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 玉川上水の木漏れ日

 ワヤン・トゥンジュク梅田一座のブログ

■ファーストクラスのLCC

2015年02月19日 | 旅のおはなし


いつだか航空会社に欧州までのファーストクラスの料金を訊いた際(もちろん僕が乗るわけではないけれど)、180万円ですということだった。
一応「ディスカウントプライスはありますか?・・・何日前迄ならいくらとか・・・」と訊いたら、「あの~、ファーストクラスに乗られる方でそういうことをおっしゃる方はいらっしゃらないので・・・」。
しまった。そりゃそうだ。庶民だった・・・と悟らされた。

アジアの人は、サービスというのはサービスなんだからそれは「ただ」。ダーターだ、とかおもいがちだが、欧米の人はともかくサービスというものに対してお金を払う概念と習慣がある。よいサービス、グレードの高いサービスに対しては惜しまないし、お金がないならサービスのないところに行けばいい。そういう文化の下にあるのだ。
ファーストクラスというのも、列車や船、当然飛行機にもある。扱いも違うし、すべてのグレードが違う。彼らは特別扱いされたいわけではなく、それが当り前なのだ。

20世紀後半にもなると、社会に中間層が増えた話はしたけれど、そういう人たちはリベラルだし、ステータスのための無駄はしない。お金はあるけれど、スタイルだってフリーだ。ジーパンで高級ホテルにも行く。
そういう小金持な人たちのために、ヴァージンのリチャード・ブランソンは、飛行機のファーストクラスを撤廃し、全部ちょっと広いビジネスクラスにした。80年代はこれが新しかった。
いま、格差社会とデフレ社会のなかで、そういう中間的ゾーンは減り、飛行機はLCCと高級路線に二極化しつつある。それはそれでいい。需要があるなら、選択すればいいし、都合に合わせればいい。

ホテルも同様である。
で、カプセルホテルにも革命があった。それがこのファーストキャビン。
実態はカプセルホテルだけれど、カプセルホテルのファーストクラスだ?・・・2段じゃないし。セコい、けど、ま、うまいところを突いているともいえる。デザインもある程度しっかりしている。
イメージは、飛行機のファーストクラス。
確かに飛行機のファーストクラスは、フルフラットシートとプライバシーが売りのひとつだけど、実際の占有面積は1畳程度。こちらの方が広い。人間、起きて半畳、寝て一畳。ほぼこれで足りる。
違いは、サービスはLCCということだ。一応、風呂もあるし、ラウンジもあるし、飲物の自販機やコンピュータやマッサージチェアもある。けど全部有料。TVは無料だけど、飛行機のようにヘッドフォンを着けて観る。
しょうがないので、コンビニでビールとつまみを買ってひとり飲み。久々にニュースをリアルタイムで観た。
う~ん、でもちょっと収容所(入ったことないけど)気分かな、面白い体験だったけど。個室は無窓室なので「か」さんは絶対無理。

で、ま、翌日が早かったので、羽田空港にあるこのホテルに初めて泊まってみた、という次第。
1泊5,000円也。あとでわかったけど、僕が申し込んだのはビジネスクラスコースだった。あと千円だせばファーストクラスコース、室内面積が倍になったのに、ケチったからこうなった。初めてなのでむしろこの方がよかったけどね。
これが高いか安いか、いっそマイルで払えればもっといいのに。
こういうセコい話は、ダランとは妙に馬が合う。(は)



これがネットで予約したときのイメージ。


実際泊まった部屋。ベッドの上を這うしかない。


エントランスとフロント。右へ行くと男子、左へ行くと女子で、ここで分かれる。


廊下はこんな感じ。右のドアからカプセルエリアに入る。


風呂の洗面室。案外清潔。だけど余分な贅沢品は一切ない。


共用のラウンジ。閉所が苦手な人は、平気になるまでここで飲んでいても許される。


男子エリアのプラン。全室無窓。黒と白が基調のデザイン。昼も夜もわからない。

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