窓のこちらで…

日々思ったこと、読んだもの、作ったものを綴っています。

『かまいたち』

2006-03-11 00:00:00 | ★積み上げて…(本)


はい。宮部みゆきさんの時代小説であります。
あとがきや解説(笹川吉晴)を読みますと、大変初期の作品だということです。

まずはカバーの絵をじっとご覧ください。
すっ、とお江戸の町の辻に入り込みます。
(デジカメや携帯のカメラで覗くと、より、ぞくっとしますよ!)

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『本所深川ふしぎ草紙』『かまいたち』、どちらもカバー装画は藤田新策さんのものです。
うまいですねー!
読んでいく時の想像を邪魔することなく、よりいっそう想像力をかきたててくれます。

(藤田新策さんは他にもたくさんのカバー装画や挿絵を手がけられています。)  Fujita Home
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話は、雨降るお江戸の夜から始まります。
さぁ!どうぞ、お楽しみくださいませ。




 『かまいたち』 宮部みゆき 新潮文庫

  ・かまいたち
  ・師走の客
  ・迷い鳩
  ・騒ぐ刀
   あとがき

(カバーあらすじより)
夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り”かまいたち”。人は切っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう…。サスペンス色の強い表題作はじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く「師走の客」、超能力をテーマにした「迷い鳩」「騒ぐ刀」を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。

カバー装画 藤田新策

 


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3 コメント

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また読みたい (モリー)
2006-03-13 16:34:32
次から次へと読みたくなりますね、宮部さん。

この間『堪忍箱』『幻色江戸ごよみ』を夜な夜な読みまして、お江戸物にますますはまりそうです。

江戸時代の地図が手元にあったらわかりやすいだろうな、東京生まれの人はあの辺りかと見当がつくんでしょうけど…。
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これも読んだはず (リコ)
2006-03-14 09:03:45
宮部ワールドって、本当に広いですよね。

でも、みんな「物語り」になってて、そこが好きです



モリーさん、東京生まれでも、江戸の地名が現実に結びつく人は少ないようですよ。

私も時代物を読むと、江戸時代の地図が欲しくなります。

大江戸博物館には、床に大きな江戸地図があって、楽しめます
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お江戸の地図 (wata)
2006-03-14 19:21:08
モリーさん、夜な夜なお江戸にトリップですかー!

どんどんお江戸にハマってますねー

そうそう!地図があるといいですよね!

長崎屋や姉妹屋、茂七親分の家、鉄瓶長屋… いろいろな作家さんのお話に出てくる場所がわかると面白い。

違うお話の主人公たちがご近所どうしだったりして



リコさん、大江戸博物館っていうのがあるんですねー(知らなかった。。。

江戸地図見てみたいですー



ここ数日、お仕事頑張っていたら、夜の読書をする間もなく夢の中。。。

やっとさっき終わったので、今夜は<何か>を読むつもりでいます。

何故<何か>なのかと言いますと…新しい本がないからです;

実はですね、『あやし』買ってきたんですけど、読み始めて気づきました。読んだことがあったことに…



リコさん、やっちまいましたよ。また

あ゛ーーーーーー!!もう!!!
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