芋の歴史を紐解けば、この物語の中の恭一の死はあまりにも、皮肉であるといえる。飢饉に備えるためにサツマイモの栽培が広がっていったわけである。元はといえば、人々を餓えからすくうためのものであった。一つには荒地でも育つ。もう一つは保管しやすい。さらに言えば、サツマイモの茎も食料になる。干し芋などにしたら、さらに保存が利く。いまでこそ、芋はいろんなおやつ、料理に利用され、非常食のイメージは何処にもないがそ . . . 本文を読む
☆あぁ、そっか・・・・。
切ない。苦しすぎるよ、そんなの。
☆なんと言ったらいいのか、心が痛いというか
身近におこる人の死が、どれだけの深い傷を負うか・・・。
心の変化が気になるところ~^^;
☆明美・・凄い・・凄いというのが正しいのかはワカランけど・・・死はそんな簡単なもんじゃないけど・・哲司への思いが凄い・・・
あぁ~コメント下手(笑) 「あたし」は . . . 本文を読む
物語の中によく使われるのがやはり主食であろう。状況によってパンになったり、握り飯になったりお粥になったりするが、パンと水さえあればなんとか、生きていける。命をつなぐという意味を象徴する表現なんだと思う。他の物語においても、命をつなぐ・・糧としてのシーンも多いと思う。
****握り飯***** (パンパンとチョコレート)から抜粋人通りのある場所。例えば駅舎。そこにうずくまっている人間に時折食い物 . . . 本文を読む
人の肉を食らうといわれて、まっさきに思うのは羅生門の鬼とアンデスの聖餐。ともに、映画でも有名なので、いっそう記憶深いのかもしれない。とは、いうものの、人の食い方など・・レシピや、感慨などかけるわけがない。ただ、生命のサイクルを考えれば、今でこそ火葬だが、昔は土に返り・・自然のエネルギーサイクルに取り込まれていったと考えば、次の次の次の次のと、段階を経ているが人を食らっているとも言えたかもしれない。 . . . 本文を読む
今年の夏はほとんど雨が降らず、あつかった。必要な水分をためなければならない果実は自分の糖度を上げた(ひょっとして、浸透圧の原理で・・・)おかげで、今年の果実は何を食べても甘く、おいしかった。中でも、桃が例年より安く手に入った。桃は傷みやすい。大きく甘い桃がいっせいに収穫をむかえ、値段も崩れたのだろう。例年なら倍以上する・・いや、あの大きさだったら、3倍以上?思い切って大人買いした。安い桃をかって、 . . . 本文を読む
スコーンを作ってみたいとおもっているのであるが、これは、どちらかというと、クッキーのパンもどきといっていい品物かもしれない。ウィキによると、イギリス風のお茶には、スコーンは欠かせないものである。英国ではジャムやクロテッドクリームを添えたスコーンを食べながら紅茶を飲む習慣をクリームティーと呼ぶ。と、ある。憂生も物語に挿入しておきながら確かそうだなという、思いで書いていただけに過ぎなかったが一応安心し . . . 本文を読む
カカオフィズ・ヴァイオレットフィズ・メロンフィズ・・などこういうフィズものは色が綺麗だ。ジンフィズの造り方はサークルの中に上げたことがあるが、カカオフィズは?といわれると・・。これは、そういうシロップのごときリキュールがある。これを炭酸で割るんだけど、そこに30~50mlほど、ジンを投入する。甘さが気になる人には、さらにレモンをすこし絞り込む。
(別途、リキュール・シロップを使わず、レモンを絞っ . . . 本文を読む
もち米には独特の「苦味」がある。この「苦味」を苦味と表現するのは、いささか、御幣ではあるが、この「苦味」ゆえに餅やおこわを嫌う人が居るのも事実である。憂生はプリンが好きだとよくあちこちでかいているが、実はもち米も好きである。プリンは幼い頃に食した焼きプリンがひどく口にあった。いい大人になっても好きなのは、どこかで、子供の頃に食べた味を追い求めているせいなのかもしれない。ところが、餅・・の記憶がない . . . 本文を読む
