【ヘブロン=山尾有紀恵】ヨルダン川西岸パレスチナ自治区の主要都市で20日、2005年以来約7年ぶりに地方評議会選挙の投票が一斉に行われた。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは選挙をボイコットし、パレスチナの内部分裂が浮き彫りになった。
ヨルダン川西岸南部ヘブロンでは、1976年にイスラエル軍当局により行われて以来約36年ぶり、自治政府下では初めて、市評議会選挙が行われた。2005年の選挙では、ハマス系候補の躍進を恐れた自治政府がヘブロンでの選挙を中止した。
保守色の強い同市には、女性議員がまだいない。今回は初めて、女性候補のみの政治組織が結成された。一票を投じた学生のドゥアー・スユーリさん(21)は「女性に社会が機会を与え、能力を生かす土壌をつくるべきだ」と話した。
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