悲しませると困るな、と思ってウソ君には言っていないけれど、流産が確定した日の夜、ミソサザイは夢でたーちゃんと会った。
夢の中で、10年ちかく前に死んだ愛犬の声がしている(←このコはわりとしょっちゅう夢に出てくる。守護霊ならぬ守護犬だと思っている。夢を見るたび、ミソをあったかくて幸せな気持ちにさせてくれる)。
あのコったら、まぁたムダ吠えをしてる~。叱ってやめさせなきゃ。
そう思ってふすまを開けると、そこに見たことのない3歳くらいの男の子がいた。
腹ばいになって、積み木の電車か絵本で独りで遊んでいた様子。全く見たことのない顔なんだけど、なぜかミソはその子のことを知っていて「何だ、居たのー」と声をかけた。「居たなら、こっち来ればよかったのに」
そう言いながらミソは、その大人しい子をよいしょっと抱き上げる。14~15キロくらいのしっかりした体重を感じながら。その子ははにかんだような表情をして、でも別段いやがる様子もなく、じっと抱かれてくる。・・そうなんだ、この子だって本当は甘えたいと思っているけれど、この子にとっては遠慮するのがアタリマエになっているんだよな~、と思うミソ。よ~し、これからミソが遊んであげよう。何して楽しませてあげようかな・・・
そこで夢は終わった。
あれが、たーちゃんだったかもな、って思った。
流産確定の3日後。経過観察のため受診。
もしその時点でホルモン値が充分に下がっていないと、子宮内に残存物があるということで、それを掻き出す手術が必要になる。
・・でも体感で分かる。そうはならない。たーちゃんはキレイにさよならした。
あいかわらず、体感はアタリ☆ 血液検査の結果を見て「これなら手術は必要ないでしょう」とドクター。
せっかくなので、前回は動転していて聴けなかったことをいろいろ尋ねた。
結果、よく理解・納得できた。今回のことは、たーちゃんの「受精卵としての寿命」だったってこと。母体のミソサザイにはどうしようもなかったのだということ。バタバタ慌てたり焦ってオロオロウロウロしたことは、すべて全くの徒労であったということ。
そして「受精卵の質」というものは、年齢と負の相関があるということ。
だから今後の流産率も年齢相応で、成功する可能性は低いのだということ。
時間は巻き戻せない。その重さを、本当に本当に実感した。どんなに身体を鍛えても、節制をしても、加齢には抗えない。
若い頃に何の根拠も無く「私は大丈夫、何とかなる」と思っていた。その驕りを、この歳になって後悔する日が来るなんて。
何てバカみたいな人生だろうと思った。
せめて、ウソ君と出会った直後の5年前にこの段階まで来れていれば、成功の確率はもう少し高かったかもしれなかったのにな~・・後悔先に立たず。
そして、そもそもふたりが出会った年齢も遅かった。だからこれも運命なのだと思う。
ちなみに、ミソが一番心配していた疑念も、今回のことで解消されました。
実はミソは、よく分からないままヒソカに思い悩んでいた事があって。
それは・・「妊娠できないのは、たとえば受精卵ができて着床してもミソの身体自体がそれを認識できず、適切に反応しなくって、それで毎月リセットだと思っていたけど実は知らずに流産を繰り返していたのである」・・なーんてことは無いのかな?と心配していたのでした。
今回、たーちゃんができてみて、そうではないことが分かって、その点だけは安心しました。
ミソの身体の方は妊娠を継続しようとしていた。その跡が、流産後も血液のホルモン値に残っていたのです。毎月のリセットとは違って。
この「βナントカ」って値がゼロにならないまま仮に次の妊娠をしても、流産率は統計的に有意に高いとのこと。
だから今回、流産とは言っても体感的には通常のリセットと同じような感覚で、身体はキツくないのだけれど、再チャレンジはすぐには出来ない、とのこと。
人間の浅はかなアタマで良かれと思ってアレコレ焦るまでもなく、神さまが精巧に創り上げた身体の方が、ちゃんと「喪中」の時間を設定している。凄いな~。
そうだよね、今回は「リセット」ではなく「お別れ」だったのだもの。
ゆっくり、静かに、時間を過ごそう。
その間に、今回痛感した、やり残している準備をしとこう。次こそは慌てないように。身体も鍛えよう。充分な睡眠もとろう。
この喪中期間は、次こそより良いタマゴができるように、過ごそうと思います。
