雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

お酒

2007-03-21 11:55:47 | Weblog
飲みざま(2):
砂鉢飲み---砂鉢入りの酒をガブ飲みすること。
砂鉢とは、底の浅い大きな磁気製容器をいう。
酒淫(しゅいん)---酒のだらしなく溺れ飲みすること。
上戸---酒の飲みっぷりのいいこと。
書生酒---明治の書生に見られたバンカラ風な酒の飲み方。
ズイ飲み---グイ飲みに同じ。
据飲み---卓上の酒器に酒を入れたまま口を近づけてすすり飲むこと。みっともないこととされているが、丼や鉢に入れた酒をこぼさないようにする独特の飲み方である。
浅酌(せんしゃく)---杯の五分どころまでしか酒を注がず、この調子でゆっくり飲むこと。
チビチビ---酒を嘗めるように少しずつ飲むさま。
チャンポン---日本酒・ビール・焼酎・洋酒などを代わるがわる飲むこと。悪酔いの原因という俗説には根拠がない。
痛飲(つういん)---酒を徹底的に飲むこと。
爪飲み---親指の爪を杯底の入れ酒が残っていないことを確認する飲み方。つまり、一滴たりとも余さずに飲み尽くすド根性をさす。
手酌---
手ずから酌---
手盛り---
天目酒---天目飲みに同じ。
天目飲み---天目茶碗に入った酒を飲むこと。「天目」は茶の湯で用いる抹茶茶碗。
ドンドン酒---たて続けに銚子を注文して飲むせっかちな酒。
なめる酒---酒をちびちび飲むこと。また、その酒。
飲み食らい---酒を意地汚く飲み肴をむさぼり食うさま。
飲みざし---飲みかけた酒を中途でやめること。
馬喰酒(ばくろうしゅ)---手の親指と人差指の根元のふくらみに塩か味噌をのせ、これをなめながら飲むコップ酒や枡酒。
梯子酒---
ひた飲み---ひたすら酒を飲むこと。
左酌---余裕ある酒の飲みぶり。
ひっかけ飲み---安直に酒を飲むこと。
ピッチ---杯を重ねる速さの度合。
一つ干し---一口飲み。
不精酒---だらしない態度で酒を飲むこと。
暴酒(ぼうしゅ)---見境なく乱暴に酒を飲むこと。
もう半分---十分飲んだ後も意地汚く酒をせがむさま。
自棄飲み---
ラッパ飲み---ビンに直接口をつけて酒などを飲むこと。
乱食い酒---だらしなく酒を食らった状態。

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お酒

2007-03-20 08:59:00 | Weblog
飲みざま(1):
呷っきり(あおきっり)---「呷り付け」の江戸言葉。
呷り付け---酒を勢いよく続けて飲むこと。
呷る---コップ酒などを一息に飲み干す。
後引き酒---酒をだらしなくいつまでものむみ続けること。
息無し飲み---息もつかずに酒を飲み干すこと。
一気飲み---酒を息つぎもせず一息に飲み干すこと。
一刻飲み---かなりの量の酒をあっという間に飲み干すこと。
うたての酒---酒を意地汚く飲むこと。また、その酒。
うん飲め---酒をグイと飲み干すこと。奴詞(やっこことば)。
追っかけ杯---酔いを追いかけるように杯をかさねること。
お手が鳴ったら---客が手を打ち鳴らし、銚子などお替りを催促する仕草。
お神輿を据える---一つ場所でじっくり腰を据えて酒を飲む。
快飲(かいいん)---酒をこころよく飲むこと。
皆是飲み(かいぜのみ)---茶碗や大杯などの酒を余すことなく飲み干すこと。
貝飲み---貝を杯として酒を飲むこと。また、その貝杯。
我酒(がざけ)---酒をがむしゃらに飲むこと。
勝手酒---酒好きがまわりの目を気にせずに自分勝手に酒を飲みはじめること。
我飲み---酒を味わいもせずガブ飲みするむこと。
カブトを決める---一合枡の角に粗塩をのせ舌先でなめながら酒を飲む。
空酒(からざけ)---肴なしに酒を飲むこと。[素酒]とも。
グイ飲み---杯酒を一息に飲み干すこと。
グズ酒---ぐずぐずと締まらない酒の飲み方。また、その酒。
口直し---一つ酒を飲み飽きたほかの酒に代えて飲み直すこと。
グットと一杯---酒を勢いよく飲み始めるさま。
コップ酒---コップに入った酒を飲むこと。また、その酒。
酒振り(さかぶり)---酒席での振舞い。酒の飲みっぷり。
酒、酒を飲む---酒の味が分からなくなるほど酔っている状態のたとえ。
酒上手---酒を乱れずに飲むこと。酒に強い、の意味も含んでいる。
酒、人を飲む---人が酒に飲まれたかのようなひどい酩酊状態のたとえ。

