銀色のかけら

銀魂感想と徒然日記

アニメ銀魂゜308話『鬼が哭いた日』

2016-02-03 21:28:34 | アニメ銀魂感想
鈍色に沈む江戸の町。
葬送の列。
喪に服す民。
茂々公、皆に愛された方だったのだと、改めて涙が・・・

まだ傷の癒えぬ銀さんの、重い足取り。
暗く虚ろな、でも、何かを見据えるような瞳。

そして、OP。
ロゴの背景に入った色に「嗚呼、このお話がきてしまった」と、胸がキューっと・・・
黒でもないのに、なぜでしょう。
『彼らの色』だと感じますね。
アニメで、土方の瞳に混じる色だからでしょうか。

力の入ったOPですね!
人物の切り替えも、戦闘シーンも。
秀逸です!
素晴らしい!


友を立て続けに失った全蔵の胸の内を想うと辛くて・・・
松平公の怒りを想うと一緒に歯噛みして・・・
彼等も、時機を待つのでしょうね。


近藤さん、大将たる器を感じました。
隊士を、自分の家族を護るための決断。
想いを繋げるための犠牲。

そして、ひとり家を去るとき、その姿を見届け家族に意思を繋ぐ役目を託したのは銀さん。
それほど、彼らの繋がりは強くなっていたのですね。

それは、土方も同じ。
銀さんの様子と「すまねぇ」という言葉だけで、全てを悟るほど。

血気に逸る隊士たちを、怒りに唇を歪ませ低く問いかける沖田を、静かな言葉と態度で諭す土方。
もう違うと言いながら、やはり、真選組の副長ですね。
皆を生かすため。
銀さんが繋いだ近藤さんの想いを解したため。

土方の、ひとり門の前に立ち路に垂水を落とす姿が、辛かった・・・
落胆に弱音を吐く沖田が、切なかった・・・

でも、
あなた達には、もう、敵でもライバルでもない同じ居場所を大事に思う仲間がいます。
今はどうか・・・


今回、本当に本当に素晴らしかった。
細かい表情ひとつひとつ、リズムひとつひとつ、本当に丁寧で、心揺さぶられ、引き込まれました。
悲しいお話だけど、銀魂愛を感じられて嬉しかった。
本当に、感謝です。


WJ掲載時の感想はこちらです。


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