明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフが熱い!

2017-05-07 22:00:42 | スポーツ・ゴルフ
今年のワールドレディスは見せ場の多い好試合だった。内容と感想を書いてみる。

1 レキシートンプソン、ど迫力のドライバーショットを封印して、余裕のスイングは今や安定度抜群である。しかもパッティングがビシビシ決まるとあっては、彼女に「死角は無い」とも思えた。ピンチの場面もいくつかあったが、私の見た所「平常心」を心掛けているように思えるのは、米ツアーで戦う上ではメンタルコントロールが大事ということなのだろう。今日は出だしからダボが来て予想外の苦しい展開だが、失敗したなという気配は微塵も感じさせないところがさすがの世界第5位である。

2 アンシネ、どうしようもない「勘違いゴルファー」第一位である。どうせなら六本木あたりでショーパブにでも出てればまだ許せるというレベルの女。顔は贔屓目に見ても整っているとは言い難く、目の周りをこれでもかと塗りたくった化粧は「品が無い」の一言。それにしても韓国人のファッションセンスは白のハイソックスで、日本人の感覚からは何かズレている。キムハヌルもよく履いているがまったく似合ってなく見た目にまるで幼稚園児のようで「ダサイ(今風に言えばイタイ)」コスチュームである。足が太いのに白を履くのはファッションセンスが無いとしか言いようがないのだが本人は気づいていないのだろうか。一緒に回っている金田久美子が上品に見えるから何とも不思議だ。友人が彼女を「グリーン上のキャクラホステス」と評していたがとんでもない、アンシネと一緒にいると優雅なお嬢様に見えるから、如何にアンシネが下品か分かろうというもの。テレビ局もゴルフそっちのけで映像を取ろうとする姿勢では、ゴルフの未来は無いと情けなくなってきた。女子ゴルフはゴルフを真剣にやっているから「可愛いい」のである。そこを履き違えていると、アンシネのようなアホが出てくる。まあ私のブログは読んでくれる人も少ないので、「炎上」など狙ってもできないから悔しいが、LPGAもいい加減にかわい子ちゃん路線を考え直してもらいたいものである。

3 キムハヌル、3日目・最終日のファッションはなかなか考えられたデザインで、彼女の上品な個性をとても良く引き立たせていた。彼女は首が長くてちょっとバランスが悪く、スタイル的に頭でっかちに見える。なのにパッツンパッツンのミニスカートを履いて白のハイソックスというスタイルが多く、見ていて不格好な印象だったが今回、ひらひらの二段のミニスカートに長い首を隠すポニーテールで「可愛い感じ」に仕上げて来たのは、スタイリストの力が大きいのか、ソニー損保ふうに言えば「なかなかやるねぇ」である。しかしプレーは憎らしいほどの横綱相撲で、一度もフルショットをせずマネジメントに徹したコントロールショットの正確さは特筆ものである。こういう選手が先行して逃げ切りに入ったら、追っかけるほうは難しくなる。安全な攻めが一番スコアが出る攻めなのだ。キムハヌルのマネジメントは迷いが無い鉄壁のゴルフ、負ける要素が無い。

4 イボミ、春先は調子が今ひとつだがスイングは独特である。彼女はクラブをフォロースルーで振り切っていない。つまりハーフスイングのように見える位の脱力スイングである。青木瀬令奈などと比べると「半分の力」かと思うくらいあっさりとしている。なのに距離は平均以上に飛んでいるのは、如何にインパクトが正確かということではないだろうか。体幹がとてつもなくしっかりしている証拠である。ただ好調時に比べてショット・パットとも今ひとつというのは、去年の賞金女王連覇を知っているファンからすると歯痒いかもしれない。イボミも人の子だということだろう、不動裕理のように6連覇というのは今の時代、無理な話と思っておいたほうが良いようだ。或は彼女は来年あたりアメリカに行くつもりなのかも知れない。あくまで希望的観測ではあるけれども。

4 川岸文華、素材の大きさを感じさせるが今一荒削りでまだ経験不足は否めない。バーディを取っても無表情なのは度胸が座っているのか、何にしても未知数の魅力がある。圧巻は飛距離もさることながら、トラブル脱出のショットとグリーンでのピタりと止まるアイアンである。女性的魅力は全く無いが、そんな事まるで気にしていないように見えるところなどは、不動二世といっても過言では無い。若手ナンバーワンの勢いがある。

