明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

サロンパスカップ選手権決勝3日目

2018-05-05 21:47:42 | スポーツ・ゴルフ
今週の女子ゴルフは茨城ゴルフクラブである。大都市東京近郊での開催はギャラリーも多く天気も良いので、メジャー第1戦らしい華やかな雰囲気である。テレビは日テレジータス(CS)で朝から1番ホールを生中継、私もガッつりモニターに釘付けで楽しんだ。今日は決勝初日で風も余り無く、絶好のコンディションなので選手の力量がモロに出る。そこで今回は録画を見ながら、スタートホールのプレーを全員じっくりと見て、なおかつ本人の選手成績をLPGAオフィシャルページから調べた感想を交えて、「今季のツアー予測」などを偉そうにも書いてみたい。

1 イ・ジョンウン6
韓国からいきなり参加なので、プロフィールもスタッツも全然分からない。KLPGAのホームページでも見れば賞金女王だから詳しく載ってるとは思うが、別に必死に調べようという気も起きなかったので、白紙である。去年イ・ミニョンがやって来ていきなり勝って「なんだよ」と思ったが、ようやく日本ツアーに馴染んできたのか「毎回勝つ訳じゃない」って分かって一安心したのも束の間、また新しいのがやって来て「なんだか勝ちそうな雰囲気がして」やな感じである。名前もフザケてるし顔つきも不遜な目つきをしていて「喧嘩売ってんのか?!」とこちらも身構えたが如何せん、相手はテレビの向こうで知ったこっちゃないのだ。ああ、どうしてこうも日本勢は韓国に負けるのか、と愚痴がでる。このところ日本人が優勝争いしていて、先週も新垣対鈴木のガチバトルを楽しく見ていたのに、3日たっtらもうこのザマだ。まあツアー規則が来年から変わって「フラっとやってきていきなり勝つ」というのは出来そうもないが、いつまでも規則頼みでは心もとない。私が相手が韓国と言うとリキ入っちゃうのは、慰安婦問題をいつまでもしつこく叫び回る「韓国民の粘着性格が唾棄すべき」だからかも。イボミとキム・ハヌルは調子悪いからいいとして、イ・ジョンウン6は名前もジョンウンと北の独裁者と同じで気に入らないから、サッサと失速して優勝カップを日本人に明け渡してもらいたいね。まあ勝つのはルールで戦っているので仕方がないとしても、来週になったらアメリカにでも行ってもらって「日本のツアーを荒らさないでもらいたい」、これ「1ゴルフファンの本音」です。

2 小祝さくら
158cm 58kg A型 1998年北海道生まれ飛鳥未来高等学校出身
DD238(31位)・PA31.0(84位)・BS47(16位)・SA73.91(64位)、トップテン1回、獲得賞金448万、1年目

見るからに北海道の田舎育ちの朴訥な性格で、派手さなどはまるきりないがゴルフの実力は十分ありそうだ、というのはアマチュアで出た去年の試合で証明済みである。スタッツを見ても分かる通り、飛距離も31位というのはだいぶ飛ぶ方だ。その他の数字はシード権ギリギリというところだが、こないだ雑誌の特集で「クラブを短く持ち、腰を落として打つ練習」の写真が出ていて、それなりにプロの練習をしてるんだな、と感心した。記事の中で、バンカーでの練習の一つにクラブをインパクトで地面に叩きつけるというのがあって、小祝はまだ未熟なために前の方に飛んでいってしまうとコーチが言っていた。ちなみに上田桃子は地面に突き刺さるんだそうな。これって三觜先生の言う「クラブを地面に向けてしっかり振る」ということだな、と気がついた。ダウンブローっつうのは「右脇を締めて」ボールに下向きの力を与えなきゃならないから、インパクトでも右腕は余ってないと「クラブが跳ね上がって」しまうんだよな、ウンウン、なんて独りで納得している私だが、小祝は全然戦うって感じがないのが「ホンワカしていて気持ちがホッと」する。上田桃子や香妻琴乃あたりはスコアが悪いとプリプリふてくされるから、誠に見ていて面白くない。クラブを放り投げるとか樹木に蹴りを入れるとかの発散行為も不愉快極まるが、私は練習場に来てるオッサンが、ミスショットの度にドライバーでマットをガッと叩くのが「超ムカつく」のである。だいたいが上手くないから練習しに来ているのにミスが出るからって、いちいちマットに当たっていたら周りが迷惑なのだ。本人は「俺って上手い筈なのに、あんなミスが出るなんてどうかしてるよアピール」をしているつもりなんだろうけど、どうしようもないバカを曝け出していることに気が付かないのかな、まったく。ああ、小祝の爽やかさを言おうとしてたら余計なほうに話がそれてしまった。とにかくミスをしても悪びれずに「やっちゃった」って感じでガッカリするだけなので、オジサンとしては「どんまいどんまい、次で取り返そう!」って応援したくなっちゃうのだ。スター性は無いとしても、人柄の良さで「こっそり人気」は相当なものだと思う。だから彼女が優勝した時になんてスピーチするか、今から楽しみなんである。でも本当は「結構やる子」だったりして、勝負への欲は一人前には持っているのかもよ。

