鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

リセット

2007年03月27日 | 不妊治療
 予想通り、生理開始。今月もリセットです。
 前回は生理開始が2月末だったから、3月は2回生理中だったってことだよ!
 こんな短い周期、今までに経験ないよ・・  
 不安になる。もしかして、もうアガリが近くて、身体が最後の追い込みであがいて頑張って頑張りすぎてタマゴをムダに浪費してるんじゃないか・・って。
 いやいや、違うさ!とも思う。基礎体温のキレイな台形を見たまへ!今までが高プロラクチンのせいで体温は整わないわ周期は遅れ気味だわ、不調だっただけ。今はテルグリドの治療効果が上がって、今の周期こそが本来のミソサザイの状態なのだ!・・とも。

 どっちが正解か分からないから、思い悩むだけムダなのですけどね・・。いずれにしろ、トライまたトライしか無いだわね・・。

 今回は、ウソ君にリセットを伝える時はアッサリしたもんだったよ。なんせ二人ともそれどころじゃなかった
 ウソ君は珍しく風邪っぴき
 野菜スープなど作って看病したミソも生理+持病の耳の不調で、お互いに
モ゛ワ~・・
 ・・と過ごした週末でしたから。

 前回書いた「寒さむ~」の原因は、やっぱ症状弱めのウィルスによる風邪だったと思われます。ミソは身体もちっちゃいせいか耳管(エウスタキオ管とかユースタキー管とかよばれるヤツ)も細いらしくて、風邪をひくとすぐ滲出性中耳炎になる。幼児みたい今回の不調もソレです。もう何度も繰り返しているから慣れてるし、軽いのでいつも耳鼻科には行かない。安静にしてるのが一番治りが早いのです。

 昨日はウソ君は会社を休んじゃったし、今日はミソが代休で休み・・このままモヤモヤ~と今週も過ぎていきそうです。

 

寒さむ~

2007年03月22日 | 不妊治療
 高温期の推定11日目です。
 体温は《婦人体温計27》あたりをウロウロ。今周期はAIHはパスしたけど、推定排卵日前後にウソ君と仲良くしたので、もしかして自然にっつーのもアリか・・?と思ったりもしましたが。

 昨日からオリモノに色が・・
 そして感じ慣れた体調の変化も・・

 コレは、あと3,4日のうちに生理がきちゃうな。やっぱ今月もダメか・・。

 通常の高温期は体が内側からホカホカして気持ち良く、思考も前向きで体も良く動くのに、今月は身体中が冷えて冷えて辛かった。暖冬だったのに今月に入ってからイキナリ寒くなったりした、そのせいもあるのかなー。それとも軽い風邪気味を、知らずにひっぱってたりとか。疲れがたまってたとか。

 ミソサザイは、生理周期に伴う体調の変化もさることながら、ホルモンバランスによる気分のアップダウンがあって、それをコントロールしなければならないのがしんどいです。
 心がダウンの時期は、思考も後ろ向きになるし些細な事にもカチンときてしまう。納得ずくであきらめた事もぐじぐじ蒸し返したくなってしまうし、そんな自分がとても嫌~なヤツに思えて自己嫌悪 
 だから心がアップな高温期は、わりと過ごし易い・・はずなんだが。
 今周期はずぅ~っと心がダウンなまま。人づき合いでものすごーく我慢を強いられたことがあって、精神的に疲れきってしまったあげく、関係ないウソ君にまで絡んでしまったりと、寒さむ~な心でリセットを迎えそうな気配です・・。

領収書はとっておこう

2007年03月17日 | 不妊治療
 ミソサザイは、ヨロヨロ低空飛行ながらもあまり大病をしたことのない人間。なので年間の医療費が10万円を越えると控除の対象になるのは知っていたけど、今までコレに該当したことがなかった。
 今年はきっとAIHを繰り返すことになるから、控除対象になることは確実。病院の領収書は忘れずに保管してあります(金づる金づる

