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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

毎週女子ゴルフ(10)フジサンケイレディースの決勝は波乱の予感?

2022-04-23 20:18:13 | スポーツ・ゴルフ

今回のフジサンケイは、初日「63」という、コースレコードタイの圧倒的スコアで飛び出した高橋にとっては、「初優勝のお膳立て」は完全に整った!、と思ったに違いない。しかし今までも似たような状況は数多くあったのに、高橋独特の「最終日の分厚い壁」に阻まれて、どうしても勝てずに「涙の2位」に甘んじていたのだ。今度こそ!と思えば思うほど最終日に思わぬ伏兵が現れて、目の前で勝利をかっさらわれている。果たして今回は過去の不安を吹き飛ばすような、会心のゴルフで「晴れの初優勝」を飾れるか?

その運命の伏兵に名乗りを挙げたのが、9アンダーの木下彩と8アンダーの安田佑香の2人である。木下彩はステップアップツアーでも優勝している実力者で、その時も「コースレコード」を叩き出し、あれよあれよという間に上位をぶっちぎって勝っている。今回は最終組での優勝争いだが、問題は好調のスイングが「2日続けて」出せるかどうかだ。勿論、3日間全部にハイスコアを求めるのは、どんな選手にも無理だろう。初日は3つボギーを叩いて1アンダーだった。2日目はボギーなしの8バーディと爆発したが、このボギーの数が「優勝できるかどうか」の鍵のような気がする。木下は飛距離も出るし、球もあまり曲がらないそうだ。メンタル的にも失うものはないだろうから、明日は「一旦白紙に戻して」ガンガン来るのではないだろうか。前半でダダダっとバーディが取れて抜け出すようなことがあったら、後半の難ホールも「勢い」でクリア出来ると思う。だがボギーが最初に来るような展開になると、性格的に「粘り強くはない」ようなので「あっさり崩れる」可能性もある。勝負は前半の「出だし4ホール」と見たが、どうだろうか。

安田裕香はミレニアム世代の中でも実績という点ではピカイチだった選手だ。体は細いが日本代表として海外経験も豊富で、あのオーガスタで「確か優勝争いをして、3位」に入った実績もある逸材である。しかし彼女は見ての通りのガリガリの体で、プロになってからも体重は増えず、最近までは腰痛にも悩まされて、同期の古江彩佳や西村優奈・吉田優利等に丸々1年遅れを取っている現状だ。ようやく体調も戻りつつあり、本来の「ゴルフの技術」が発揮されようとしている。木下彩に比べれば飛距離も出ないし、爆発力という点では少々劣って入るにしても、鉄壁のマネジメントと多彩なグリーン周りの技が出せれば、十分勝負になると私は見ている。問題は、誰が見ても「体力が持つか」だろう。まだツアーで戦う体力は、備わっているとは言えないと思う。一応ネットで調べると、身長163cmで体重53kgだそうだ。私は174cmで70kgだから「あれれ?、意外とあるじゃないの?」と思ってしまった。まあ、お腹周りの脂肪で体重を稼いでいる私と、脂肪なんか全然ないプロのアスリートとを比べるのは「お門違いも甚だしい」とは思う。それで、大体同じ身長のテレサ・ルーと比べると、テレサは164cm・58kgだから、安田の方が「5kg」くらい痩せている。うーん、やっぱりプロとして1年間戦うのには、エネルギーが少々足りないかな?、という気はする。テレビで彼女のプレーする姿を見ると、腕や脚がか細くて「全然筋肉がついていない」ように見えるが、飛距離は240ヤードと意外と飛んでいる(ネット情報)。やっぱ飛距離は力じゃなくて「スイング」なんだなぁ、と妙に納得した次第(飛ばしはスイングだとしても、だから何だって言うわけ?)。まあ何にしても、明日は「渾身の決戦」になりそうだ。

私の個人的な希望を述べれば、今回は「高橋彩華」に勝たせてあげたい。万年2位コンビの西郷真央があっさりと優勝し、今やツアー No. 1 の実力者に上り詰めているのを見ているから、今週は何が何でも「絶対優勝する!」と心に誓っている筈である。明日は木下・安田とのペアリングになると思うが、2人のスコアに惑わされることなく、「自分のスコアだけ」を考えてプレーする事を期待したい。相手の動向を見ながら戦い方を変えるような「アン・ソンジュの強靭なメンタル」は、まだ彼女には備わっていないだろうと思うからである。18番ホールに上がる時に「初めて」私、勝ってる!と思うくらいの感覚で丁度いいんじゃないだろうか。とにかく普段の彼女の調子を出せれば、自然と勝利は「転がり込んでくる」と思いたい。長いこと2位という順位に苦しんできた高橋。いつもは試合は録画して見ているのだが、今回ばかりは「生で」彼女の優勝を見る予定である(勿論、お気に入りの「麒麟:淡麗(生)」を飲みながら応援するつもりだ)。

おまけ:私の推している「松森彩夏」が大躍進の8アンダーで回り、安田佑香・藤田さいきと並んで3位タイでフィニッシュした。明日は藤田・松森に先週優勝の「植竹希望」と最終組ひとつ前で回る。松森は女性ゴルファーらしくない「心も体も完全なアスリート」だという噂でもっぱらである。心がアスリートとは、要は「超サバサバ」してるってことだろう。ウェットなメソメソした感情は微塵もない「鋼のメンタル」で突き進みそうだ。妹の「杏佳」も同じくゴルファーとしてプロの試合にも出ていたが、惜しくもプロテストに不合格のため、今週は姉のキャディをしているようである。姉の彩夏も綺麗なスイングをしているが、私の見たところ「妹の杏佳」はもっと荒削りで迫力があったような気がする。とにかく早くプロテストに受かって「試合で見てみたい」選手の一人である。まあ、姉の彩夏の方は「出る度に予選落ち」を繰り返していたようだから、明日はどれだけやれるか心許ないが、トップ5に入れれば賞金も相当出るので、アスリートとしては「賞金目当て」で多少ガッツいてもいいかも。もしかしたら「もしかして大化けする」のが他ならぬ松森じゃないかと私は睨んでいる。藤田さいきは、結果的に2位くらいに収まるんじゃないか。あまり欲が無さそうだし。

というわけで、「高橋彩華の初優勝」を期待して、明日はテレビに釘付けだぁ!


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