鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

ありがとうございました

2009年12月12日 | 不妊治療
 はっちゃんもダメでした。

 ウソ君ともいろいろ話して、心の整理がつきました。
 とりあえず、このブログは今回で終了とします。

 長々とお読みいただき、ありがとうございました。

 お礼のかわりに、最後にちょっとだけ情報を置いていきます。
 私がこの2年治療を受けていたクリニックでの話です。

 成功した最高齢は「47歳で妊娠し48歳で出産」ですって。

  奇跡は、明日はあなたのもとへ・・・?

 

ラストチャレンジ4

2009年12月06日 | 不妊治療
 培養卵は3個とも撃沈しました。

 残るは抱卵中のはっちゃんだけだが、この土日に実家に帰省して、少し頭がオカシイうえにそろそろ耄碌も始まっている両親を祖父母としなければならない運命を考えると、生まれない方がはっちゃんにとっては幸せかもと思ったり。

 こういう怨念にみちた家庭だから、子孫が絶えるのだな。自業自得だよ。

ラストチャレンジ3

2009年12月03日 | 不妊治療
 移植して、数日。
 ただ時間が過ぎるのを待つしかない。卵が生きて、頑張って、成長を続けて着床してくれるのを、祈るしかない。

 でももしかして、何かのはずみで卵がうまく移植されないで水滴といっしょに施術台に落っこちちゃったり、移植直後にオリモノと一緒に流れて出てトイレに流してしまっても、あんなに小さいんだからわかんねーよなー、と思ったりする。そんでもって期待をムダにふくらましてせっせとデュファストンを飲んでるの図。・・・滑稽かも。

 今までだって、うまくいかなかった理由が、卵が子宮内で成長を止めたのだ・・・という証拠はない。ま、他の培養卵がみんな途中で止まっちゃったので、子宮に戻したのも同様なんだろうと思うしかないんだけど。

 はぁぁ~

 こんなふうに、こんなふうに、期待を胸に(いや腹に)抱くことができるだけでも、ミソサザイは幸せなほうだとは思います。

 上を見ればきりがないやね。

 今回、ミソには珍しく、左右の卵胞が複数18をこえてもLHは21程度と低めのままで(今までは、卵胞が大きくなるにしたがってLHが34とか40とか高くなってしまって、急いでスプレキュア、となるのが常だった)セオリー通りの採卵となり、今回移植したのは8分割でグレード1の卵。何とフラグメント無し! 
(・・・いいじゃんいいじゃ~ん・・・とムリヤリ自分を盛り上げてみる。)

 今回の卵名は「はっちゃん」。・・・え?ハイそうです、8分割卵だったから。

 ガンバレはっちゃん

ラストチャレンジ2

2009年11月30日 | 不妊治療
 採卵6個。
 1個は未成熟のままで破棄。5個をICSI(顕微授精)。
 そのうち4個が受精・分割。1個を、2日目の分割卵移植。
 残り3個は胚盤胞まで培養を継続し、うまくいったら凍結予定。

 がんばれ卵たち。

ラストチャレンジ

2009年11月28日 | 不妊治療
 治療を中断して半年。
 毎月、排卵日検査薬とにらめっこで頑張ってみましたが、この半年で奇跡は訪れませんでした。

 そればかりでなく、夏から秋にかけて右下腹部痛が続き、風邪も治らなくて、ただでさえ痩せ気味の貧相な身体なのに、体重が減って40kgを切るのではと心配になるくらい。生理周期も治療時は25~28日だったのが33日くらいに延びてきてる。何か悪い病気じゃないんだろうかと本気で心配になり、悩んだあげく近くの病院を受診すれば、内科医から問診だけで笑いとばされる。「30年の経験から言って、病気じゃないですね。希望するならレントゲンとか検査とかしてもいいけど、きっと何も出ませんよ」と。後でネットなどで調べてみたところ、ミソサザイを悩ませた症状とまったく同じ訴えが、あるある・・・原因はストレス、だって。・・・orz

 ウソ君が仕事を辞めて、自分の希望する道のために受験浪人中。それを支えるミソは仕事と家事とボランティアの事務に追われて、趣味も息抜きもできない毎日。
 そして「子供をあきらめる」ことを受け入れるという作業・・・心が1日も休まることがない半年でした。

 ウソ君の受験が一段落したので、心の整理をつけるためにも、最後に1回だけ、トライさせてもらうことになりました。
 生理3日目に受診。まるで中断などなかったかのように、トライ再開となりました。

