感想:屍人荘の殺人

2020-01-21 06:48:58 | 映画



公式サイト



その年の「このミステリーがすごい!」1位はきちんと読もうと思っているんだが
結局この原作は読まずじまいだったので映画化はちょうど良かった。


【あらすじ】
何者かからの不穏な脅迫状を受け取りながらも
野外ロックフェスへ向かった学生たち。
しかし突如、フェスの客たちが次々にゾンビ化していく。
宿泊のためのペンションへ逃げ帰ったものの、
いつまでゾンビの侵入を食い止められるかわからない状況のなか
館で殺人事件が発生する。


ミステリにゾンビを持ち込むのは過去にもいくつかあったと思うけれど
立てこもった館が徐々にゾンビに侵食されていくという
ゾンビ物としてもきちんと面白いのが偉い。
ゾンビってお約束のカタマリだから作品のベースにするのにピッタリの素材よな。



そして探偵である剣崎比留子役の浜辺美波が超可愛い。
ドラマ版「あの花」で誰がやってもコスプレにしかならないであろう
ハードル激高のめんま役を生来のオーラで演じきって高評価をゲット。

さらにドラマ版「咲-saki-」で、それこそリアルにコスプレ大会だった中、
唯一原作を超える可愛さを打ち出してしまった奇跡。
やっぱりここまで「映える」能力ってのは生まれ持っての才能だな…。


そしてこの映画でも自分の可愛さを理解したうえで
比留子の無表情な電波っぷりをきっちりこなしてしまう演技力。
一気にファンになってしまった。



あと気になったキャストはこういったサスペンス作品に
いつのまにか混ざってくるドランクドラゴン塚地w
序盤であっさりゾンビ化したのはいいとしても
それを見て泣き出してしまい母親と退出していった子供がいた。
ゾンビ自体は良くても人の良さそうなおっさんがゾンビ化するのは怖いのかもな…。



ミステリとしてのトリックは、評価されてるだけあって流石に素晴らしい。
原作からどのように脚色されているかはわからないけれど
非常にシンプルかつフェアーな伏線を置きまくっているので
終盤の謎解きがテンポよく展開していく美しさ。

倒叙型ミステリでよくある「探偵が最初から犯人を見抜いている仕掛け」も
一本取られた感じで面白かった。



総合的にはかなり満足。
ドラマとして非常に良く出来ていたのもそうなのだけれど、
この満足感の8割は浜辺美波によるものなので我ながら糞ミーハーだw

できるだけ時間を作ってきちんと原作の続編を読みます…。


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