明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタルはコーヒーを飲んでから(3)BlackBerry の FanSite が更新されていない

2022-11-01 12:53:44 | 科学・デジタル

1、更新の止まったブログ

ブログは「KURO」さんという人がやっているみたいだが、閉めるという発表もなく、他のブログに移動したという連絡も無いまま、8月18日の記事をアップしてからずっと更新が無い。突然止まってしまって再開の気配が全く感じられないけど、ちょっと心配である。何かあったのだろうか?。企業の宣伝でブログを書いているのでもない限り、いつ止めるかは本人の自由である。今までも3週間ぐらいのブランクがあったりしたので、辛抱強く待っていたのだが、それにしても余り間が開きすぎている。他人事ながら気になっている。何もなければいいけど・・・

2、日本語入力方式の選択

私は Bold 9700 の頃からの BlackBerry のユーザーで、ハードウェアキーボードの無いスマホなんて全然「使い物にならないぜ!」と豪語していたのである。だが「 KEYONE 」そして 最高傑作と呼び声の高い「 KEYTWO 」の辺りから新型が出なくなり、ライセンス契約だったメーカーが撤退・生産中止するに及んで、泣く泣く「普通のソフトウェアキーボード」のアンドロイドに今年の春先にスイッチした。慣れてしまえばソフトウェアキーボードでも何とか入力は可能である。しかし「使用感」というのは断然ハードキーボードの方が私の性にあっているように思っていた。現在、入力方式は「フリック入力」を使っているが、これがミスタッチが多くて中々馴染めない代物なのである。

大体ソフトのキーボードというのは画面にタッチして発生する微弱な電気を読み取って、それをスイッチに変換する方式のようである。基本的には、画面操作の方法となんら変わりはない。右手の人差し指を使う人や左右の親指を使う人などさまざまだが、どれも入力するためには「フリック」するのが特徴だ。だが、この「フリック」が曲者なのである。「あ」と入力するのは単に一回タッチするだけでよいのに比べ、「い」はフリックなので「一度押してから左にこする」2段階の操作が必要だ。勿論、左にサッと「跳ねるようにこする」から、動作は「同じ1回だ」と反論されるかも知れない。どちらにしても操作が2種類あることには変わりはない。そして、文字によって左とか右とかフリックする方向を変えると「い・う・え・お」を打ち分ける仕組みなので、こする方向を間違えると「い」のつもりで「え」と打ってしまう。押す場所を間違えることと左右上下のこする方向を間違えることの、「2つの間違い」が起こり得るのだ。さらに、そもそもの押す位置が違うと「い」と入力するつもりでも「ち」と打ってしまうことになるわけである。

これが、画面をタッチするソフトウェアキーボードが物理ハードウェアキーボードより「間違えやすい」理由なのだ。ソフトウェアキーボードは一文字打つのに「考えて入力」しなくてはならない。「き」と打つためには、まず打とうとする文字が「か」のグループにあることを頭で考えて「か」を押し、それから2番目の「イ列」の文字だから「左にこする」、という2段階を踏む。これが全く別のキーを単に押すだけであればもっと簡単なのに、と思ってしまう。もしソフトウェアキーボードがもっと大きくて、「あ」というキーの隣に「い・う・え・お」の独立したキーを用意したなら、ハードウェアキーボードと同じように「場所だけ考えれば」いいので、間違いは大幅に減るだろう。なお、スマホに元々入っでいる「かな入力」というのは文字が50音で並んでいるので、目当ての文字がどの場所にあるのか探すのが面倒である。これは慣れるのに相当な根気が必要だと思った。私はアイパッドのキーボードを「かな入力」にして練習しているが、まだまだ上手には打ててない。

どちらにしても入力方法には関係なく、すべて「慣れる」ことが大事ということだ。ただ、日本語の使用頻度を統計数字で解析し、左右の指を効率よく使う「キー配列」のかな入力を開発すれば、それが一番使いやすいだろうと思う。

一方、アルファベット方式によるハードウェアキーボードの入力は、「あ」は「A」、「き」は「KI」で、押す文字数は違うが「押す動作自体」は同じアクションの連続になり、「場所」さえ間違えなければ必ず正しく入力できるという「ワンプッシュ入力方法」である。「き」を「KI」と入力するのでは2プッシュではないか?と疑問が出そうだが、日本語で現在つかっている漢字・ひらがな・カタカナに加えて、例えば「私」という語を「WATASHI」と表記するアルファベット表記を追加したと考えれば、「私」という漢字1文字が「WATASHI」というアルファベット7文字になる。これなら1文字ワンプッシュと考えてもいいだろう。しかもご存知のように入力が「物理的」なので、ほぼ見なくても「ブラインドタッチ」が可能なのである。これがハードウェアキーボードの最大の利点である。私は BlackBerry を使っていた時には、ほぼ「キーは見ない」で入力出来た。

確実にキーを押し込む爽快感もあり、途中でストロークを止めれば入力されないという感覚的な操作も、自由自在なのだ。これは文章を考えながら打つ時にはとても大事な事である。ところがソフトキーボードのように、表示されている隣り合ったキー同士の区別が「視覚だけに頼った」ものでしかない場合、押している指の感覚では「正しいキーを押している実感」が無いのである。極端に言えば、キーの「端っこ」を押すのとキーから「ちょっと外れた隙間」を押すのとで、実際の指の感覚は「全く同じ」で違いはない、これでは「ブラインドタッチ」は無理である。ソフトウェアキーボードを「3D」にして、キー自体を「浮き上がらせ」て表示し、キーと隙間を「触覚的」に違うように設計されたキーボードでも出来てくれば、これを解消することが出来ると思う。さらにはキーを押す力が向いている「方向センサー」を組み込めば、左下に押し込むときは「左」を感知し、右下に押し込むように指先の力を加えた時には「右」を検知するように設計すれば、もしかしたらソフトウェアキーボードでもブラインドタッチが可能かも知れない。これは実験する価値があるように思うけどねぇ。

とまれ、文章を入力している時は文章の事だけを考えていたい。「かえる」と打つのに「場所+方向」を考えて打つのと、指が「覚えている場所」を黙って押せばいいのだは、断然「文章の質」が違ってくる(と私は思っている)。BlackBerry を泣く泣く手放した時に、私はこれで快適な「至福の入力方法」を永遠に失った気がした。

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勿論、何とかフリック入力でもそれなりに速く文章を打てるようにはなっては来たが、ブラインドタッチでキーボードを見ることから「解放された感覚」は何物にも代えがたい喜びである。しかし失ってしまった過去を懐かしんでいても、物事は前には進めない。いつの日かフリック入力でもハードウェアキーボードでも、同じレベルで日本語入力が出来るようなスキルを身に付けられたらいいな、とは思っています。

でも、何処か BlackBerry をまた復活して作ってくれる所、無いかな〜


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