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お酒

2007-03-19 09:12:23 | Weblog
大酒:
大酒はけっして自慢できることでない。理由は:得るところがまったくない。酒代がかかる。酒友になるのを拒まれる。健康を損ねる可能性がある。平均寿命がかなり短い。得をあげれば愚にもつかない自己満足くらいなものだ。
阿呆酒---大酒をののしる俗語。
一升飲み---
一斗飲み---
えら飲み---大飲みに同じ。
過分の酒---過ぎた量の酒を飲むこと。
牛飲(ぎゅういん)---酒をガブガブ大量に飲むこと。
鯨飲み---鯨飲(げいいん)の訓読み。
けろり---大酒を飲んだあと、酔いもせず平然としているさま。
豪飲(ごういん)---酒を豪快に飲む。
強酒(ごうしゅ)---大酒を豪快に飲む。
ここで五合---大酒すること。
酒浸り(さかびたし)---さけびたりに同じ。
酒みづき---酒浸りに同じ。歌語である。
猩々飲み---猩々(しょうじょう)が酒を飲むかのように、多飲すること。
猩々の乱れ---大酒して酔い狂うこと。みっともない酔い様をいう。
猩々腹中の焼け石---猩々(転じて、大酒飲み)の腹の中にあって、飲んだ酒をことごとく吸い込んでしまう、と伝えられている石。ちなみに、酒を飲みたくてうずうずしている状態を「焼石が飛び出る」と成句化している。
猩々虫(しょうじょうむし)---ショウジョウバエのこと。酒庫や酒・味噌などのあるところに群がる小虫。転じて、酒香にふけることを象徴的にたとえている。
千飲(せんいん)---千杯の酒を飲む、つまりおびただしい量の酒を飲むこと中国風誇張表現。
底抜け---底抜けに大酒を飲むこと。
大酒大食(たいしゅたいしょく)---大酒と大食と。
倒樽(とうそん)---酒樽を倒す、つまり空になるほど大酒を飲むこと。
飲み荒し---
飲み抜け---底なしに酒を飲むこと。
馬鹿酒---多量の酒を馬鹿ばかしいほど飲み痴れること。
腹中の樽---腹の中に酒の空樽を持っている、つまり大酒飲みのたとえ。
又杯又盤(ゆうはいゆうばん)---大酒大食に同じ。

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お酒

2007-03-18 09:45:22 | Weblog
飲み競(くら)べ: 
飲み競べ---一定時間内にどれだけ多量の酒を飲めるか、あるいは倒れるまでどれくらい飲めるか競い合うこと。俗に、「飲み合い」「飲みっくら」とも。
闘飲会---二組以上に別れ、各組みが大酒を飲み比べる会。総合飲酒量で勝負を決める。
酒印字(さかいんじ)---酒戦(さけいくさ)の別称。
相撲酒---酒量を競い合う酒盛り。普通東西両陣に分かれ対戦する。
矢数酒---大酒飲みらの豪酒ぶりを見世物にした興行。江戸初期に上方で、三十三間堂の矢数に倣い、一間ごとに酒盃を置き、それを競技者が競い飲んだという。
疾飲み(とくのみ)---酒戦などで、所定量の酒をいかに早く飲み干すか競うこと。
差し事---酒の差し飲み競べ。「差し競べ」とも。
負飲み勝飲み---酒宴の余興に行われる飲み競べのこと。
御合え(おあえ)---大酒宴のさなか、座の取り持ち役である酒自慢同士が寄り集まって始める酒相撲。
鶯飲み---対飲合戦の一。杯10個を用い各自の前に5個ずつ二組、それぞれ梅花五升の形に並べておいて酒を注ぐ。合図で双方飲み始め、早く飲み終えたほうを勝ちとする。形態・方法など数説があり、正体は定かでない。
十度飲み---車座になった10人が、中央に据えた杯を取ながら順繰りに献酬をめぐらせる座興。一人十杯ずつ、早く飲み終えた者・組が勝ちとなる。
強伏し(しいふし)---酒戦などで、強引に差して相手をねじ伏せてしまうこと。
酒兵(しゅへい)---酒合戦での自陣の構成員。
相引(あいびき)---酒相撲で勝負がつかず引き分けになること。
投杯---杯を投げる、つまり「もう飲めない」との意思表示。
亭子院の賜飲(ていしいんのしいん)---酒飲会の記録中、最古の催し。縁起11年夏、宇多天皇主催により、公家ら大酒自慢の者が集まった。
大師河原(だいしかわら)---慶安大酒戦の戦場となった、川崎市新田の多摩川河川敷一帯の呼称。
万八酒合戦---文化14年3月23日、江戸両国柳橋の料亭万八楼で開かれた大酒大食会。
 
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お酒

2007-03-17 08:32:18 | Weblog
酒戦(女性):
 文化十二年(1815)、千住の豪商 中屋六右衛門宅で行なわれた酒合戦の記録「後水鳥記」
 によると;
 おいく-----酌婦、江島杯(一升入り)、鎌倉杯(七合入り)で終日飲み続ける。
 おぶん-----芸者であるが、酒量はおいくとほぼ同じ。
 天満屋みよ女----万寿無量杯(一升五合入り)で飲み、酔人を助けて帰った。
 菊屋おすみ-------千住の女、二升五合入りの緑毛亀杯を一気に飲み干す。
 おつた------千住の女、鎌倉杯を用いてあまた飲む、とある。