紅茶というのは、紅い色をしているから、紅茶なのだと思っていたが、一説によると、プリンス・オブ・ウェールズは黒茶とも呼ばれるらしい。が、紅茶とたいして、かわらない色である。はてな?どうやら、抽出された色でなく、はっぱ自体の色のようである。どちらかというと、黒っぽく、ちょっと、くるりと、ねじをまいてる。味もほうじ茶に近い感がする。なるほどと、思うとともに野坂昭如のアメリカひじきを思い出す。蛍の墓と一緒 . . . 本文を読む
昔からお茶は好きだった。親父に「年寄りみたいだ」と、言われたのを良く覚えてるし、小、中学校の修学旅行でも、土産にお茶をかった。中でも、雁音・・字、あってるのかな?かりがね、が好きだった。お茶の葉のぶぶんではなく、葉の軸?茎の部分になるのだろうか?ごく細い小枝のようなお茶である。好んで飲んでいたので、親父が雁の話をきかせてくれた。なぜ、そのお茶が雁がねというかという話だった。雁は海を渡って暖かいとこ . . . 本文を読む
結納などに、桜の花茶をだす(と、思う)塩付けにしてあるものなので、年がら年中手に入るものだと思ったが、まあ、季節的に、雛の季節。禰宜(神主)の接待であるのなら、桜の花茶も妙かとおもった。陰陽師であるものであり、薬湯の準備にも卒が無いわけで、白峰大神の段では、蛇の毒には蛇がきくと、まむし酒をなおらいに利用させているし、そのあとに、薬湯をてわたしている。てわたされた白銅も確か「用意の良いことだの」と、 . . . 本文を読む
昔のプロポーズに「味噌汁をつくってくれないか」とか、いうのがあったが、日常をともにするという象徴が食事に置き換えられる。日本風に言えば、「目玉焼きをやいて、味噌汁をつくって」という科白になるだろうか。昨今、女性が家庭だけにおさまっているということがめずらしくなって、「目玉焼きをやいて、味噌汁をつくって」などと聞くと、平凡というより、活力のある人だとおもってしまう。仕事もこなしながら、亭主のために朝 . . . 本文を読む
無花果などこれといったとりえの無い果物だと思っていた。生でたべる以外芸がないといったら、コンポートにしても良いとか味噌汁にいれても旨い(おい?)とか、いわれたが、どれも実行したことが無い。ところが、前にもちらりと書いたが、パンの中に無花果を練りこんだものを食べた。無花果の種がぷちりとした食感を残してくれて、ほんのりとした甘さがある。これは、ケーキなどの素材や思い切って無花果パイとか?応用できそうだ . . . 本文を読む
物語の中に埋められた「食」を先日、拾い出し、抜書きしてみた。ひとつ、ふたつ「食」にしてよいものか、どうか、悩んだ事例があった。ひとつが下に添付したもので、もうひとつは、一種・スプラッターなので、迷ったが、あげた。そして、この「雄を食らう」について、どういうモノローグを挟み込もうか、考えていた。対峙するように浮かんだのは「雌を食らう」で、この部分はすぐに思い浮かんだ。ししゃもである。漢字で書くと柳葉 . . . 本文を読む
どうも、立ち食いそばといわれて思い出すのは駅にあるそば屋である。プラットホームなどにあるそば屋のほうがなぜか、旨い。何故だろう?腹をすかせていて、なにかほしいと思うときに合致するからか?学生だったころは、有名なプラットホームそばやがあって、わざわざ・・反対方向の電車にのって、食べに行ったことがある。かえりは、プラットホームから元の方向の電車にのるから、運賃はただ。いまでは、立ち食いそばというよりも . . . 本文を読む