 でも、知らなかったよ!さっきネットで何気なく調べてみたら、病院までの交通費とか、緊急の時のタクシー代とかも控除対象になる可能性があるとな?さらに、妊娠検査薬は対象外だけれども、医師の指示のある市販薬は対象になるという。・・ってことは、排卵日チェッカーも対象になるかなっ?だって医師の指示があるんだもの、「検査薬で陽性が出たら来て下さい」って言われてるわけだから。
 排卵検査薬って一箱2,500~3,500円くらいして、月によっては2箱使うこともあるから、ミソみたいなビンボー人にはけっこう贅沢な消耗品。これも控除してもらえるんなら助かるなぁ。
 でも知らなかったから、1,2,3月分の検査薬のレシートは、家計簿につけただけで既に捨てちゃってる

 来月からは領収書をもらって、とっておこうっと。

今月はパス

2007年03月16日 | 不妊治療
 仕事が休みなので、今日、受診してきました。
 基礎体温表を見てドクターも高温期に入っただろうとの判断。今週期は、AIHはお休みでーす。
 ・・

 次の周期は、低温期のうちに一度来てって言われた。きっと、卵胞の大きさも加味して、排卵の時期とAIHのタイミングをはかるんだろうな。

 ついでに前回の血液検査・・黄体期(高温期)のホルモン値の、結果を聞く。
 異常なし。
 ・・パートⅡ

 2つ目の病院でせっせと飲まされたプラノバールは何のため・・?

 やっぱ転院してよかったかも。
 ありがとうスワン。持つべきは友だ!
 

うっそ~ん!

2007年03月13日 | 不妊治療
 生理周期13日目。私の場合、排卵検査薬が(+)になるのは順調な周期の場合15日目くらい。だから、そろそろ今日あたりから検査しましょうかねー・・と思って起床したら、基礎体温がびょんっ!と上がっていた。
うっそ~ん!早すぎぃ~!

 低温期に1日だけ、ちょろっと高くなってまた低温に戻るってこともあったので、それかなーと思っていたけど、翌朝も体温は高温期レベル・・そして検査薬は両日とも(-)・・LHサージは過ぎちゃったってこと・・? タマゴは既に産まれちゃった後ってこと??

 うぇーん 今月はAIH挑戦は無し、になっちゃうかも。

これまでの概要5 子宮卵管造影検査

2007年03月11日 | 不妊治療
 昨年の夏過ぎに婦人科デビューをしてから、かえって焦りが強くなった。
 ストレスは良くないと知りつつ、どうしてもコウノトリをゆったりと待つ気分になれない。生理がくる度、またダメだったか・・とガッカリしてしまう。何か有効な手立てはないか、何か重要なことを知らずに逃しているのではないか・・という焦燥感に常にさいなまれる。

 自分がガッカリする以上に、旦那のウソ君に「今月もダメだったよ」と告げなければならないのも辛い。いとしい人を、今月も喜ばせてあげられない・・今月もガッカリさせてしまった・・その哀しさが胸を浸す。

 だから、3つ目の病院で、ドクターから「通常ならまずは順に検査をしていってタイミング指導から様子をみるのですが、年齢も年齢だし、出来ることは今周期から前倒しでどんどんやっていきましょう!」と言われて、躊躇う気持ちは全く無かった。
 初診日に採血をし(先生から「ホルモン値については前の病院でだいぶしっかり調べているみたいだから、経過を見るためにね」と言われる。あながち無駄な治療に時間を費やしたわけではなかったと知り、ちょっと安心する)早速予約を入れ、翌週には子宮卵管の造影検査に臨む。

 結論から言えば、異常なし。
 しかもビビッていたわりにはミソサザイ、この検査、
痛くなかった。
 ネットとかの情報を読むと、痛くて騒いでしまったとか、造影剤が子宮から漏れないように止めておく装置が痛いとかいろいろ書いてあって、スワンも日記に「痛かった」と書いていたし、いったいどんな類の痛みにさらされるんだろうなァ・・と想像しては身を固くしていたのですが。
 私が受診した時は、まず検査室に入り、身支度をして検査台にのる。先生が台の隣に座り、造影剤を注入しつつ液剤が子宮から卵管へと流れて広がっていく様子を一緒にモニター画面で見ていく、という検査方法でした。そのモニター画像が興味深くて気をとられ、あまり痛みを感じなかったのかも。後半、1分間くらいは、生理痛に似た子宮の張りみたいな鈍い痛みはあって、つい「イテテ・・」とクセでつぶやいてしまったけど、あれなら、毎月の生理痛の方が倍くらい痛い。

