夏の高原で,日あたりの湿った草地に,ぽつぽつはえるのが,コオニユリ。
自生地は,海岸の砂地や岸壁,平坦地の草原から,谷間や高原の湿地まで,さまざまの環境にはえ,谷地で目につくものを,ヤチユリとよぶ地方もある。
春の芽生えが遅く,花の咲くのも遅く,ササユリより30-50日おくれ,8月上旬から咲きはじめ,9月上旬にかけて,朱赤色の花を開く。
食用のユリ根は,たいてい,コオニユリに起源する栽培品で,味がいい。
鱗茎はやや小形で,径4-6cm,白色(日を浴びると帯紅色に変わる)。匍枝がつき,鱗片は卵形,苦みは全くない。
茎は高さ70-150cm,葉腋にムカゴ(珠芽)がなく,2-10花を,うつ向きに開く。花はやや小形,橙赤色。花被片はつよくそり反り,長さ6-9cm,幅1-2cm,内面に紫黒色の斑点があり,多くは,蕾の外面に綿毛が密生する。
いくつかの変異があり,ところによっては,タニマユリなどとよばれる型は,茎が細く,丈も低く,花は小さく,蕾の外面に綿毛がない。(つぎの写真)
自生地は,海岸の砂地や岸壁,平坦地の草原から,谷間や高原の湿地まで,さまざまの環境にはえ,谷地で目につくものを,ヤチユリとよぶ地方もある。
春の芽生えが遅く,花の咲くのも遅く,ササユリより30-50日おくれ,8月上旬から咲きはじめ,9月上旬にかけて,朱赤色の花を開く。
食用のユリ根は,たいてい,コオニユリに起源する栽培品で,味がいい。
鱗茎はやや小形で,径4-6cm,白色(日を浴びると帯紅色に変わる)。匍枝がつき,鱗片は卵形,苦みは全くない。
茎は高さ70-150cm,葉腋にムカゴ(珠芽)がなく,2-10花を,うつ向きに開く。花はやや小形,橙赤色。花被片はつよくそり反り,長さ6-9cm,幅1-2cm,内面に紫黒色の斑点があり,多くは,蕾の外面に綿毛が密生する。
いくつかの変異があり,ところによっては,タニマユリなどとよばれる型は,茎が細く,丈も低く,花は小さく,蕾の外面に綿毛がない。(つぎの写真)