鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

リセット

2007年03月01日 | 不妊治療
 はい、長い一週間が過ぎて、結果が出ました。
今周期もダメでした。

 ・・ま、AIH初回から成功するとは期待してなかったけど、それでもね、ちょっとガッカリです。

 機械的にきっかり14日間高温が続き、15日目の朝にはガクッと基礎体温が下がっていた。寝床の中で体温計を見て辛かったけど、頑張って普段どおりの顔で布団を出た。
 朝食の準備をしながら、でもやっぱり泣けてきちゃった。朝から湿っぽくては、これから仕事に出るウソ君も気分が滅入るだろうと思って、さりげなく洗面所へ行った。

 ミソサザイの場合、泣きたい時に我慢していると、《我慢》が顔に出てしまう。
 一方、泣きたい時に泣くと、脳内のストレスが発散され解消するせいか、泣く事自体が刺激になって《泣き止みなさい》指令の脳波が出るのか、よく分からないけれど、とにかく本当に泣いた方が短時間で気分を切り替えることができる。

 だから顔を洗うフリをして30秒くらいちゃんと泣いて、スッキリしてから朝食作り続行。おかげでその朝も、笑顔でウソ君を送り出すことができた。よし。

 ミソ、その日は一日中、仕事をしつつヒマをみつけては思いっきりウジウジ、ミゼラブル気分に浸る(もちろん職場だから態度に出したりはしないけどね)。そして悲しみ飽きて「さぁ、リセットだ!」という前向きな気分になれてから、夕食後、ウソ君に「ダメだったよ」と報告した。

 ウソ君はやさしい。そして高倉健なみに不器用だ。
 ダメだった毎に落ち込むミソの表情を、今回もこっそり盗み見る視線。

 くぢけないもん。 私は大丈夫だよ。
 「今月も一緒に頑張ってくれる?」と訊ねると
 「うん、頑張ろ」と答えてくれるウソ君。

 はやく貴方を喜ばせたい。
 貴方に一日でも早く、貴方の子を抱かせてあげたい。


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