 それよりも、卵管がにょろにょろにょろ~・・となっているのに仰天する。よく検査薬のパッケージとかに描いてある模式図なんかと全っ然違う!しかも卵管は左右対称じゃない。子宮も、体の真ん中には無くて、予想外な、自分で考えていたより左上の方にあるし、・・
なんぢゃこりゃ???
 「卵管って長いんですねぇ!」と思わず言ったら先生が「長いんですよー」と真面目に答えた。こんなに長~いところを、いとしのウソ君ジュニアたちはわっせわっせと泳いでいくのかー・・そりゃー難儀だのぅ。
 子宮や卵管の位置についても心配になって尋ねたけれど、先生は「特に問題ないでしょう」とあっさりしたもの。
 そうか、こんなもんなのか・・

 翌日、造影剤が子宮内に残っていないかどうかをもう一度レントゲンを撮って確認し、無事に検査終了。
 原因候補がこれでまたひとつ消えて、気分が軽くなる。

 こんなアッサリ済むことなら、もっと前に調べておけばよかったと思った。ビビッて、検査しようかしまいか悩んだ時間がバカみたい。・・まぁ、小心者のミソサザイにとっては、必要な《助走》の時間ではありましたけどね。

 そしてその場で先生からAIHにトライすることを提案される。「子宮卵管造影検査をした直後の2,3ヶ月はチャンスなんですよ」と。
 この検査をすると、卵管を造影剤で《洗い流した》みたいな状態になるわけで、その「通りが良くなった」後には妊娠しやすいらしいとネットの情報にもあった。けれどそれはまぁ、たまたまそういうタイミングになった人が「やっぱり!」みたいに言っている迷信レベルの話か、造影検査へのためらいを減らしたいがための宣伝に近いことだろうと思っていた。でもドクター自身がそう口にするということは、何か統計的なデータがある話なのかなぁ・・。

 えー?ホントにぃ?って気分もちょっとしないわけではなかった。ので、その場では即答せずに、主人と相談しますと言って帰った。

これまでの概要4 3つ目の病院へ

2007年03月11日 | 不妊治療
 年明けに、ミソサザイから誘って、スワンと飲みに行った。
 以前にも書いたように、スワンはミソの高校時代の同級生。だから当然ながら同じ歳。けれど、常にホヨホヨしていて人づき合いも苦手な小者のミソと違い、浜崎あゆみ似の美人であるスワンは行動力があり社交的、でも浮ついたところがなく、彼女のまわりには常に人が集まっている・・そんな彼女はミソの自慢の友人であると同時に、いろいろな事を教えてくれるお姉さん的な存在でもある。

 たまたま、スワンの知らないお店をミソが知っていたため「じゃ、一緒に行こうよ」ということになったのだが。
 話題は当然、お互いの家庭生活のことから不妊治療のことになった。

 「今はどんなことしてるの?」
 とスワンが問うので、ミソはこれまでの概要を話した。するとスワンは眉をひそめた。
 「ミソ、病院変えた方がいいんじゃない?」

 不妊の理由はさまざまある。女性の側に問題がある場合もあるし、男性の側が問題な場合もある。双方、肉体的に何の問題も無くても、なぜか赤ちゃんができないことだって珍しくない。
 ともあれ、原因があるならば先ずはそれを取り除かなければならないが、肝心の《不妊の原因》というヤツを、ミソとウソ君は調べきっていない。にもかかわらず投薬だ注射だっつーのは、どうなのかと。

「不妊の原因の4割は、男性側にあるんだよ」とスワン。「4割も、だよ?」

 ミソはプロラクチン値が高いという異常がある、けれども、その割には生理の乱れなどの影響はみられないとドクターも首をひねっていた。テルロンの服用はもちろん必要なんだろうけれども、もし不妊の主たる原因がもっと別のところにあるとしたら?

