つづき。
・生理12日目 受診。流れからして本日も白先生・・と期待したが、茶先生にバトンタッチ。茶先生の内診は素早く、そしてアバウトだ。「左の卵巣はー・・あ、中くらいのが2個ありますねー。右側はー・・ああ、もっと大きいのがありますねー。はい、いいですよー」でおしまい。
・・中くらいとか、大きいとか、そんだけ?
毎朝来院するたび「今朝は何ミリになったか、LHはどうか」と神経質になっていたのに「中くらい」って、何・・ でも茶先生は、内診の腕が良いといえるのかも~☆ 診るべきものさえ診たら余計なことは調べないでパッパッと診断を下すわけだから。
その日も採血をして、すぐにスプレキュアに移ることになる。9時半と10時半に2回スプレー。
・生理13日目 本日は午後15時に来院と指示された。だから今朝は念願のお寝坊ができる~・・と思ってたのに、習慣というのはおそろしい。やっぱりいつもの6時には目が覚めてしまった。
午前中はボランティア関係の雑事を片付け、昼食をお家で作って食べる。食事は軽めに、という指示が出ていたので好物のトロロ蕎麦にする・・が、前回お腹が空いた経験をふまえ、しっかりデザート(林檎2切れ)もつける。
時間通りに病院へ着き、採卵のフロアへ。もう3度目なので、冷静。緊張もしていない。・・が。順番がきて処置室に入るなり(・・ゲ☆)と思う。全身を術着に包んだドクターの後ろ姿、暗がりでよく分からないけど、あのシルエットは・・
緑先生だ!
いや~な予感。
処置台に横になる。看護婦さんが「まずは消毒ですー」と声をかけてくれるが、ドクターは無言で仕事開始。ガシガシガシッ! (うわぁ、手荒な・・痛いよ~・・やっぱ緑先生はダメだぁ~・・)「じゃあ、左からいきますね」
ブスッ!
ぎゃぁ~
その痛いのなんのって・・
この病院は『無麻酔で採卵ができるくらい痛みがありません』なんてうたっているけど「詐欺~」 と思うくらい、痛かった☆ 穿刺の瞬間だけでなく、卵胞の中身をユックリ吸引する間もやたら痛くて、息をつめても声が出てしまう。しかも今回は左右に複数、有力な卵胞があるから、穿刺は一度では終わらない。「次、右いきまーす」と言われて思わず身構える。
グサッ!
ぎゃぁ~
やっぱりさっきのが例外じゃなかったんだ。ひえぇ~痛いよぅ~ マジで涙が滲んできてしまった。
でもまだ終わらない。
右にまだ卵胞があるので、角度を変えてもう一度だ。辛そうな呼吸をしているミソに気づいてドクターが「もう少し頑張れる?」と声をかけてくる。・・このシチュエーションで「頑張れません」と言えるわけないでしょーが!早く、早くやって、一刻も早く終わらせて~!
・・ていうより、その声・・緑先生じゃない!!もしかしてあなたは(お気に入りの)赤先生・・!!!
・・おぉぅダブルショック・・好きだったのに・・あまりにも手技が体育会系です、赤先生・・
ようやく終わってヨロヨロと安静室へ移動。辛かった・・途中からはモニターを見る余裕もなくて、何個の卵胞にトライしたのかすら分からず。もしこれで、採れたタマゴが1個2個程度だったらマジ泣くぞ・・と思いつつ結果を待つ。
採卵数は5個。
しかもセロフェンとスプレーでギリギリまで粘った甲斐あって、そのうち4個は成熟卵だった。
よかった。
2個は通常の体外受精、2個は顕微授精、残り1個は完熟を待って顕微授精というプランになる。
・生理14日目 受精確認。未熟ちゃんは完熟せず、そのまま廃棄。通常の体外受精卵は、ひとつはすでに壊れていて使えず、もうひとつは多精子受精でボツ。顕微授精の2つだけが残る。
後日、ダメだった2個の写真を見せてもらう。ビジュアルで異常卵を見ると、けっこうショック・・
年齢のためタマゴの質が低下しているってこういうことか・・と思う。もしまた採卵するとしたら、次からは多分、全部を顕微授精にすることを勧められるだろうな、という予感。
・生理15日目 分割確認。2個とも頑張ってくれている。
はやる気持ちを抑えつつ、タマゴちゃんを迎えにいく。この、呼ばれているような朗らかな気持ちは、たーちゃんの時と同じだぁ・・!今度こそ、今度こそきっとうまくいく!そう自分に言いきかせる。
待合室で待って待って、ようやく順番。
ようこそタマゴちゃん!!
5分割のグレード1。・・5分割って、何じゃらほい? 2,4,8・・じゃないからイレギュラーな気もするが、グレードとしては1なのね?よくわからん。やっぱ見た目だけの評価なのかも。
残る1個はフラグメントが多いらしくグレード2。このまま培養を続け、胚盤胞になったら凍結するとのこと。おまえも頑張っておくれ。
夜、帰宅したウソ君に、今回のタマゴちゃんの仮名をつけてと頼んだ、今まで2回はミソが名前をつけたけど、うまくいかなかったので。
とっさに思いつかない様子のウソ君。考えあぐねているのでミソが「たーちゃん2号でも良いし、ウソ2号でも良いんだよ」とフォローをいれると「『2号』は止めよう」と言って「・・卵だから、ランちゃん、でどう?」との提案。
・・おっと、そうくるとは思わなかった
タマゴ名、ランちゃんに決定~!
