待ちに待った10日後がきた。
「病院の受診日なので」と仕事を早退する。職場には不妊治療をしていることは話していないので、上司に思いっきり不審そうな表情をされる。そうだよな・・健康そうな顔色で、さっきまでヘラヘラ楽しそうに仕事してたんだからな・・
ま、いいや。本当に通院なのかと詰問されたらその時は病院の領収書を見せてカミングアウトすればいいだけの話~♪
のほほんとした気分で病院へ向かう。その後の展開など予想もせずに。
今の病院には複数のドクターがいる。その日、内診をしてくれたのは、初めてお目にかかるドクターだった。おお、こういう先生もいらっしゃるのか~・・などと思っていたのも束の間。ひそかにおそれていた事態が・・
たーちゃんが、みつからない。
モニターの白黒画面が、何度も何度もウニュ~ンと倍率を変える。でも、灰色の砂嵐みたいな画面は、わずかな乱れ程度しか映し出さない。ハッキリと胎嚢と思えるものが見つからないのだ。
やがて「・・これかな?」と、こころもとなさそうに・・まるで申し訳みたいに、黒いポチッとした部分でモニターを止めるドクター。でも確信がもてないみたいで、急遽、再度の血液検査となる。
もし、このポチッが胎嚢ではなくて、かつ血液中のホルモン値だけはしっかり高くなっている場合、その考えられる理由は・・子宮外妊娠。
・・・!!
一挙に不安のどん底に~
その動揺が伝わったわけじゃないだろうが、採血も上手くいかず。・・というより、冷房で身体が冷えていたため血管が細くなっていて、針がうまくヒットしなかったんだと思います、右腕で採れなかったため一度針を抜いて、再度左腕から採っている間に、右腕の止血ガーゼの下で血がピューっと・・いまごろ出ても遅いっちゅーに おかげで皮下内出血の痕が左右とも今も残っててカッコ悪・・
血液検査の結果は・・「胎嚢がギリギリ見える」数値とのこと。・・では、やはりあの「ポチッとな」がたーちゃんなのか?それならば良いけれど・・。
結果が出た後のお話は、さっきのドクターではなく、いつもの先生。「我々も一番警戒しているのが子宮外妊娠なんですよ。2日後にもう一度来て下さい。その時には胎嚢はもう少しハッキリしていると思います、それなら安心できますから。」
妊娠判定の10日後に胎嚢がハッキリしないというのは、成長が遅いとか・・?
「個人差がありますからねー。成長を促すような薬があるわけではないですし。待つしかないです」
個人差。
待つしか手立てはない。
・・・わかっちゃいるけど、不安・・
そして丸一日をおいて、翌々日の受診。
ドキドキしながら内診台に上がる。ウニューンとうごめく白黒画面。ミソは子宮の前面側に小さな筋腫があるらしく、見にくいらしい。お腹をむにゅーっと押される。画面内に、黒い丸が。
「・・これですね、胎嚢。5ミリくらいかな」
たーちゃん!たー助!たー子!・・んもうマッタクぅ、心配したじゃないのよ~・・!!
安心してドッと脱力。
これで子宮外妊娠の心配は無くなり、一安心。後は通常の場合と同じペースで受診して下さいと帰された。
翌日は丸一日、上機嫌で過ごす。
ところが、その翌朝。出血の気配が・・うっそ~ん
天国と地獄を行ったり来たりのジェットコースター気分です・・
も゛~イヤ~・・!
次の受診日まで、また長い1週間が始まります。
どうかどうか、無事に育って~
「病院の受診日なので」と仕事を早退する。職場には不妊治療をしていることは話していないので、上司に思いっきり不審そうな表情をされる。そうだよな・・健康そうな顔色で、さっきまでヘラヘラ楽しそうに仕事してたんだからな・・
ま、いいや。本当に通院なのかと詰問されたらその時は病院の領収書を見せてカミングアウトすればいいだけの話~♪
のほほんとした気分で病院へ向かう。その後の展開など予想もせずに。
今の病院には複数のドクターがいる。その日、内診をしてくれたのは、初めてお目にかかるドクターだった。おお、こういう先生もいらっしゃるのか~・・などと思っていたのも束の間。ひそかにおそれていた事態が・・
たーちゃんが、みつからない。
モニターの白黒画面が、何度も何度もウニュ~ンと倍率を変える。でも、灰色の砂嵐みたいな画面は、わずかな乱れ程度しか映し出さない。ハッキリと胎嚢と思えるものが見つからないのだ。
やがて「・・これかな?」と、こころもとなさそうに・・まるで申し訳みたいに、黒いポチッとした部分でモニターを止めるドクター。でも確信がもてないみたいで、急遽、再度の血液検査となる。
もし、このポチッが胎嚢ではなくて、かつ血液中のホルモン値だけはしっかり高くなっている場合、その考えられる理由は・・子宮外妊娠。
・・・!!
一挙に不安のどん底に~
その動揺が伝わったわけじゃないだろうが、採血も上手くいかず。・・というより、冷房で身体が冷えていたため血管が細くなっていて、針がうまくヒットしなかったんだと思います、右腕で採れなかったため一度針を抜いて、再度左腕から採っている間に、右腕の止血ガーゼの下で血がピューっと・・いまごろ出ても遅いっちゅーに おかげで皮下内出血の痕が左右とも今も残っててカッコ悪・・
血液検査の結果は・・「胎嚢がギリギリ見える」数値とのこと。・・では、やはりあの「ポチッとな」がたーちゃんなのか?それならば良いけれど・・。
結果が出た後のお話は、さっきのドクターではなく、いつもの先生。「我々も一番警戒しているのが子宮外妊娠なんですよ。2日後にもう一度来て下さい。その時には胎嚢はもう少しハッキリしていると思います、それなら安心できますから。」
妊娠判定の10日後に胎嚢がハッキリしないというのは、成長が遅いとか・・?
「個人差がありますからねー。成長を促すような薬があるわけではないですし。待つしかないです」
個人差。
待つしか手立てはない。
・・・わかっちゃいるけど、不安・・
そして丸一日をおいて、翌々日の受診。
ドキドキしながら内診台に上がる。ウニューンとうごめく白黒画面。ミソは子宮の前面側に小さな筋腫があるらしく、見にくいらしい。お腹をむにゅーっと押される。画面内に、黒い丸が。
「・・これですね、胎嚢。5ミリくらいかな」
たーちゃん!たー助!たー子!・・んもうマッタクぅ、心配したじゃないのよ~・・!!
安心してドッと脱力。
これで子宮外妊娠の心配は無くなり、一安心。後は通常の場合と同じペースで受診して下さいと帰された。
翌日は丸一日、上機嫌で過ごす。
ところが、その翌朝。出血の気配が・・うっそ~ん
天国と地獄を行ったり来たりのジェットコースター気分です・・
も゛~イヤ~・・!
次の受診日まで、また長い1週間が始まります。
どうかどうか、無事に育って~