 セロフェン(クロミッド)を1日1錠と、3回のHMGスプレーを10日間。
 しかし久しぶりのせいか、前回までは最後の2,3日しか出なかった副作用(霧視や視覚異常、口渇感、食欲不振など)が、今回は服用2日目からハッキリ出て、気分が・・
 でもこのしんどさ・身体への負担感を、治療を最後にする理由としても良いかな、なんてボンヤリ思ったり。副作用がハッキリしているということは、薬が効いている証拠、とも思ったり。

 おかげで、今回は今までで最多の6個、採卵できました。

 6個もとれて、その中の1つも生き残らなかったら、もうこれで諦めもつくってモノです・・・。 

そろそろ潮時かも

2009年03月08日 | 不妊治療
 45歳になったらあきらめようと思ってたけど、今年の誕生日を待たずに、治療は卒業するかもしれません。

 ウソ君はこの冬、50歳になりました。彼の中ではそれをひとつの区切りと思っていたふしがある。男の責任として、もし子供が出来たら、成人するのに20年。70歳まで現役で続けて子を養える仕事をと転職し、それが軌道に乗るか否か、今がふんばりどころ。
 でも、今年最初のトライは撃沈。2度目のトライも難しい感じ。
 ウソ君の方から「もう無理かな」という言葉が出ました。

 ミソサザイはといえば。
 今の病院の治療方針や方法には不満はないけれど、最近不信感がつのってきました。

 今年最初のトライがダメだった日。妊娠反応(-)を告げた新顔の若いドクターは困惑したような気弱な笑顔で続けてこう言った。
 「薬を使って良い卵をつくるってことはできないんですね。減数分裂をして卵胞の中で卵になった瞬間に、その卵の運命はもう決まっているんです」

 ・・は?
 私はなにも質問していない。どうしてうまくいかなかったのかなんて尋ねてない。卵自身の寿命であることは百も承知。なのになぜ、何度も撃沈している私に初対面のアンタがそんな講釈を垂れるのか??

 あたかも「うまくいかないのはウチの病院の技術のせいではなく、あなたの卵のせいですよ」と責任転嫁・・とまでは言わないが、責められるのを回避する予防線を張っているみたいだ。
 ・・若い先生だから仕方ない、患者の心の機微にまでは思い至らないのだろう。・・つーか、あんたのお母さんに近い年齢のアタシが、希望の無いトライをよく続けるなぁ・・と呆れる気分がどこかにあるんでしょう、とひがむ気持ちが湧いてきてしまう。

 もちろん私は、精神的なケアを求めて今の病院を選んだわけじゃない。だからドクターが変わろうとどんなムカつくドクターだろうと、かまうこっちゃない。

 しかし、今年最初のトライは、卵胞は5、6個できてたのに採卵できたのは2個だけ。こんなに空胞がでたのは初めてで「げ☆」と思う。その理由を知りたかったのに「誘発のせいでは無い。クロミッドは卵を増やそうと使ってるわけじゃなくて排卵コントロールが目的なだけ」とはぐらかされる。変性卵や空胞は年齢のせいだと。・・じゃあそもそも卵胞が6個もできるのはどういうワケだと言うんだ??そういう無理を卵巣にかけるから、変性卵や空胞になるんじゃないの?・・という疑問には答えてもらえず。
 また今回、2日目で移植したのはグレード4の卵だったが、なぜグレードが4なのに移植にゴーサインを出したのか?以前は、グレード3までしか移植しないとか言ってなかった?4ならむしろ移植を延期して胚盤胞まで培養し可能性があるかどうか見る方に切り替えるべきじゃなかったのか?他の回では、たしかグレード4だからと培養を中止した卵だってあったはず。じゃあ、あの廃棄はどういう理由だったのか?

