『小笠原君の大役デビュー』
小笠原君が16歳の時に初めて大名行列をやったのを思い出した。
小笠原君が日傘をやったのも思い出した。
あ、写真あるので載せておきます。
小笠原君が近年稀に見る程の完璧なまでの奴の長柄を振る姿は、残念ながら雨のため本番ではマトモに見る事が出来なかった。
そんな小笠原君が、もう一段上の世界に登ってきた。
【音頭取り】
【お箱】
この2つはセットで、西区奴部の最高峰となる。
とにかく練習と覚える事ばかりだ!
音頭取りは、練り込みの指揮者であり、その歌が止まれば山車は止まる~と言われるくらいの重要な役割。
お箱は、西区の先頭で大名行列を引っ張る花形の踊り。
果たして、小笠原君のデビュー戦はどうだったのか…
25日(土)
いきなり道中でデビュー戦を向かえる小笠原君。
変な感覚だ…、あの小笠原君が衣装を着てお箱の前に立って準備をしている。
それも、珍しく晴れ晴れしたお祭りの中で。
デビュー戦 第1R
開始してすぐ、いきなりお箱を落とす小笠原君。
大丈夫だ、亀田興毅も初の世界タイトルマッチの第1Rでダウンした。
デビュー戦 第2R
最後の回転するところで、またもお箱を落とす。
このダウンも何とか立ち上がり最後まで踊り切る。
小笠原君にとって非常に良い経験だったと思う。
先輩達に励まされ応援され、頑張って振り切れた。
まぁ、結果的にはダウンを喫する大差判定負けか。
ただね、このお箱バカ一代な超人ユージさんの目はごまかせない。
小笠原君は手を抜いている。
小笠原君は、その性格からなのかナカナカ本気は出さない。
ってか、本気を出そう~という気迫が元々薄い。
小笠原君のお箱は、まるで、本気を出すと疲れるから この程度でやっておこう…
そう見える。
~というか、本当にそうだ。
でも、小笠原君もわかったと思う。
西区の本番用モンスターボックスは、そんなんじゃ持ち上がらないって事を。
少しでもナメてると軽々と転ぶし落とす。
小笠原君のパパは、23年間で1度も倒れず1度も落とさずに43歳のお祭りを向かえた。
正確に言うと30代前半の時に1度だけバランスを崩した。
でも、倒れず落とさずだ。
そんなの、超人なんだから当たり前なんだけどね。
そんなこんなで
26日(日)
海中渡御へ向かって西区の山車が走る。
若宮神社を過ぎて、海岸通りへ入る。
この超人ユージさんは、山車の前を離れて、法被や巾着袋を後方で支援してくれる 御堂に付く人に預かってもらって また山車の前に戻る。
そこで驚愕の事実が発覚!
つ…ついに
小笠原君が山車に乗って音頭を取っているじゃないか!!
し、しまった…
スマホは巾着袋の中だ。
マッハで走って御堂までスマホを取りに戻る。
そして、何とか小笠原君の初乗りを撮影できた。
小笠原君のくせに、なかなか立派に見えたので安心した。
23年前、自分が初乗りの時、凄まじい緊張の中でイッパイイッパイだったのを思い出した。
辛うじて海中渡御も終わり
若宮神社の最上段を目指して西区の練りは進む。
※このタイトルで紹介できる話はここまでです。