鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

何の音・・?

2009年02月28日 | 思うこと
 歯を磨き、パジャマに着替え、やれやれ今日も寝ますか~・・と布団にもぐりこむ。目を閉じて、リラックス~・・

 ・・と。
 枕元で微かな、何ともいえない幻のような音がした。

 コニョ・・ というか カショ・・ というか。

 柔らかくて乾いていて、でも何だか生き物っぽい音。
 おもわず身体を起こして辺りを見回す。
 この季節だから、まさかゴ●●リではあるまい。入り込んだハエでも止まったか?いや、周囲には動くものは無い。じゃあ、脱いだ服が崩れてたてた衣擦れの音?・・でも衣擦れの音ならそうと分かるし、そんな音じゃなかった、だいいち崩れるような置き方はしていない。

 何の、音?

 ふと目をやると、枕元の頭の上で、その日の夕方、仕事帰りに買って花瓶に生けていたスカシユリのつぼみがほどけていた。

 蓮の蕾は開くときに「ポンッ」と音がするのだと話に聞いたことがある。いつの日かその音を聴いてみたいと憧れてはいるが、考えてみれば夜も明けやらぬ早朝から蓮の揺れる池の傍に佇み、いつ咲くか分からない花を待つなんて贅沢な時の過ごし方が現代日本人に許されるとは考えにくく、蓮の花の開く音は「マイ水琴窟」と同じく、永遠のあこがれのままで終わるのだろうな・・などと思っていた。

 しかし、予期せず「蕾の開く音」なるものを聴いた・・ような気がする^^;

 本当に幻のような音だったんだけど。
 気のせいかもしれないけど。

 ちょっぴり幸せな気持ち・・


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