの課題が多く現在のところ導入は難しいものと考えています。
引き続き国の動向や他市町村の状況を注視するとともに、熱中症にかかる高齢者を少しでも減らせるよう今後も効果的な予防策の普及啓発に努めていきます。
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