鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

3度目の・・?

2007年05月26日 | 不妊治療
 今周期は念には念を入れ、生理終了の7日目から(早すぎるとは思いつつ)排卵検査を開始。おかげで今回はタイミングを逃さず、3回目のAIHにトライすることができました。

 処置をした後、病院のベッドで20~30分ほど横になって安静にしてから、ドクターのお話を聞いて今後の方針を決めてから帰ります。

 休んでいる間、壁の向こうから、たくさんの人が出入りする様子が聞こえていました。ドクターに指示されたり、看護婦さんと話をしたりする声がくぐもってボンヤリ聞こえてきます。
 具体的な内容はわからないものの、採卵のための薬品の扱いとかスケジュールとかの話をしている様子。「初めてなんで~・・」って声も聞こえた。

 みんな、頑張っているんだ。辛い思いをしているのは決してミソひとりじゃないんだ。

 そう思うと何か力が湧いてくる気がした。

 ミソも、負けるわけにはいかない。対人関係についての自分の気の弱さに流されたくない。
 不本意なまま・・ドクターの治療方針や姿勢にイマイチ不信感を感じながらステップアップに取り組むのは、どうしても気がすすまない。自分のその思いに正直になろう。後悔しないために。

 安静が終わってドクターとお話。次の周期のプランを話そうとするので、病院が自宅から遠いことを理由に転院したいと申し出た。ドクターはアッサリと「あっそうですか。いいですよ、紹介状を書きます」と言ってくれた。

 ・・ナンですかその爽やかな口調は 

 いやいや、良い先生なんだと思いますよ。正直で誠意があって、患者の意向を尊重してくれた、ただそれだけだと思う。
 思うんだけど、ちょっとミソ、ひがみっぽくなっててね(笑) 難しい患者がいなくなってくれて良かった的なニュアンスなんじゃねーのって深読みしちゃっただけですよ。もうちょっと「一緒に頑張りたかったな」みたいな引止めは無いのか・・つーのは自意識過剰
 もしこれで、ネチネチと「俺の治療に不満があるのか」みたいな表情をされたと思ってみなさいよ、それに比べたらどんなに気が楽か。

 やっぱ、いい先生だったのだよ、きっと。うん。

 

 

お断り

2007年05月18日 | 思うこと
 このブログは、基本的にはTBやコメントを歓迎していますが、「これは方向性が違うのでは?」と思われたものについては、気付き次第、削除させていただきます。

 昨日のエントリーに対して書き込まれたコメント(多分、エッチ系の広告)を削除しつつ、色々と考え込んでしまいました。

 性に関することって、現代はだいぶオープンかつ真面目に語れる空気ができてきたけれど、それでも未だに、底辺には貧しくて哀しい世界が広がっている。これは、人間そのものの「魂の貧しさ」とか、哀しさ愚かさからくるものなんだと思う。

 ネットの世界は、そういう領域との接点が近いというか敷居が低いというか目に見えにくくて避けにくいというか、そういうコワさがあるので、小心者のミソサザイ、このジャンルについてはこれ以上語って闘う気力もございませんので、無視させて頂きます。

 無視が最良の対応というのはナサケナイ思いですが、それが現代のジョーシキなんですよね~

さあリセットだ

2007年05月17日 | 不妊治療
 今周期は高温期に服薬無し。するとやっぱり、高温期の11日目くらいから色つきのおりものがある。むむぅ・・。基礎体温はキレイな台形なんだけどなぁ。
 やっぱセンセイの言うとおり、高温期後半で黄体が息切れしちゃうのかなぁ。

 奇跡は起きず、今周期もリセット。

 でも、今回は気持ち前向きだよ。
 つーか、今回もし奇跡がおきて自然妊娠したら、じゃあ今まではどーしてダメだったのぉ??って混乱したと思うし、でも「もしかして・・」って願いも捨て切れなかったし、一方で「今月はダメだぁ~!」って、お酒もコーヒーもガンガン飲んじゃってたし、やたらジャンクなものが食べたくなったりとか体調だけでなくココロ的にも荒んでたんで、ようやくリセットできて正直ホットしてる。これで、サッパリあきらめて、次に進める。
 
