野菜と共に!歌うファーマー!

農業がしたい!そんな思いで、丹波に入植してはや10年。畑と睨っこしながら暮らす新米夫婦の格闘の日々をお伝えします!!

夏野菜の苗は、踏み込み温床

2008年03月25日 | 畑の様子
毎年ドキドキしてしまうのが、夏野菜の苗作り。


夏野菜の種を発芽させるためには、約30度の温度が必要なんですが、冬場の寒い時期にそれをするのは中々大変だったりします。

あ、わざわざ寒い時期に発芽させるのは、そのほうが早く野菜が出来始めるというのはモチロンですが、収穫できる期間が長くなるからなのです。
つまり、暖かくなってから種まきしても、収穫が終わってしまう時期あまり変わらないのです。

で、本題ですが、その高い温度を作り出すために、この踏み込み温床を利用しています。(写真)ビニールハウス内に、高さ60cm 幅60cm、長さ3mくらいの枠を作って、そこに落ち葉と米ぬか、水を混ぜながら、入れていって、ガンガン踏み込みます。

しばらくすると、発酵熱が出てくるのですが、この熱を利用します。熱が逃げないように、2重のビニールで覆ってやったり、それでも寒い時期は布団をその上からかけてやったり…。温度管理がとてもネックになってきます。

このやり方でやっている人ってあんまり知りません。自分で言うのもなんですが、とても難しいし、電気熱をつかった方がラクだし、もっというなら、苗を買ったほうがリーズナブルだったり…。

けれど、昔の人の知恵で、種から作るっていうのが、なんとなく百姓っぽくて格好いいのと、前年の落ち葉が今年の苗土にできたりするので、なんとなく続けています。

今年、グリーンランドプロジェクト神戸
に苗をお願いされちゃいました。
どうしても、失敗が許されなかったので、ちょっぴりお家の電子カーペットなんかと併用したのですが、どの苗も順調に発芽してくれたので、いい感じで先日3月22日の頒布会に間に合うように、お渡しすることができました。

ちょっぴり夏野菜の苗が余分にありそうなので、おうちで夏野菜作ってみたい方がいればお知らせください。