3 堀琴音
163cm 53kg A型 1996年徳島県生まれ滝川第二高校出身
DD230(75位)・PA28.36(2位)・BS193(97位)・SA77.32(97位)、トップテンなし、獲得賞金24万(予選通過1回)、5年目

今年は絶不調で殆どテレビにも映らないくらい悪い。去年は5000万弱稼いでいるので、どうしちゃったんだろうって心配である。春先ケガで休んでいたので、なにかそれが影響しているのかも知れない。お姉ちゃんの堀奈津佳もデビューしてすぐ2勝してからスランプに陥り、今年ようやく復帰していま頑張っている最中だ。彼女もケガが原因らしいので、姉妹そろってケガするなんて不思議な因縁を感じないわけにはいかない。一時はツアーを背負って立つ期待の若手という位置づけだったのが、オフの手首のケガで今年は誰も注目しない状態が続いている。彼女の颯爽とした仕草やお嬢さんぽいファッションが私は割と好みだったので応援していたのだが、試合で見る彼女はちょっと入れ込みすぎて「気持ちの浮き沈みが激しすぎる」印象が強かった。いいキャディでも居ればメンタルが安定してスコアもよくなるんじゃないかな、と言うのが私の見立てである。問題は誰が「じゃじゃ馬ならし」を引き受けるか、だが、誰か年配でカッコよくて、優しいベテランキャディはいないかな。スタッツを見るとパター以外は標準以下だが、これは今年が全体に調子が出ていないせいだから去年のを見ないと本当のところはよくわからない。去年はDD234(49位)・PA29.67(34位)・BS93(43位)・SA71.97(25位)、と平均してそれほど良くない。ただトップテンが9回と「勝負強い」のである。つまり、ここぞという時に力が出るのが彼女の強みなのだ。私は彼女のこの勝負に対する執念とも言える集中力が「途切れた時にガタガタっと来る」と思っている。だからスタッツが平均的なんじゃないかな。勝負に出た時にはスタッツ以上のスゴイ力を発揮できる魅力を持っているのだ。あとはこの「ガタガタっと来た時にどう立て直してもう一度チャレンジするか」の方法である。それが彼女に欠けている点だし、これからツアーで戦っていく上での粘り強さになる気がするのである。それでキャディが大事なのだ。今はしっかりケガを治して、良い時のイメージを取り戻すことである。必ずその時はやって来る。いや、来ない筈がないではないか。私は彼女の復活を待ち望んでいる一人である。

4 三浦桃香
169cm 52kg A型 1999年宮崎県生まれ 日章学園高校出身
DD249(9位)・PA30.4(68位)・BS69(38位)・SA72.9(37位)、トップテン2回、獲得賞金550万、1年目

脚長アスリート体型で性格はサバサバ女子。運動会の徒競走に出てくる我が子の優勝をじっと見守るオジサン達のアイドルだが、本人はいたってアッケラカンとしている新人類。余り人生で苦労した経験がないだろな、と思わせるところが「惜しい」けど、19歳だからまあしょうがないね。やっぱり何処かに「影の部分があるミステリアスな感じ」があった方が、ファンは引き寄せられるんじゃないかな、ちょっと昭和的な感覚でした。たびたびテレビに映っていて今絶好調の人気だが実力もあって、突然不調にならなければ今年はシードを取れると思う。優勝はどうかわからないが、まだまだ全体的にプレーの精度にバラツキがあるので、今は欠点を治すよりも長所を磨く時期かも知れない。魅力は飛距離だが欠点はアプローチとパターである。そこを磨いていけば、来年は一気にツアーの台風の目になることは確実だと私は思っている。とにかく今年は、まずは「体力づくり」かも。

5 松森彩夏
170cm 55kg AB型 1994年東京都生まれ 日大神奈川高校出身
DD240(26位)・PA30.09(46位)・BS93(46位)・SA73.38(48位)、トップテンなし、獲得賞金305万、5年目、最高は14年の15位

全身黒づくめのコスチュームに身を包んだ出で立ちは、当に「フィールドの殺人者」を思わせるクールでスター性ムンムンの一押しである。妹の杏香共々サングラス越しで見えない眼差しは、まっすぐターゲットのピンを向いている、と言いたいところだが今季は出遅れていて、予選落ちが8試合で3回と芳しくない。去年もトップテンが1回だけなので、今年はどれだけ上位フィニッシュするかが、シード返り咲きの鍵になる。若手黄金世代からみれば「お姉さん」の部類に入るかも知れないが、女の魅力では一つも2つも上である。やっぱアスリートと言ったって「筋肉ゴリゴリのぶちゃむくれ」では応援しがいがない。優勝カップを持った笑顔がキラキラしてる、ってえのがオジサン的にはごっつ良いのだ。で松森彩夏には2回目の優勝目指して、徐々に順位を上げていってもらいたいのである。私、ファンですから。それにしても妹の杏香は予選落ちだったらしいけど、二人でプレーオフなんかになったら「どっちも応援するってのは、非常に難しい」って、知ってた?

以上、今年はイボミとキム・ハヌルがどうにも調子が上向かないのと、新しい選手の活躍が目立っているのとで大きく勢力図が変わってきている。明日の決勝はイが5アンダーで独走状態だからどうなるか。松森が爆発して「イを逆転」なんてことになったりしたら、・・・。

夢は夢として取っといて、暇つぶしに書いてみました。少しは参考になったでしょうか

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