 次のAIHこそはチャンスを逃さない。
 そしてその検査結果如何では、すぐ次のステップに進もう。

 この半月で、ウソ君とこの件でいろいろ話した。そのことも、ミソの気持ちを前向きにしてくれた一因。
 ミソひとりで頑張るんじゃない。ウソ君と二人で、頑張るんだ。そう思えたから、ミソ、頑張るよ。頑張れるよ。

ホカホカだよ~

2007年05月11日 | 不妊治療
 結局、連休中にタマゴ産んじゃったらしく、現在ミソサザイ順調に高温期です。
 ・・・ ~。

 ルトラールの影響と思われますが、前回の生理は通常より1~2日くらい長くて、しかも体温の下がり方がハンパだった。だから「まだ身体の準備は整っていないだろう」とタカをくくっていたのだけれど。
 どうも日数と排卵検査薬の結果を合わせて考えると、連休なかの平日にキテたらしいんだよねー。
 だからもし、念には念をいれて検査薬を早めに、生理直後から使い始めていたら、連休の合間の平日合わせで今周期もAIHに挑戦できたかもしれない~・・。残念

 ・・と、過ぎたことを後悔してもしょうがない。

 しかーし・・ドクターの言うとおりになってきちゃったなぁ・・。フキツな予感。(・・卵巣の機能が落ちてきたからです。排卵は今後もどんどん早まりますよ・・)
 キャ~~~

 連休明けに受診し、高温期に入ってしまったように思えるとドクターに報告した。
 すると、体温表をチラッと一瞥しただけで、タイミングをとったかどうかも尋ねず、内診で排卵済みを確認する気配もなく、「じゃっ、今月からすぐ(ステップアップの)準備しましょうか!」と仰るので、あわててお願いした。
 「主人と話し合って、もう一度だけAIHに挑戦してみようという事にしました。それでダメだったら、次はと考えています」
 するとドクター。
 「あー、そうですか。いいですよ。・・でも(AIHでは)厳しいと思いますよー。」との返答。早くステップアップすれば良いのにみたいな表情ありありで、自然妊娠なんかトーゼン考慮外、って態度。そして、方針決定、じゃ、次の人~・・みたいにあっさり帰されてしまった。
 多分、診察室に入ってから出てくるまでに、カップラーメンもできていない。

 このセンセイ、正直で専門家として誠実とは思うけれど、患者にとってはなんつーか・・悪い先生では無いと思う、いやな感じはない、けれど、ドライというか愛着を持てないというか。「お医者さん」と言うよりは「医術師」って呼びたいような、技術屋さんですな。

 でも私も別にドクターに癒しを求めているわけじゃないからそれはそれで良いんだけど。

 次のAIHと、体外受精を1度チャレンジしてみて、それでダメだったら4つ目の病院へ行こうと考えています。
 だってこのセンセイに受診すると、年齢だデータだばかり見て、ミソ自身の身体を診てもらっている感じがしなくて、すっごく滅入るですよ。それにミソは、可能性が低いことは充分承知のうえで受診してるっつーの。それなのに、しつこくしつこく「期待するな」的なことを言われるのって、哀しいというよりは不快である。

 多分ね。個人病院だし、今はホラ、ネット情報とか評判とかうるさいじゃん。だからミソのような、成功が期待しにくい患者には、妊娠するなり諦めるなりして早く去って欲しい、というのが正直なところなんだと思うな。若くて可能性の高いヒトだけ診てれば、治療成績のデータがそれだけ良くなるじゃん。
 「こういう難しい患者を成功させてこそ・・!」みたいな熱意とか野心とかチャレンジ精神が、このセンセイからはまるで感じられまへん。

 ・・まぁ、例えば祖母に孫を産ませた例の医師みたいな、身勝手でカンチガイな熱意とか医師としての野心つーのもどうかとは思うけれど。まがりなりにも「お医者さん」なんだから、患者に「元気出して一緒に頑張りましょう!」的な表情くらいはサービスしてくれたって良いんちゃうん?

 ま、言いにくい告知をちゃんとしてくれるだけ、良い先生という解釈もできますがね。
 喜ばしいことを言うのは誰にとっても楽しいことだし、残念なことを口にしなければならないのは、誰だってイヤなもの。