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憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

ドールに寄せて・・・

2022-08-25 17:07:56 | 憂生日記 その1

ドールを某所に掲げたときの事を思い出す。

読み終えた彼女は、

「エリカ」を含むドールは、

本当の所、ドールなのか、人間なのか

と、いうようなことを(曖昧にしか覚えてないのでこの書き方)

尋ねたと思う。

申し訳ないことだけど、その質問に

ー小説などを、表面上で、読む人なのだー

と、思った。

なぜ、作者は

はっきり、断定しなかったのだろう?という

疑問は良いが

なぜ、作者は

はっきり、断定しないのだ!と、いう詰問と

答えを教えろというー安直さーが見えた気がした。

それが、出版社・編集部に勤務していたという話だったので、

なおさら、大丈夫か?と、いう思いと

文章の奧を読めない、と、いうことと

発展させていく思いが無い。と、いうこと。

一種、アスペルガーのように

(誤解無きように伝えれば、アスペルガーというのは

多かれ少なかれ誰もが保有しているという考えでいる)

言われた「額面通り」にしか、受け止められない。

だから、額面に人間かドールか書いていないので

そこに躓いて、自分で考えようとしなかったのかもしれない。

 

で、

単純に、そこだけを考えてみる。

人間だったら、

異常な環境におかれると、順応しようとするのは

人間の特質か。

異常であるということが、判らなくなる。

例えば、某国

異常なプロパガンダであるはずなのに

それが、正常であると思う。

例えば、某宗教

周りを不幸にして、献金で救われる筈などないのに

救われると信じ込む。

洗脳ということだろうけど・・・

人間であったはずの「エリカ」は、

自分をドールだと思い込む。

そう思うことで、

自身の精神崩壊をかろうじて支えていたとしても

すでに、境界異常を起こしている。

―怖い物語じゃないかー

 

では、ドールだとしたら。

異常性欲者の動向は、

ドール相手だから、許されると思われるかもしれない。

だが、その男のいうように、

ー結婚するーのであれば

その結婚相手はこの先無事だろうか?

そういう虐待者は、実際に多く、

事件で浮上しているが

もしかしたら、もしかしなくても

まだまだ、自分の近くで牙をひそめているだけかもしれない。

そして、牙らしきものをみても気が付かない。

巧く、あなぼこに埋めてしまい

それを見ていても、深く詮索しない。

実際、虐待ではないかと思って

通報しても、結局、事件が起きてから

通報があったというのが関の山

そんな社会環境の中にいる。

ーこれも、恐ろしい物語じゃないかー

 

確かに

彼女にとって

読み物としてー興をひいたかもしれないー

だが、そこに内包されている事まで

発展させて読み取ろうとしたら

ー面白かったーと、いうだけではない物がある。

 

そして、

発展させて考えてみる、考えてみない

と、いうことは

個人の自由だろう。

 

面白い(例えばそう思ったとしてだが)と、

読み取るのも

深くひっかかっていくのも

個人の自由だ。

 

ただ、彼女が出版関係の人でなければ

こちらも、残念と、思わなかったかもしれない。

 

自分で書く分、

自分が内包するものを反映させる。

だから、上の様な

感想?がでてくる。

それ(内包するもの)を読み取ってくれというのは

無理だろう。

同じように、

読み手は自分の内包と向き合う。

 

どこまで、向き合うかは知らない。

ただ、友人の言葉を思い出す。

ーあなたといるのは辛い。

なぜなら、自分の核(コア)と向き合うことになるからー

 

そんな場合も有ると思うと

ー読み物ーで終わるのも、ひとつ。

と、思ったりもした。



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