5 宮里藍、今更出てきて下位でうろついているようでは意味がない。米ツアーで9勝も上げていてレキシートンプソンより勝利数は多いのだが、ゴルフスタイルは迫力が全然無い。今のゴルフのトレンドは「ガーンとドライバーを飛ばして、圧倒的な飛距離で勝負」するのがトッププレイヤーであり、針の穴を通すような芸術的なゴルフは年寄りっぽくていけない。それでもスコアが良ければまだいいが、肝心のパターが入らないのではどうしようもない。彼女の復活があるのならアメリカツアーに専念すべきだし、成功を収めその成果を日本に持ち帰って日本ツアーに役立てようというのであれば、帰国するのは年齢的にはまだ早すぎる。もう10年位頑張って、それから帰って来るのがベストじゃないかなぁ、彼女の為に。

6 山崎千佳代プロ、日本語の喋れない不愉快な解説者のナンバーワンである。どこがいけないかというと、いろいろ喋った挙句に「結論を言わない」のである。起承転結の「結」がないのだから、聞いている方は不完全燃焼が続いて腹が立ってくる。「ここは右からのコブがあって下りが早いですから」といったきり、どうするのがいいのか全然言わないのだ。もし言わないつもりなら、「下りが早いです」と言い切るのが日本語の約束である。「〇〇ですから~」と言われれば、誰でも「?」と結論を待つ。それで肩透かしを食わされるのだから殴りたくなるのも故なしってえもんだ。選手時代は活躍したのだろうが、明るいキャラだけで解説者を選ぶテレビ局のディレクターが如何に視聴者を無視しているかと言ういい見本である。解説は岡本綾子のように「面白くて中身のある」解説が素晴らしいと思う。はっきりと言わせて貰えば、山崎千佳代はクビにして、次回から是非岡本綾子にお願いしたい。

7 上田桃子、相変わらずの不貞腐れキャラ全開で全く不愉快極まりない。今回も映像が出ていたが、いつまでテレビ的に使うつもりなのか疑問である。こないだもKKTバンテリンの時に、熊本出身だから復興の為に是非勝ちたかったなんて下らない事で涙を流していたようだが、熊本を応援する本人が不貞腐れていては何が復興なのか、「ふざけるな」と言いたい気もする。「声高に主張するだけが復興ではない」とは、私の正直な感想である。何も世の中「地震だけが不幸では無い」のだから、いい加減に熊本可哀想モードはやめてもらいたい。とにかく上田は態度(生き方とも言えるが)を変えない限り、見る気はない選手である。

8 期待の若手たちはどうしたかと言うと、堀琴音は47位、松森彩香・杏香姉妹は予選落ち、香妻琴乃・青木瀬令奈は41位、菊地絵理香は52位、柏原明日架は8位タイ・山城奈々は61位など、その他の注目選手は沈没して、今回の試合の興味はキムハヌルとレキシートンプソンと川岸文華の「世界三大対決」に絞られた。

キムハヌルとレキシートンプソンはコースの難しさもツアーの戦い方もよく知っていて、どこをどう攻めるかマネジメントもわかっている二人だし、それを高い次元でやれる技術と精神力を兼ね備えているプレーヤーである。この茨城ゴルフクラブはそのようなプレーヤーにとって攻めがいのある難コースなだけに、最終日は手に汗を握る息詰まる勝負が続いたのも納得である。そこに荒削りな才能が戦いを挑み、二人の勝負に割って入るワクワクする展開だ。二人は川岸の存在をライバルとは意識していないが、川岸は無理矢理にでも入ろうとしている。久しぶりに「真剣勝負の面白さ」を味わうことが出来た良いゲームである。

結果はキムハヌルの優勝で終わったが、川岸も結構いい線いっていて「案外勝負できるレベル」になっていた。17番のレキシーのアプローチミスは、彼女もいっぱいいっぱいだったんだ、と思ってちょっぴり可哀想に思ったのは、根本的にアメリカ崇拝から来る外人=カッコイイという感覚からは脱皮していないのかもしれない。しかしキムハヌルは素晴らしいゴルフだった。唯一の驚きは、優勝スピーチの声が「意外と低いドスの効いた男っぽい声」だったのは超ビックリ!であった。私は川岸史華、ファンになりそう。

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