 生理予定日当日に妊娠検査薬で反応が(-)だったにもかかわらず「念のため」とデュファストンを処方されたことを考えた。
 2つ目の病院のドクターは好きなタイプの先生で、デリケートだし丁寧だし、安心して受診できる感じだった。ここでじっくり頑張りたいと思った。
 でも、そういう《情》の部分で時間を使っていて、良い結果につながるだろうか?

 「考えた方が良いよ。無駄な治療をしているのかもしれないんだよ?」

 スワンの助言はもっともだと思った。
 2つ目の病院の先生に不満があるわけじゃない。でも、目的のためにはドライになろう。
 もしかしたら、不妊治療を専門にしていない先生にとっても、これ以上の時間を患者から預けられることは負担なのかもしれないと屁理屈をひねり出し、自分を奮い立たせるミソ(←対人シャイなのです

 善は急げ。
 さっそく次の受診日に、不妊治療を専門にしている病院に行こうと考えていると相談した。先生はすごくアッサリと「じゃあ紹介状を書きましょう」と言ってくれた(ひねり出した屁理屈は、ほんのちょっと真実を含んでいたかもしれない・・と感じた)。

 翌週、用意してもらった紹介状を受け取り、次の日には、スワンも受診している3つ目の病院のドアを開けていた。

 ミソは、何事も行動するまえに過剰に考え込んでしまう悪い癖があります。自分でも自覚している欠点。
 ミソは、「母」になりたい。
 「母」になるためには、強くあらねば。
 これは、自分の悪癖を直し、弱さを克服するための、神さまから与えられた絶好の機会に他ならない。
 だからミソらしくもなく、じっくり病院を選んだり迷ったり考えたりせずに、もう勢いだけでエイヤッと行動に移したわけです。
 それが2月の上旬のこと。

リセット

2007年03月01日 | 不妊治療
 はい、長い一週間が過ぎて、結果が出ました。
今周期もダメでした。

 ・・ま、AIH初回から成功するとは期待してなかったけど、それでもね、ちょっとガッカリです。

 機械的にきっかり14日間高温が続き、15日目の朝にはガクッと基礎体温が下がっていた。寝床の中で体温計を見て辛かったけど、頑張って普段どおりの顔で布団を出た。
 朝食の準備をしながら、でもやっぱり泣けてきちゃった。朝から湿っぽくては、これから仕事に出るウソ君も気分が滅入るだろうと思って、さりげなく洗面所へ行った。

 ミソサザイの場合、泣きたい時に我慢していると、《我慢》が顔に出てしまう。
 一方、泣きたい時に泣くと、脳内のストレスが発散され解消するせいか、泣く事自体が刺激になって《泣き止みなさい》指令の脳波が出るのか、よく分からないけれど、とにかく本当に泣いた方が短時間で気分を切り替えることができる。

 だから顔を洗うフリをして30秒くらいちゃんと泣いて、スッキリしてから朝食作り続行。おかげでその朝も、笑顔でウソ君を送り出すことができた。よし。

 ミソ、その日は一日中、仕事をしつつヒマをみつけては思いっきりウジウジ、ミゼラブル気分に浸る(もちろん職場だから態度に出したりはしないけどね)。そして悲しみ飽きて「さぁ、リセットだ!」という前向きな気分になれてから、夕食後、ウソ君に「ダメだったよ」と報告した。

 ウソ君はやさしい。そして高倉健なみに不器用だ。
 ダメだった毎に落ち込むミソの表情を、今回もこっそり盗み見る視線。

 くぢけないもん。 私は大丈夫だよ。
 「今月も一緒に頑張ってくれる?」と訊ねると
 「うん、頑張ろ」と答えてくれるウソ君。

 はやく貴方を喜ばせたい。
 貴方に一日でも早く、貴方の子を抱かせてあげたい。