明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

不審な電話をスルーしたら?

2018-10-30 21:12:47 | 科学・デジタル
最近はめっきり減ってきているが、不審な電話がたまにかかってくることがある。今時のスマホにはせっかく画面があるのだから、ここに「誰から掛かってきたのか表示」することは出来ないだろうか?。というのも私はここ5年ほど「連絡先に登録していない電話には出ない」ことにしているからだ。家にやってくる訪問者にも言えることだが、知らない相手から電話や訪問を受けると「ろくな事」にならないのである。殆どが無駄な勧誘で、大事な要件にはトンとお目にかかったことがない。だがスマホを修理に出していたりクリーニングの出来上がり日だったりその他諸々の理由で「電話がかかってくる」こともある。だから店舗や業者で何かしらやり取りをして電話がかかってくる状況の場合、つまり「私の個人情報を相手に与えた場合」には、私も「連絡先に登録」することにしているのだ。これで万一掛かってきても名前が表示されるので、心置きなく安心して出ることが出来る。しかし、それでも不審な電話というのは掛かってくる(全く!)。それで私はそういう電話番号はネット検索することにしている。

昔は「どちらに掛けてますか?、間違ってますよ!」と言えば済んだが最近は、発信履歴で確認できるからウソが通用しなくなった。個人情報がそこら中に溢れているのである。今日も怪しい電話が掛かってきた。怪しいというのは「私が知らない電話番号」だというだけで、怪しい相手というわけではない。で、ネット検索してみるとコトブキゴルフからで、「スイング速度測定器の修理の件」だった。それで掛け直してみると「出来上がってます」ということだったので、事なきを得た訳である。これは私の連絡先登録にミスがあったようである、あぶないあぶない。

話は元へ戻るが、今の電話は昔と違って電子式交換器で電話同士をつないでいる。だから発信元がどこであるかも「最初から分かっている」筈なのだ。それを個人情報だか何だか知らないが「表示していない」のである。そもそも相手先の玄関先まで行って「もしもし」とやっておきながら、「自分の顔を隠して、名前を名乗らない」というのはどう考えても無礼である。用事が有るならまず「自分が誰でどういう用件か」を明らかにしてから返事を待つのがルールというものではないだろうか。こちらは来訪者の素性や訪問目的を知り、それが必要であるか否かを選択して初めて「出るか出ないかを決める」権利がある。都会の一人暮らしの女性などは「知らない相手に玄関のドアを開けること」がどれだけリスキーか、犯罪多発の世の中であれば納得するであろう。ルールは「訪問者が自分の名前と来訪目的を明かし」てから返事する、で良い。

では電話の場合はどうなのか。これも来訪者の一種だから、まず自分の名前と電話をした目的を告げてから電話に出る、という事になる。これを簡単に言うと、全部の電話は「初期モードで留守番電話につながる」である。電話が掛かると留守番電話が応答するので「そこで名前と用件」を言い相手の人が受話器を取るのを「待つ」、というルールを決めるのである。これは、電話を掛けてきても電話に出ないと「黙ったままで切ってしまう馬鹿」が物凄く多いのには閉口している私にしてみれば必須なのだ。中には「お名前とご要件をお話ください」と留守番電話メーッセージが応答している間に切る馬鹿もいるから腹が立つ。どんだけ自分は偉いとでも思っているんだろうか、呼び鈴を押しておいて黙って帰ってしまうなど言語道断、畜生にも劣る行為である。

これは留守番電話という名称が良くないというのも一理ある。いっそ「電話コンシェルジュ、とか電話執事」といった名前にすると受け入れやすい。まず執事が応対し、それから主人が出るのである。これは実に気分が良い。それを電子的にプログラム化したのが「着信画面に必要事項を表示する」仕組みである。電話番号の「登録時に本人確認された本名(または会社名)」を画面に表示し、新規の相手に電話をかける時はメッセージは予め用意しておいて「電話を掛けたら表示される」仕組みにしておけば、受けた側はストレスなく出るか出ないかを瞬時に選べる。これなら電話を受けることにも神経質にならなくて良い。出たくなければそのままにし、もう2度と掛けてくなと思えば着信拒否にすれば良い。もちろん着信拒否というのは電話の設定であって、掛けた方には「間違い電話」のように応答する、というのではどうだろう。「あんた何回電話してくんだよ!間違ってるって言ってんだろ、ボケ!!」とかなんとか、場合に応じてAIが応答するってのも気が利いているじゃないか。友達や会社関係の人の場合は連絡先に登録しておけば、「留守電が間に入ることなく直接」出るから問題ない。連絡先に無い電話番号の時に活躍するのだ。連絡先に知っている相手を「確実に登録」しないと逆に失礼になるから「慎重」に登録すること。

現代では目の前にいる人が悪人で「カモ」を狙っているかも知れない時代である。バス停で顔見知りだがそれほど良くは知らない、という人と一緒に列に並んだとする。天気の予想やタイガースの話はしてもいいが、決して個人情報を教えてはならない。個人情報はあくまで「相互に知ること」でリスク回避になるのである。だから個人情報を得たい時にはまず自分の情報から話すべきであろう。それが本当かどうかすら分からない時代なのである。世の中は詐欺やストーカーや悪質な中傷に満ち溢れている。何れにしてもこういう時代だからこそ、議員の先生方には電話マナーのあり方を根本的に是正する法律でも作ってもらいたいものである。

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