 腹いせにというわけじゃないけど、講釈垂れて下さるならそういう質問をしても良いだろうと思って(質問を嫌がる表情のドクターもいるからね)この機会に・・と尋ねると「患者さんのカルテと卵自体のカルテが別だから・・」と、何も答えられない。「可能性があるのに培養を中止するなんてことは無いと思いますよ・・たぶん・・」って自信なさげ。

 過去には移植日を1日遅らせた回もあったけど、シロウト目には「これって8分割で成長が止まったんじゃない?」と思いながら移植されたこともあって。『卵の成長は遅くてきっとうまくいかないだろうけど、まぁいいや患者の希望どおり移植しちまえば料金を満額取れる』って、適当にあしらわれたんじゃないかと思うことがあった。

 どんな判断で、病院側は卵を見ているんだろう?もちろん統一された基準はあるんだろうけど、あまりにも回やドクターによって言う事が違いすぎる。

 いつも2日目の分割卵移植にしているのは、たーちゃんの時もリンゴちゃんの時も2日目移植で成功したからだ。ツヨちゃんの時みたいに、培養・凍結・ハッチングと、人工的な手を加えることにやはり抵抗がある。なるべく自然に近いように近いようにと考えてしまう。ドクターも、卵自体に寿命があれば、子宮側には問題がないのだから分割卵移植で良いでしょうと言った。
 なのに最近は「胚盤胞移植にすると採卵しても採卵しても移植までたどりつかない・・というストレスを避けるために、2日目に移植するのもいいでしょう」ということに話が変わっている。
 なんじゃそりゃ。
 私は精神的ケアを受けるために2日目に移植されてるってか

 目的が、いつからそう変わったのか。(引継いでいくカルテにそう書かれとるのか?)
 ・・いずれにしろつまり、ドクターの中では、ミソの不妊理由は「年齢により良い卵ができないこと」にほぼ確定しつつあるってことだ。
 それってそもそも『治療』の対象になるのか?

 今年2回目のトライも、生理3日目の血液検査データを見て「今周期スタートする」と判断したドクターと、次の診察で採卵日を決めるドクターが別な人。
 今回は、3日目で卵胞ホルモン値が多分かなり高かったらしいけどなぜか若いドクターはスタートすると宣言。でも10日目ですでに左の卵胞は23mm。これって前回の誘発の遺残卵胞じゃねーの?そんでもって今周期にスタートしたであろう右の卵胞はまだ14㎜。採卵日には、左の卵胞は育ちすぎ、右は小さすぎ。うまくいくとは思えない。(案の定、左の卵は状態が悪く顕微授精そのものができず廃棄。右のは成長が遅く、移植延期になった。)
 このトライもうまくいかない感じ満々なんだが、その責任は誰にあるんだ?あの若い先生が遺残卵胞の可能性を考えずにスタートさせたのに、こっちが20万もの無駄金を払わされるって?
 納得いかね~
  
 それくらい、生殖補助医療ってのは患者が期待するほどは万能じゃないし、卵のグレードの判断もそうだけど(グレード4でも育つ卵は異常なく出産までこぎつけるし、グレードは1でもダメな卵はたくさん)巾があって予測がつかない予見もできないってことだ。

 ・・そんな不確かな希望にすがって。新車1台も買えそうなほどのお金を使って。いつまでこんなことをしてるんだろうって思いが、日に日につのっている。


  

寂し・・

2009年02月10日 | 不妊治療
 たまに覗いてみてた、不妊治療をしている方々のブログ。
 ある人は更新が無いまま2年が経過。どうしてるんだろう、もう治療は止めちゃったのかな。
 もう一人の人は、もう充分頑張ったと、卒業。こどものいない人生も、それはそれで「あり」ですものね。
 別の人は子育て満開。ミソサザイのたーちゃんより後に妊娠した人だから、たーちゃんも育っていればもうこの健診の月齢・年齢なのね・・と嘆息すること数え切れず。
 そして、こちらにコメントもいただいていたそらそらさんのブログ。しばらく伺ってなくて、久しぶりに覗いてみ・・ようとしたら、ブログが無かった。あれれ?

 気づけば、またひとりになってるわミソ。

 でもミソだって、まもなく卒業・次の人生設計を考えることになるかもしれません。
 というのは。この不景気まっただなかの今、ウソ君は転職努力中。うっそ~ん
 収入の不安が一気に増大。こんなんじゃ、お金のかかる体外なんて、あと何回もできないじゃない。

 人生のこの先のことを、ウソ君自身だけの設計じゃなく、ミソも含めたふたりの未来を、どう考えているのか。そのことを根本的に議論するべき時にきてるかもしれません。

自己責任と言われても

2008年10月11日 | 不妊治療
 秋の冷気の中に濃密にたゆたう金木犀の甘い香り。街を歩くと、あちこちでこの香りの気団にぶつかる。全身が黄金のゼリーの中に潜っていくみたいで、大好きな季節。

 良いお天気なので、ちょっと遠出などしたくなります。

 ミソサザイは高校生の頃からずっとチャリンコ派。良い天気でちょっとお出かけ、と言えばすぐ「サイクリングで川べりの道をの~んびり」とか「ちょっと離れた公園までひとこぎ」と考えてしまいます。

