明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

突然シャンク病に罹る

2018-10-31 22:53:39 | スポーツ・ゴルフ
今日暫く振りに勇んで練習場に行ったは良いけど、打つ球打つ球が「すべて右に低く飛び出す」症状が出てしまった。お察しの通り「シャンク病」である。回復を待つこと2カゴ、見事に全部シャンクである。一息入れようとコーヒーを飲み、もう一度打ち始めたが「またシャンク」が出てしまう。もう2カゴ打ってシャンクが治らなかったら諦めて帰ろうと思って打ち続けるのだが、まるで治らない。シャンク病というのは「球をネック近くでヒット」するか「フェースが開いてヒット」しているかのどちらかである。

それで対処法を1から全部試すことにして、最初は球に当たる場所をヘッドのトウ側にするために「少し後ろに下がって」打ってみた。治らない。当たる位置は確かにネック寄りではあるが、まだフェースの上である。原因はこれでは無い。次に思いっ切りヘッドを返して打ってみた。治らない。確かにフェースは下を向くくらい帰っているのだが、球は右に出てシャンクが治らない。都合4カゴ打って「もう帰ろう」と考え始めた時、「待てよ、インパクトの形が悪いのかも」と思い直して、もう20球打つことにした。このままじゃ帰れない、というのも気持ちの中にあったのだ。もしかしたらと最後の望みで「インパクト時の突っ込みを無くしてみた」ら、アーレ不思議とシャンク病が綺麗さっぱり治ったのである。実は今日、女子ツアーの「原英莉花」の豪快なスイングを真似して、「インパクトで押し込む」形を目指したのが悪かったようである、カッコつけて真似したスイングだが、やり方が中途半端で右肩下がりになってしまい、結果フェースが開いてシャンクしたわけだ。

ダウンスイングで左に体重移動しながら、ヘッドをボールに押し込むように・・・、と考えた姿勢がいけなかったのである。一番目の間違いは「クラブを振る方向」で、私は頭を残す意識が過剰になったせいで左に巻き込むようなスイングになっていた。左手は肘が引けて典型的アマチュアスイングである。クラブは飛球線の方向にややオープンな感じで押し込まなければならなかったのだ。それで左手の引けは改善した。それでもシャンクが時々出ていたので、今度はインパクト時の「右肩の位置」を「右足の上に残す」事にした。原因はどうやらこれだったらしくて、「右肩を残したら」やっとシャンク病から脱して綺麗な弾道が戻ってきた。右肩をインパクトで前に出してスイングすると、基本的には「フェースが開いてしまう」のである。これが三嘴プロの言っている「突っ込み」である。何を今更と言われるかも知れないが、ようやく初めてその意味が分かったのである。やはり実際に自分でやって見ないと分からないものだ。インパクトで右肩を残してヒットすると、左腕も伸びるし頭の位置も動かないので、ダフることが確実に減って「ナイスショットも増えた」感じである。

やはりスイングの原点は、フェースを「回転させ」ながらヒットすることと、「インパクトで突っ込まない」ことの2点であると再認識した。言葉では分かっているのだが、実際にスイングしてみると「全然出来てない」ことが露見する。球をヒットしてクラブシャフトが3時の位置に来るまで「右肩は右足の上」の意識でスイングすること、これを自分に言い聞かせて残り10球を打ってから練習場を出た。久し振りに「新しい発見」があったので、身体は疲れているが気持ちは大いに満足である。マミーマートで食材を買って、ルンルンで家路についたことはいうまでも無い。

私はゴルフは一生のスポーツだと思っている。スイングの真実を模索し続けて練習していれば、いずれはローリー・マキロイやリッキー・ファウラーのような華麗なスイングも可能になるのではないかと夢想するのである。もちろん夢想するのは個人の自由だ。傍目には似ても似つかないものであっても、「理論だけは同じ」になりたい、それが私の願いである。

今日はスイングの秘密を一つ会得した気になったので、しばらくの間は至福の時間を過ごせるというものである。

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