酒戦(男性):
 1・三升五合余  新吉原中の町  伊勢屋言慶(62歳)
 1・四升五合   千住の農夫   市兵衛
 1.三升     浅草みくら町  正太      出掛けに一升五合飲み、妻に引き止められその日は欠席、翌日会場で三升飲んだ。

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お酒

2007-03-16 08:57:47 | Weblog
酒戦(飲み比べ大会):
滝沢馬琴編「兎(と)園(えん)小説」(好事家らが珍説奇談を持ち寄り、見聞を広めるために組織された兎(と)園(えん)会の記事を集録 1817年)に紹介されたもの。
1・三升入りで三杯(九升)      小田原町  堺屋忠蔵(69歳)
1・〃    六杯半(一斗九升五合) 芝口  鯉屋利兵衛(30歳)
       その場で倒れ、かなりの間休息してから目を覚まし、茶碗で水を17杯飲む。
1・五升どんぶり杯で一杯半(七升五合) 小石川春日町  天堀屋七兵衛(73歳)
  すぐに帰ったが、途中湯島聖堂の土手で倒れ、翌朝まで寝ていた。
1・五合入り杯で十一杯(五升五合)   本所石原町  美濃屋儀兵衛(51歳)
  飲み終えてから「五大力」をうたい、茶を14杯飲む。
1・三合入りで二十七杯(八升一合)   金杉  伊勢屋伝兵衛(47歳)
  後に飯を三杯、茶九杯を腹に入れてから甚句(じんく)を踊る。
1・一升入りで四杯(四升)  山の手藩中の人(63歳)
  飲み終えて東西の謡曲をうたい、一礼して帰る。
会場には30~40人いたが、みな二、三升はざらなので記録しなかったと書かれている。

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お酒

2007-03-15 08:51:12 | Weblog
造り酒屋の元祖:
「酒屋」という文字の初見は「万葉集」巻16の「能登(のとの)国歌(くにぶり)」の一首に出てくる、「梯(はし)立(だて)の熊来(くまき)酒屋に真罵(まぬ)らる奴(やっこ)わし・・・」という句である。
この歌は、酒屋で働いている者に同情する内容になっているが、熊来酒屋というのがどのような形態の酒屋あったのか判らない。
また、「日本書紀巻」15の、「室(むろ)寿歌(ほぎのうた)」の中で「旨酒 餌(え)香(か)の市に 直(あたい)以て買はぬ」とあるのが、わが国の酒類取引の初見とされている。
古代、酒屋という言葉は酒を売る家屋を意味した。商売としての「造り酒屋」や、そこから酒を買って客に売る「請け酒屋」(いわゆる酒販店)を意味するようになったのは、中世以後のこととされている。
民間の酒造業者の存在が歴史に登場するのは、鎌倉時代初期である。寺社などの特定の業者に酒造りの特権を与え、その代償として酒役(しゅやく)と呼ばれる税を取る制度に変わっていった。


酒問屋のはじまり:
問屋組織がしっかり発達したのは、参勤交代の制度がしかれるなど、(江戸時代)全国最大の消費地としての江戸の体制が出来上がってからである。
  
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お酒

2007-03-14 09:53:38 | Weblog
店主の専門知識と提案力:
 1・大手、地方をとりまぜ300~400品目は陳列
 2・酒質説明カードがついている
 3・店内は常時20℃以下にエアコンされている
 4・各地の蔵見学に出掛けて本格的な勉強をしていること


売る酒屋:
文献にあらわれてくるのは中世である。300件あった京の酒屋が応仁の乱後地方の
「田舎酒」が京に入り込むことになり、その際にこれを取扱った「請け酒屋」が
おそらく初めであろう。その後、そのうちでも大量の酒を取扱う「問(とい)丸(まる)」(後の問屋)だの、問丸と造り酒屋との間の仲立ちをしたり、問丸と消費者とをとりもつ後の「小売酒屋」のような役割をはたす「仲買」(すあい)などの区別も、おいおい現れたことと思う。

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お酒

2007-03-13 09:12:41 | Weblog
「削除」:
一年以上殆ど毎日続けていたお酒に関する記事を本日2月以前のものについて全て削除しました。
理由は特にございません。
4月の中旬くらいまでの資料はありますのでまだ続けて投稿する予定です。

今までの記事の中でもう一度見てみたいというのがありましたら御一報頂ければ再投稿します。

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お酒

2007-03-13 08:42:06 | Weblog
良い小売店の条件:
 1.今後、質の上で伸びそうな銘柄を推している店
 2.行って楽しい店
 3.日本酒に対する知識、研究心、行動力のある店
 4.しっかりした考えの上に立って品揃えをしている店
 5.商品の保存、管理がしっかりしている店
 6.価格の適正な店
 
内容次第の店選び:
 1.労使サービス
  近くて便利、 空きビン回収、配達随意
 2.知的サービス
  説明上手、取扱品目多数、価格帯広い、味・品質良好、上手な陳列、日用品多

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