 別に自慢じゃないけど、ミソにとって自転車は、乗り物と言う感覚がほとんどありません。スピードがあるから《歩くと同じ》とまでは言いませんが、動作の自由度(制動可能度)は基本的にジョギングしてるのと変わらないと思う。
 20年以上も乗りつづけて、バランス感覚はバッチリ。東北地方出身なので、多雪地帯ではなかったものの冬は雪が降ったり凍結してたり、そんな道に日々鍛えられ、たとえハンドルをとられて滑っても、自転車は倒して自分は転ばないという技さえ身につけている。

 しかし。
 しばしば「妊婦は自転車に乗らないほうが良い」という言葉に行き会う。
 え~・・
 自転車のどこが悪いのだろう。

 ネットでいろいろ調べてみても、どうも曖昧だ。振動が悪いという説と、バランスを崩したりといった不可抗力で事故に遭いやすく危険という説のふたつがメインらしい。
 可笑しいのは妊婦さんたちのカキコミ。「私は乗るのを止めました」という人より「できたら乗らないほうがいいけど、私は乗ってます。」という人が圧倒的に多い。
 要は自己責任でどうぞ、ということらしい。
 
 ・・そうは言われてもねぇ。
 験かつぎから神頼み、湯治まで奔走している不妊治療中の身としては、悪い可能性のあることは、たとえ僅かなことでもリスクを減らしていきたいじゃないですか。

 かといってチャリに乗らない生活も不便。
 じゃあアレか、振動が腰に直接ひびかなきゃ良いわけか

 ・・というわけでバランスには自信のあるミソ、多少バランスは取りにくくなるリスクを犯しても・・と、不妊治療を始めてからはなるべくサドルに腰をおろさず、ずっと立ち乗りで移動するよう心がけました。けっこうフトモモにプルプルくるし、鍛えられてこりゃなかなかダイエットにも良いかも

 ・・と思っていたら、そういう乗り方も下腹部に力が入るからどうも好ましくないようだ・・ダメじゃん

 振動なんか気にしないでちゃんと正しい姿勢で乗った方がマシだったりして。

 こういう科学的根拠の曖昧な話って、ナーバスになってると、ホント精神的に負担になります。

 カフェインの摂取の許容量についても悩む。
 摂らないでストレスになるとその方が悪いから、少しなら摂って構わないという説が主流みたいだけど、カフェインは分子量が小さいから血流にのって胎盤も通過すると聞くと「ゲ★」と思っちゃうし。いつも、採卵して移植した後はコーヒーはカフェインレスに変えたり、カフェインの少ない飲料を選んだりしている。そしてリセットすると、思う存分スタバに通うのだ・・これってストレス溜まりまくりか?

高温期

2008年09月14日 | 不妊治療
 最近、高温期の基礎体温に一喜一憂しなくなってきた・・

 だって私の場合、12日目くらいまでは薬を飲んでも飲まなくてもきちんと高温期があるし、いくらその数値が見事でも、うまくいっている目安には全然ならないから。プラノバールとかデュファストンとか飲んでるならよけいに。薬の影響で体温高いのかもしれないのに「まだ下がってないゾ」と喜んでてもな、と思っちゃって。

夏がきました

2008年07月13日 | 不妊治療
 春からこっち、チベット問題長野に行ったりとか拉致問題で青い風船持ってデモったりとか、忙しかった~。

 でも夏は体力的に苦手なので、少しペースダウンしなきゃ

 祈っても願っても、授からない命。個人の気持ちや意志や努力ではどうにもならない。
 「いのちと心」は(そうと気づかない人が多いけれど)そんな貴重な、奇跡のような偶然から与えられるものなのだ。
 それをいとも簡単に踏みにじり、我が身や体制を守るのに利用する。そんな罪深い輩が、のうのうと暮らしている。
 理不尽きわまりない。

 そうやって私ひとりが怒っても、世の中なにも変わらないともいえるけど、まぁせめて出来る行動はしとく。出来る範囲で。

 そうこうしているうちに、私より後に妊娠した人が、もう先月、出産してママになった。妊娠中も、たいしてトラブルらしいトラブルも無かったみたいで。楽しい妊娠ライフだったろうねよかったね。
 「子を授かる運命にある人」には、こんなにあっさり命が与えられるんだ。いいなぁ・・。