震災前まで24年間続けられてきた「野馬追の里健康マラソン大会」は、昨年原発事故の影響で中断してしまいました。例年2000人以上の参加者があり、南相馬市にとっては一大イベントでした。
このマラソン大会の前身となったのが「原町市民マラソン大会」でした。今から35年?程前に原町連合青年会が主催したのが始まりです。原町高校をスタートし高ノ倉折り返しの10kmでした。そこから市が開催する大会となり、26年前に「野馬追の里健康マラソン大会」に発展してきました。
今年は、「南相馬市スポーツ復興祈念大会」として再開されるようです。
特別招待選手として、箱根駅伝で山の神として活躍した南相馬市小高区出身の今井正人選手、トライアスロンでオリンピック出場を果たした南相馬市原町区出身の西内洋行選手、南相馬市原町区で小学校まで過ごしたマラソンオリンピック出場の佐藤敦之選手の3名が出場します。
コースも比較的放射能が低い?地域に変更されたようです。これから再度コースの除染が行われるかもしれませんね。南相馬市のコース上の行政区や体育協会、レクリェーション協会にも大会を運営する上での協力要請があると思われますが、避難している方が多いのでどれだけ協力できるかわかりませんね。でも、南相馬市のスポーツ復興祈念大会ですから12月2日はなるべく都合をつけて協力するように努力しましょう。
大会の種目には小学生や中学生の種目が多くありますが、小学生や中学生の避難者が多いのでどれだけエントリーできるか不安ですね。
以前のように2000人以上の参加者は見込めないかもしれませんが、12月2日は南相馬市を多くのランナーが走ることを期待したいものです。