和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

『凛』

2013-12-21 08:56:17 | 日記
『凛とした』をイメージして書いてみました。



縦のラインをもう少しスピードおとして、同じ太さで奥行き感ある墨色にすればよかったかな。

ま、朱墨ですけど(笑)

一筆一撃ですから、今回はこれで。


緩急の自在さが、文字により意味持たせるポイントのひとつですね。


直下型地震

2013-12-21 07:43:07 | 日記
今後30年間にマグニチュード7級の直下型地震が起きる確率が発表されました。

70%だそうです。

これはもう確実にくると考えたほうがよいでしょう。

家具が倒壊して怪我をしないような対策や、数日間文の食料や飲料水の備蓄、少ないながらも電力の確保、避難場所の確認や、出先から自宅への帰宅経路のイメージ、そして一番大切なのは被災時の心構えと対応でしょうね。

被災場所が高層ビルなのか地下街なのか、津波に襲われる可能性高いのか低いのか、家族と離れた場所にいたらどのように連絡とりあうのか等、考えておくべきことも沢山あります。

自宅や職場の対策を少しづつでも進めていこうと思います。


死亡者数2万人以上、被害額は数千兆円との試算が出ています。

想像も出来ないほどの、とんでもない数字です。


関東大震災は大正デモクラシーを瞬時に瓦解させ、震災からの復興の為に出した巨額の復興国債が政府の大きな負担となり、その後の戦争に結びついて行ったとの考え方もあるようです。


震災対策は復興の方法やそれにかかる時間なども示すべきでしょう。

その試算に大きく関わってくるのが、原発による放射能汚染でしょう。

原発が無事だった場合とそうでなかった場合で、数字はかなり変わってしまうからです。
場合によっては、日本列島全てが放射能に汚染され、復興は不可能。
人も動物も数百年間住めない場所となることも想定しなければならないのです。

現在の生活を考えれば、即刻全原発廃棄は難しいでしょう。
しかし、地震国日本において、将来的に原発は全て廃棄しなければならないと思うのです。

日本に住む全ての人々の生命と、そこから生まれてきた文化を、このまま危険にさらし続けるわけにはいかないのです。

未来の子供達に美しい日本と文化を残し、そこで生きる事の素晴らしさを学べるようにしなければなりません。

少なくとも先祖はそれらを守ってきたのです。

法隆寺も正倉院も焼き払われず、盗掘されずに残った古墳も数多く存在するのです。

しかし原発による放射能汚染は、それら全てを暗黒で覆ってしまうのです。

ダムの湖底に沈んだ村でさえ、水が日上がれば見ることも行くこともできますが、放射能に汚染された法隆寺には拝観する者も無く、保存する予算も無く、数百年の間に間違いなく朽ち果ててしまうでしょう。

10年でだめになるかもしれません、、、

だめになる時は一気にだめになるものなのです。

全国各地で見てきた素晴らしい景観や、出会ってきた人々とその暮らしが放射能で汚染されてたまるか!
という気持ちです。

代替えエネルギーの研究開発と、将来的な原発廃棄を切に望みます。


あ~、朝から重い、、、、