まだまだ、あきらめないよ
夢の中で、10年ちかく前に死んだ愛犬の声がしている(←このコはわりとしょっちゅう夢に出てくる。守護霊ならぬ守護犬だと思っている。夢を見るたび、ミソをあったかくて幸せな気持ちにさせてくれる)。
あのコったら、まぁたムダ吠えをしてる~。叱ってやめさせなきゃ。
そう思ってふすまを開けると、そこに見たことのない3歳くらいの男の子がいた。
腹ばいになって、積み木の電車か絵本で独りで遊んでいた様子。全く見たことのない顔なんだけど、なぜかミソはその子のことを知っていて「何だ、居たのー」と声をかけた。「居たなら、こっち来ればよかったのに」
そう言いながらミソは、その大人しい子をよいしょっと抱き上げる。14~15キロくらいのしっかりした体重を感じながら。その子ははにかんだような表情をして、でも別段いやがる様子もなく、じっと抱かれてくる。・・そうなんだ、この子だって本当は甘えたいと思っているけれど、この子にとっては遠慮するのがアタリマエになっているんだよな~、と思うミソ。よ~し、これからミソが遊んであげよう。何して楽しませてあげようかな・・・
そこで夢は終わった。
あれが、たーちゃんだったかもな、って思った。
流産確定の3日後。経過観察のため受診。
もしその時点でホルモン値が充分に下がっていないと、子宮内に残存物があるということで、それを掻き出す手術が必要になる。
・・でも体感で分かる。そうはならない。たーちゃんはキレイにさよならした。
あいかわらず、体感はアタリ☆ 血液検査の結果を見て「これなら手術は必要ないでしょう」とドクター。
せっかくなので、前回は動転していて聴けなかったことをいろいろ尋ねた。
結果、よく理解・納得できた。今回のことは、たーちゃんの「受精卵としての寿命」だったってこと。母体のミソサザイにはどうしようもなかったのだということ。バタバタ慌てたり焦ってオロオロウロウロしたことは、すべて全くの徒労であったということ。
そして「受精卵の質」というものは、年齢と負の相関があるということ。
だから今後の流産率も年齢相応で、成功する可能性は低いのだということ。
時間は巻き戻せない。その重さを、本当に本当に実感した。どんなに身体を鍛えても、節制をしても、加齢には抗えない。
若い頃に何の根拠も無く「私は大丈夫、何とかなる」と思っていた。その驕りを、この歳になって後悔する日が来るなんて。
何てバカみたいな人生だろうと思った。
せめて、ウソ君と出会った直後の5年前にこの段階まで来れていれば、成功の確率はもう少し高かったかもしれなかったのにな~・・後悔先に立たず。
そして、そもそもふたりが出会った年齢も遅かった。だからこれも運命なのだと思う。
ちなみに、ミソが一番心配していた疑念も、今回のことで解消されました。
実はミソは、よく分からないままヒソカに思い悩んでいた事があって。
それは・・「妊娠できないのは、たとえば受精卵ができて着床してもミソの身体自体がそれを認識できず、適切に反応しなくって、それで毎月リセットだと思っていたけど実は知らずに流産を繰り返していたのである」・・なーんてことは無いのかな?と心配していたのでした。
今回、たーちゃんができてみて、そうではないことが分かって、その点だけは安心しました。
ミソの身体の方は妊娠を継続しようとしていた。その跡が、流産後も血液のホルモン値に残っていたのです。毎月のリセットとは違って。
この「βナントカ」って値がゼロにならないまま仮に次の妊娠をしても、流産率は統計的に有意に高いとのこと。
だから今回、流産とは言っても体感的には通常のリセットと同じような感覚で、身体はキツくないのだけれど、再チャレンジはすぐには出来ない、とのこと。
人間の浅はかなアタマで良かれと思ってアレコレ焦るまでもなく、神さまが精巧に創り上げた身体の方が、ちゃんと「喪中」の時間を設定している。凄いな~。
そうだよね、今回は「リセット」ではなく「お別れ」だったのだもの。
ゆっくり、静かに、時間を過ごそう。
その間に、今回痛感した、やり残している準備をしとこう。次こそは慌てないように。身体も鍛えよう。充分な睡眠もとろう。
この喪中期間は、次こそより良いタマゴができるように、過ごそうと思います。
まだまだ、あきらめないよ