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観てきました!!
全員で安楽死をするために集まった12人の子供たち。
しかしそこには初めから1人の死体があった。
実行に移る前に、その謎を解明するための討論が始まる。
発売直後に小説のほうを読んではいたが、すでに内容を結構忘れてるし
予告編もなかなか面白そうだったし、せっかくなので。
キャストがみんな美男美女だよなぁ。
これで自殺志願者ってのはなんか違和感がある。
もっと死にたい雰囲気を出してる奴らを出演させろよ。
まあそれだと俺は観ないけどw
クールビューティーの7番ちゃんが杉咲花。
イメージとはちょっと違うけど、演技での説得力が素晴らしい。
いちばんのメインともいえるキャラだけに、
これだけのオーラを持ってる女優を据えたのはナイス。
美少女タレント役の4番が橋本環奈。
美少女=ハシカンって安易だろ!! なんて思っても
実際可愛いんだから仕方ない。
顔を隠しているところから正体を明かす場面は演出も相まって本当にすごい。
メガネ男子が3人いるのはちょっと判別が難しかったw
宣伝ポスターでビンゴできてるしなーw
そういや原作でもイメージを分けるのが難しかったわ。
謎の膨らませ方がいかにもミステリだし、
小説ではわかりづらかった病院内でのトリックも
映像化されるとバッチリ理解できる!
そして12人のキャラクターと死にたい理由がすんなり頭に入る脚本には驚いた。
尺の問題で説明不足な部分もあるとはいえ、
心理描写までサクッとこなすテンポの良さはいかにも映画的な爽快感。
病院の院章?なのか、中庭や部屋の入り口に
母親の胎内に子供がいるモチーフのオブジェがあって
「命の大切さ」の無意識の刷り込みを狙ってるのがあざといw
宣伝では「脱出ゲーム」と謳ってるが、
「十二人の怒れる男」をもじっているとおり、討論がメインの内容。
ぶっちゃけて言えば宣伝詐欺だけれど、騙されて観たとしても十分満足できる。
若者向けのエンターテイメントとして上質。
客層は若者9割おっさん1割といったところ。
おっさん連中は年季の入った冲方丁ファンなのかもしれんなw