これから、妊娠判定日までの2週間弱、一緒に楽しく過ごそうね
・生理12日目 受診。流れからして本日も白先生・・と期待したが、茶先生にバトンタッチ。茶先生の内診は素早く、そしてアバウトだ。「左の卵巣はー・・あ、中くらいのが2個ありますねー。右側はー・・ああ、もっと大きいのがありますねー。はい、いいですよー」でおしまい。
・・中くらいとか、大きいとか、そんだけ?
毎朝来院するたび「今朝は何ミリになったか、LHはどうか」と神経質になっていたのに「中くらい」って、何・・ でも茶先生は、内診の腕が良いといえるのかも~☆ 診るべきものさえ診たら余計なことは調べないでパッパッと診断を下すわけだから。
その日も採血をして、すぐにスプレキュアに移ることになる。9時半と10時半に2回スプレー。
・生理13日目 本日は午後15時に来院と指示された。だから今朝は念願のお寝坊ができる~・・と思ってたのに、習慣というのはおそろしい。やっぱりいつもの6時には目が覚めてしまった。
午前中はボランティア関係の雑事を片付け、昼食をお家で作って食べる。食事は軽めに、という指示が出ていたので好物のトロロ蕎麦にする・・が、前回お腹が空いた経験をふまえ、しっかりデザート(林檎2切れ)もつける。
時間通りに病院へ着き、採卵のフロアへ。もう3度目なので、冷静。緊張もしていない。・・が。順番がきて処置室に入るなり(・・ゲ☆)と思う。全身を術着に包んだドクターの後ろ姿、暗がりでよく分からないけど、あのシルエットは・・
緑先生だ!
いや~な予感。
処置台に横になる。看護婦さんが「まずは消毒ですー」と声をかけてくれるが、ドクターは無言で仕事開始。ガシガシガシッ! (うわぁ、手荒な・・痛いよ~・・やっぱ緑先生はダメだぁ~・・)「じゃあ、左からいきますね」
ブスッ!
ぎゃぁ~
その痛いのなんのって・・
この病院は『無麻酔で採卵ができるくらい痛みがありません』なんてうたっているけど「詐欺~」 と思うくらい、痛かった☆ 穿刺の瞬間だけでなく、卵胞の中身をユックリ吸引する間もやたら痛くて、息をつめても声が出てしまう。しかも今回は左右に複数、有力な卵胞があるから、穿刺は一度では終わらない。「次、右いきまーす」と言われて思わず身構える。
グサッ!
ぎゃぁ~
やっぱりさっきのが例外じゃなかったんだ。ひえぇ~痛いよぅ~ マジで涙が滲んできてしまった。
でもまだ終わらない。
右にまだ卵胞があるので、角度を変えてもう一度だ。辛そうな呼吸をしているミソに気づいてドクターが「もう少し頑張れる?」と声をかけてくる。・・このシチュエーションで「頑張れません」と言えるわけないでしょーが!早く、早くやって、一刻も早く終わらせて~!
・・ていうより、その声・・緑先生じゃない!!もしかしてあなたは(お気に入りの)赤先生・・!!!
・・おぉぅダブルショック・・好きだったのに・・あまりにも手技が体育会系です、赤先生・・
ようやく終わってヨロヨロと安静室へ移動。辛かった・・途中からはモニターを見る余裕もなくて、何個の卵胞にトライしたのかすら分からず。もしこれで、採れたタマゴが1個2個程度だったらマジ泣くぞ・・と思いつつ結果を待つ。
採卵数は5個。
しかもセロフェンとスプレーでギリギリまで粘った甲斐あって、そのうち4個は成熟卵だった。
よかった。
2個は通常の体外受精、2個は顕微授精、残り1個は完熟を待って顕微授精というプランになる。
・生理14日目 受精確認。未熟ちゃんは完熟せず、そのまま廃棄。通常の体外受精卵は、ひとつはすでに壊れていて使えず、もうひとつは多精子受精でボツ。顕微授精の2つだけが残る。
後日、ダメだった2個の写真を見せてもらう。ビジュアルで異常卵を見ると、けっこうショック・・
年齢のためタマゴの質が低下しているってこういうことか・・と思う。もしまた採卵するとしたら、次からは多分、全部を顕微授精にすることを勧められるだろうな、という予感。
・生理15日目 分割確認。2個とも頑張ってくれている。
はやる気持ちを抑えつつ、タマゴちゃんを迎えにいく。この、呼ばれているような朗らかな気持ちは、たーちゃんの時と同じだぁ・・!今度こそ、今度こそきっとうまくいく!そう自分に言いきかせる。
待合室で待って待って、ようやく順番。
ようこそタマゴちゃん!!
5分割のグレード1。・・5分割って、何じゃらほい? 2,4,8・・じゃないからイレギュラーな気もするが、グレードとしては1なのね?よくわからん。やっぱ見た目だけの評価なのかも。
残る1個はフラグメントが多いらしくグレード2。このまま培養を続け、胚盤胞になったら凍結するとのこと。おまえも頑張っておくれ。
夜、帰宅したウソ君に、今回のタマゴちゃんの仮名をつけてと頼んだ、今まで2回はミソが名前をつけたけど、うまくいかなかったので。
とっさに思いつかない様子のウソ君。考えあぐねているのでミソが「たーちゃん2号でも良いし、ウソ2号でも良いんだよ」とフォローをいれると「『2号』は止めよう」と言って「・・卵だから、ランちゃん、でどう?」との提案。
・・おっと、そうくるとは思わなかった
タマゴ名、ランちゃんに決定~!
これから、妊娠判定日までの2週間弱、一緒に楽しく過ごそうね