『もう別にいいじゃん、ドローでさ!』
12R終了のゴングが鳴ってそう思った。
波乱は起きない!
今日はお祭り騒ぎだが
確実に世界の時は止まり
判定3‐0
メイウェザー勝利で史上最高の一戦は幕を閉じた。
やはり、試合中も試合後もディフェンシブなスタイルを貫き通すメイウェザーには賛否両論。
敗者パッキャオも、自分の勝ちだと主張。
でわ
超人ユージさんのエラそー観戦記です。
たしかに『もう別にいいじゃん、ドローでさ!』とは思った。
しかし、この世紀の一戦は、間違いなくメイウェザーの勝利です。
世界中の皆さんもこの結果を予想してたはず。
その通り過ぎて腹立たしいのか試合にケチをつけるのはヤメよう。
驚いたのは、手数とヒット数でメイウェザーが上回った事
[両者の手数]
メイウェザー435
パッキャオ 429
似たようなパンチ数だが
[ヒット数]だと
メイウェザー 148発
パッキャオ 81発
~と大きく差がついた。
さらに[強打数]となると
パッキャオ236発中63発(27%)ヒット
メイウェザー168発ながら81発(48%)ヒットと圧倒
手数と強打で上回らなきゃいけなかったのはパッキャオであり、打ち続ける事がメイウェザーを崩す唯一の方法だったはず…
手数とヒット数でも下回ってしまったパッキャオに勝ちはない。
何より1R、いきなり仕掛けたメイウェザーが上手い。
パッキャオは序盤にパンチを当てて有利に立たなければズルズルとメイウェザーペースになるのをわかってたはず。
逆にやられてしまっては主導権を握る事は出来ない。
日本でWOWOWで見ていると、実況と解説は明らかにパッキャオより。
パッキャオが手を出した時は声を上げて大騒ぎする。
これじゃ凡人にはパッキャオ有利に見えてしまう。
この超人ユージさんは、そんなダメ実況の中でも冷静に見る。
パッキャオのパンチで納得のクリーンヒットは2~3発くらいか。
メイウェザーの速い右カウンターは軽くてもパッキャオの突進を止めるには十分。
中間距離ではジャブジャブジャブでパッキャオの顔を弾く。
コーナーに詰まろうがパンチは貰わない。
コーナーに詰まるというより誘いながら自分で下がってコーナーを背負う感じ。
コーナーでのディフェンスに自信があるんだろう。
コーナー、ロープを背負った時のメイウェザーは特にパンチを貰わない。
あれだけコツコツと右カウンターを当てられちゃパッキャオでも思うように前に出れる訳がない。
1発2発打ってもメイウェザーにゃ当たらないから連打する。
連打したって全部よけられちゃ成すすべ無し。
結論を言おう
ボクシングルールでは
誰も王様メイウェザーには勝てない。
世界中の時は止まったが
世界は揺れなかった。
テレビの実況解説に煽られた凡人がパッキャオに過度な期待をしたが、そんな凡人にゃ見えなく理解出来ないくらいのメイウェザーの速さと戦略と冷静さで世紀の一戦は終わったね。
漫画じゃねーんだ
世紀の一戦は
世紀の凡戦でいいんだよ。
一緒に観戦したボクシング通の庭8重社長いわく
『うん、パッキャオ、何も出来てないじゃん。』
『うん、薬ならあるよ。薬飲めば俺は無敵さ…』
この2人が同じリングに立っただけで、超人ユージさんは満足でした。